セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

ルート225 (2005/日)(中村義洋)

2006-03-20 23:26:05 | 映画遍歴
不思議なファンタジー映画だ。何かいろんな解釈のできる映画で、兄弟でねじれた世界に迷い込んでしまうわくわくする物語だ。
だが、両親のところに帰れないのか、両親がいなくなってしまったのか、このねじれは何なんだろう、と映像を見ながらみんな頭をひねる。
海があること、事故死した女の子が生きていること、高橋由伸が太っていること、、この3つがまたもとの世界に戻れるキーなんだと思いずっと考えていたけれど、全くそれらは種明かししてくれない。
ドラマは成長した二人の明るい顔で終わる。二人それぞれ離れ離れになるというのに、、。
何か乙一の「So-far」が両親がいるのに見えない子供の話であったが、それを思い出してしまった。
別れというのもいつかは経験しなければならないものである。試練でもある。
僕らの周りの世界でもこのようなことはざらにあるのではないか。今僕らがいる世界だけが本当の世界でないかもしれない。同時に同じ人間が生活しているのかもしれないし、、、。とか、いろんなことを考えてしまう、面白い映画だ。
後々忘れ得ない映画となろう。
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