セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

新・平家物語 (1955/日)(溝口健二) 60点

2007-10-02 21:11:56 | 映画遍歴
確かに映像・美術はさすが凝っている。しかし、美しいものの際立って素晴らしいというほどではなく、大衆的な動画と肝心の清盛の内面への入り方の浅さに人間ドラマとして少々不満が残る。
また木暮実千代の西洋風胸開き衣装は何を意図しようとしていたのか不明だし、他作品に比べて演出的にも凡庸で緊密感がない。
不満足だったのはあのラスト。連続テレビドラマの終わりではあるまいし、いかにもこの映画をまるで投げ出した感さえする。全体に何か見るべきものがない無気力さえ感じられる作品だとお見受けしたが、、。

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