セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

連鎖 (2020/韓国)(キム・ジョンシク) 70点

2024-06-06 11:40:44 | 映画遍歴
障害児と社会とのありかたを描いたものだが、キリスト教の理念にはかなり入り込めてはいるが、肝心の事件の真相に触れていないので、どうにも煮え切れない気持ちが残滓として残る。主人公デミョンの演技は出色ものだ。 . . . 本文を読む
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アミュレット・ホテル(方丈貴恵 著)(光文社  2023) 80点

2024-06-06 08:47:02 | 読書遍歴
これは面白いです。設定が本格ミステリーファンならではのわくわく感。ありえない話といっても最近はやりのSF的手法ではなく、往年からのミステリーファンでも十分楽しめる著書となっている。 よくこれだけ考えられたなあと感心する内容なので、これぞ本格ミステリーといいたい。シリーズ化されるのを期待したい。 . . . 本文を読む
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突劇金魚「GFT版 贋作・桜の森の満開の下」(脚本 山田蟲男、サリngROCK・演出 山田蟲男) at芸術創造館 85点

2024-06-02 19:46:39 | 演劇遍歴
突撃金魚は好きで、東京にまで遠征したこともあった。そのうちサリngROCKさんが出演しなくなり、山田蟲男さんは大きく変身する。作品も軽妙で少女っぽい軽やかさを持った作品から重く暗いものが多くなっている。でもずっと見ているのだが、、。 今回はなんと出演がかなり遠のいていたサリngROCKさんの久々の出演で、もう見る前から少々精神高揚気味。そしてそれは叶った。それだけで私的には十分なのだが、この作品 . . . 本文を読む
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関心領域 (2023/米=英=ポーランド)(ジョナサン・グレイザー) 80点

2024-06-02 09:00:48 | 映画遍歴
話題作である。即、見に行く。なるほどそういう映画か。でもちょいとあざとい感じが匂うかな、、。 映像は全面パンフォーカスしていて細密画あるいはワイエスのような画像で美しい。うっとりする。これも恐らく塀の向こう側で行われていることを無視することのできる人間への限りない嫌味あるいは警鐘のつもりなのではあるまいか、キレイにキレイに描くことでヘスたちを罵倒している。 冒頭から何度も出てくる画面の黒塗り。 . . . 本文を読む
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ありふれた教室 (2023/独)(イルケル・チャタク)  80点

2024-06-02 08:43:01 | 映画遍歴
予告編で絶対見なきゃと思ってみた作品。同僚から疎外される教師の日常を描いている作品かなと思ってたら、意外とオーソドックスなホントありふれたどこにでもある教室を描いたものでした。 主人公の女教師や校長先生、ほかにそれほどやる気のないフツーの先生たちがまるで自己回顧の気持ちを持たない人たちなので、見ていていやな思いをするのだけれども、でもそれなりに面白い作品ではある。 これだけ騒ぎを起こしておいて . . . 本文を読む
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