いわゆる難病ものである。趣向が違っているのは、姉のドナー対象として人工的に生産(?)された妹が両親を告訴するという設定である。このテーマは深い。考えさせられる。実に重い。そういう思いで見ていくと、、。
ちょっと違うんだよね。人間の誕生にかかわる基本的な人権問題は掘り下げられない。時間がたっても家族間の情感は語られるけれども、それはふうっとはるかかなたのことのように追いやられ、語られることはない。何のことはない、それはラスト近くで、あっけないうっちゃりをかませられることになる。
となると、この映画は死と愛を見つめてという今まで作られてきた愛の映画とそれほどは変わらなくなる。この点がぼくには意外で、ある意味がっくりきたところである。キャメロン・ディアスの女優魂を賭けた剃髪も感動するに至らなかったのである。
でも、僕のこの映画を見る視点を少しずらせば立派な愛の映画であることは間違いない。映画構成といい力作である。
ちょっと違うんだよね。人間の誕生にかかわる基本的な人権問題は掘り下げられない。時間がたっても家族間の情感は語られるけれども、それはふうっとはるかかなたのことのように追いやられ、語られることはない。何のことはない、それはラスト近くで、あっけないうっちゃりをかませられることになる。
となると、この映画は死と愛を見つめてという今まで作られてきた愛の映画とそれほどは変わらなくなる。この点がぼくには意外で、ある意味がっくりきたところである。キャメロン・ディアスの女優魂を賭けた剃髪も感動するに至らなかったのである。
でも、僕のこの映画を見る視点を少しずらせば立派な愛の映画であることは間違いない。映画構成といい力作である。
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