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梅田映画日記(10/16)

2007-10-16 22:14:28 | 書きとめ日記
ジャ・ジャンクーの映画「長江哀歌」がテアトル梅田でやっている。ジャンクーの映画は何となく見た「プラットホーム」からずっと見て来ており、何故だか好きな監督だ。美男美女が出るわけでもなくかといってただカメラの長廻しの多い、ドキュメンタリー風の青春回顧映画が多い。
今回はなんと主役が50前後の初老の妻を捜している男。16年音信がないという。もう一人の主役は2年間、こちらも音信不通の夫を探しているボトルで水ばっかり飲んでいる若妻。その二人がダムの水没する古都にやってくる。
うーん、実に映画的ですね。映像も綺麗です。でも、何か、主役がいつものように若者ではないので、いつものほろ苦い青春というテーマが変質してしまっている。ジャンクー、まだ若いのだからもっとヤングを見つめていけばいいのではないか、僕は思ってしまう。
その後ロフトで買い物をしてエレベーターで地下に降りて「題名のない子守唄」。
トルナトーレ&エンニオ・モリコーネによる完成されたミステリーものだ。「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督とは思えないほど、娯楽作に徹していたなあ。
見ている間は十分楽しんだけれど、、。
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