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20年ぶりのヨーロッパひとり旅とほほ日記(その1)

2015-05-27 19:23:13 | 書きとめ日記

5月中旬に2週間ほどパリ・ウィーンに旅立った。働き盛りの20年前にも一人旅をしたがその時は添乗員のいるツアー旅行でそんなに困難は感じなかった。しかし、、

今回はホテル、飛行機を予約しただけであとはすべて自分でしなければならない。例えば搭乗手続き、ホテルのチェックイン等々、当たり前のことだがこれが結構大変なのである。

日本から離れるときはそうでもなかったが、実際外国についてからが想像以上に語学のできない僕はめちゃ大変だった。あれだけ外国語映画を見ているから多少は英語を分かっているかなと思ったけれど、実際はそんなものではなかった。

相手の言っていることがまず全く理解できない。さらにそのうえ、自分の考えている言葉が全くてんで出てこない。(しゃべるときは困難な時(トラブル)に決まっているから考えたら当たり前だけれど、、)

海外旅行での一人旅ワースト3(個人旅行の場合)は次の通りです。

①英会話ができないことによる苦悩。②食事が合わない。③外でトイレがない

①については20年前に比べてパリ、ウィーンの人たちはほとんど英語を話すようになっている。(ダメなのは僕だけだ。)

②については日本料理より外国料理が好きな僕は全然大丈夫だと思っていた。ところが、メニューが読めないせいもあるが(メニューではフランス語、ドイツ語で英語表記なし)適当に頼むとものすごい量の食物が出てくる。

モロー美術館の帰り、カフェバーでランチを頼んだら、アントレ(前菜)だけでもう腹いっぱい。もう帰ろうと思ってボーイさんに告げると、催促だと勘違いしたのか、メイン料理のステーキが2枚出てきた。1枚半を死ぬ気で食べたら、最後は膨大なデザートのタルトケーキ。うーん、これはひょっとしたら死ぬぞ。(間違えて2人分を頼んでしまったのかなあ、、)そう、外国ではアラカルトでうまく逃げないと大変な目に会う。

③パリ・ウィーンに関しては外でのトイレは全くない。空港、美術館、レストラン、カフェバーしか原則としてない。日本での違いと言ったらまさにここ。

百貨店(日曜日休みでした)でも、駅でも、日本だったら当たり前にあるところに全くない。トイレをしたくなったら、カフェバーに入るしかないのであるが、また水分であるカフェを頼まなければならない(値段は大体2~3ユーロ)。当然、水分は慎むことになる。普通のパリジャンは通勤等でどうしてるんだろう。子供たちはどうなんだろう、と素朴な疑問が湧き出る。

とは言っても3時間しか持たないです。(たまに有料トイレもないことはないが、怖いおばさん(移民の人たちに見える)が入口に頑張っていてとても入る気がしない(0.5ユーロ)。エッフェル塔の公衆トイレ(もち有料)で若き女性が長い列の後やっと入ろうとしたら、あまりの汚さだったのだろう、恋人の男性に入場拒否を告げていた)

恐らくカフェ、公衆トイレのトイレ(的)収入が意外と多く、やめられないのではないか。また、パリでは人種的職業区分が明確であるように思えた。まあ、ニューヨーク他でも一緒だというから日本のトイレ天国事情(僕はそう思わないが)は日本独特の文化なのかもしれません。

また、パリでは2回、危ない人たちに追いかけられた。日本人は狙われやすいというのは本当だ。

以上のワースト3はツアー旅行では添乗員がうまく仕組んでいるので実際あまり感じなかった。個人旅行で初めて分かるところ。個人旅行って、ツアー旅行にはないいい部分はいっぱいあるのだが、多少の英会話は最低限必要だということか。

特に語学がダメな僕は当たり前の話だが、迷っても道を聞けないのである。だからパリ・ウィーンの街は僕にとってはカフカのような悪夢の迷路に変貌しました。

そして単なる他人事だと思っていたロストバゲージも今回初めて経験してしまう。ウィーンについても荷物が出てこない。(なんか予感してたんだよね) いろいろ奮起して頑張ったら、まだパリにありますとのこと。やり取りがウィーンの若い娘だったから意外と楽しかった。

パリからウィーンへ至る初夜は荷物なしで泊まることに、、。(でも、仕方なく風呂に入っていると午後10時ごろ荷物が配達された。ある意味ラッキー! だって、重い荷物を持たずにホテルに持ってきてくれた、よね。しかも無料で、、)

次回は楽しい美術館等の話でも話題にしましょうか、、、。

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