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RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 (2010/日)(錦織良成) 75点

2010-06-05 15:14:31 | 映画遍歴
この題名の付け方。こうそのまま書かれたら逆に映画館に駆けつける人も少なくなるのではないか、と僕は思うがそうでもないのだろうか、、。

とこんなことを考えながらスクリーンを見ていました。でもこの映画、丁寧な映像の作り込みで、映画を見ている間はとてもしっとりといい時間を僕たちに与えてくれます。話と話の間もいいです。どうということのないエピソードが続くだけなのですが、これが自然で人間がそこに生きているという感覚を持たせている。

違和感のあるのは子供を運転席に入れてしまうシーンの前後話ですが、これはやはりこの映画の調和を乱しているかな。東京だったか自分の息子を入れてしまった運転士が確か懲戒免職になったのではなかったでしょうか。美談にするのはちょっと無理かも。

まあ、子供のころからの憧れの職業を年齢にかかわらず選ぶというのは別に大したことではないとも思いますが、島根の自然が人間本来の柔らかさを実によく表現していましたね。

と、映像を見ている間は本当に至福になる映画です。でも映画館をちょっとでも出るとすぐ目の前の現実に戻ってしまう映画でもあります。

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