うーん、これは良く出来てる。前半の登場ヒーローの前触れがさすがこれだけ多人数だと整理するのに気を使ったけれど、いよいよ団結してからのくだりは見せ場が全員公平で立派、しかもCG超グンバツ、これを見せられ何をか言えよう、、。
よくあるオールスター映画という偏見はものの4、5分で消え去り、そこにはどっぷり画面に食らいついている自分がいる。レナーがあっという間に敵陣に入りしばらく出番のないのは寂しかったが、それでも終盤のあのクラシックな攻撃法はやはり粋で童心をくすぐる。(そんなの僕にあったけ?)
お相手みたいな一番心配していたわがヨハンソンさま、これがなかなか気の効いた使い方で団結への芯となっている。しかもこのようなアクションでも十分使えるツワモノであることも分かった。ますますヒートアップする僕。
ダウニーJrは自分をそれほど出さず今回は正解かな。ちょっと年齢も感じるシーンもあったけどまだまだいける。相変わらずチャーミングだ。
兄弟が敵味方に分かれて戦うと言ったところのシチュエーションもこの映画の掘り深いところで、あの、悪の弟ちゃんも憎めなかったよ。これはマーブルコミックの精神を十分に表しており楽しめる要因となった。
エヴァンスが一方では主役みたいだけれど意外とダサい印象が残ります。少々持ち物がクラシック風ですもんね。でもこれがいいのだ、と言える勇気。
意外とよかったのが何と言ってもハルクです。この強靭なまるで無敵を得たような戦いぶりはこちらの心まで飛びました。こんなハルク、今まで見たことなかった、、。
でも何と言ってもあの「ナウシカ」を意識した要塞には心動かされました。映画愛の心酔ぶりをこんな風に表現するとは、恥ずかしいを超えて立派の一言です。これは許します。アニメの世界への賛辞です。
いろいろ映画を見ているけれど、これだけCGが自然で映像が自由ということは作り込みが大変だったわけで、その技術に最大限の賞賛を与えます。とにかく2時間強僕の心が自由に宇宙空間に照射されましたね。
とにかく凄い。封切りラストで見て置いて本当に良かった。ありがとう。感謝です。
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