セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 73本、 演劇 45本

この世の果て (2014/韓国)(キム・ムンフム) 55点

2014-08-24 13:45:40 | 映画遍歴
韓流の一番ダメなとこを連ねた映画でしょう。イケメンとヤクザ世界と純愛。それを題材にすれば一編の作品ができるなんて勘違いしてませんか?それにしてもこんな作品に観客席がびっしりなんて、こちらの方が現代の恐怖です。この世の果てです。 . . . 本文を読む
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殺意の構図 探偵の依頼人(深木 章子著 2013 光文社) 75点

2014-08-24 13:31:58 | 読書遍歴
それぞれの視点で事件を描写した構成は良くあると言ってもやはり面白い。結構人が死んでいくが、トリックも説明調で実現可能かどうか不明だし(特に別荘での水死)、ラストのあっと驚くひねりも小説的には面白いが、現実に父親の職業がK事なのに娘が知らなかったというのかなり無理があり過ぎ。(公務員なんですぞ) 元弁護士という実務上の話展開は確かにユニークで新鮮である。しかし、現弁護士が犯罪をしてしまうという設定 . . . 本文を読む
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貘の檻(道尾 秀介 2014 新潮社) 80点

2014-08-24 12:05:00 | 読書遍歴
待ちに待った道尾の新作。しかも400ページ。そして字がぎっしり。読みごたえはありそうとほくそ笑んでページを繰る。 久々ではないかなあ、こんなミステリー風の小説は。文章は練れていて美しい。地方の聴きなれない言語までが律を成している。緩やかで哀しい物語である。ちょっとした勘違いが悲劇を重ねる様はちょっととも思うがでも面白い。 主人公の自殺を意識した想いと、9歳のけなげな息子との心の結びつきが感銘を . . . 本文を読む
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