まず60周年おめでとうございます。ものすごい数字だと思います。皆様の日頃の積み重ねがそうさせたと思います。
まず「ガタロ」。日本昔話のような素朴でしかし河童をモチーフに何やら人間関係の複雑さ・深さを揶揄させる内容だと思いました。
そしてそれが2幕目の「川向かう」に生きてくる。
かなり昔の話なのだが、もろ差別のことだとは思えないやり取りの中、この話の基底に流れているのが部落差別の話だと分かってくる。もうなくなっているはずのこのことが現代にもまだ影響を与えていることを我々は忘れてはならない。
ラスト近くの母親の心の叫びはもう演劇を超えていたと思われる。壮絶でした。
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