何故か最近この手の映画が集中してる。『50/50』、『永遠の僕たち』など若い世代が死を見つめる映画だ。この映画も設定は全く同様。けれどメチャ明るく装っているところが異色だ。
画面では難病映画お得意の主人公の絶望の光景など全くない。その分恐らく内面ではその反発があるはずなのだが、この辺りの演技はさすが【ケイト・ハドソン 】はうまい。手馴れたものだ。
僕は彼女が主治医と熱愛していく過程が少々腑に落ちない気もしたが(何故って、死期が分かっている人と対峙するという設定で、男の方も医者でなくとも多少はたじろぐでしょうが)そんなことお構いなしに映画は進んでゆく。何か、無理やり通常の難病映画の進みゆく方向を変えているように僕は思ってしまったが、、。
そして最後は明るいむしろやかましいジャズの鳴り響くにぎやかなお葬式である。こういう葬式もいいのかもしれないが、でもね、、。
『永遠の僕たち』もそうだが、ひょっとしたら現世以外に死んでなお且つ親しい人が待っている或いはいざなってくれる人がいるような描き方は安心そうに見えるが、やはり逃避しているかなあと思う。
でもそうだったらやはりいいね。
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