ベン・アフレック、骨太の会心映画です。こんな映画を撮りたかったんだ。それが実によく分かります。
単なるならず者がギャングの傘下に入ることでどんどんのし上がってゆくその疾走感。初めて愛した女はボスの女。まだ若い彼は愛の燃焼に身を燃やす。これは彼の人生に影響を与えることになる。
完全に悪者の主人公なので、感情移入はそこそこに、でもこれが悪徳ものではなく通常のサラリーマンと考えれば、だれにでも親近感のある映画となってくるその仕掛け。なかなかアフレックいいよ。
ラスト近くでは、因果応報なども感じられる展開で見ごたえがあった。それにしても、ボスの女との長い愛の持続にこの映画の一瞬の光を感ず。好きだなあ、この映画。
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