セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 73本、 演劇 45本

朝が来る (2020/日)(河瀬直美) 80点

2020-11-04 17:43:47 | 映画遍歴
河瀬作品はメジャーでは安定した映像が見られる。恐らくいつもより抑えているのであろうと思う。だから登場人物の心理に比重がかかるように持って行く。 いつもの山々の木々の風とうねりで、人物の葛藤する心理状況を、そして海の夕日を多用して静まり行く挽歌のようなものを描くかと思ったら、展開的にはほのかに灯る朝日の前触れを描き、驚かせる。 この映画の展開がまずうまいんだよね。まず夫の無精子症の懊悩で悲劇性を . . . 本文を読む
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