セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 73本、 演劇 45本

借りぐらしのアリエッティ (2010/日)(米林宏昌) 80点

2010-07-22 20:44:35 | 映画遍歴
療養所から見えるモノ。自然、山、木々、植物、虫。そして人間たち。明日がない人間にはすべてうらやましいものに見え、今生きていることのすばらしさは分かりすぎるほど分かる。そんな少年の視点で描いためずらしいジブリ映画だ。 どこか古い日本の私小説的な雰囲気さえ感じる静かな強さを感じさせる作品です。少年は虫のようにたくましくさわやかなアリエッティに「君たちは滅び行く種族だ」という。今までのトーンを壊しかね . . . 本文を読む
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アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち (2008/アルゼンチン) 70点

2010-07-22 14:01:39 | 映画遍歴
アルゼンチン・タンゴってやはり主役はアコーデオンなんですね。バイオリンもピアノもきらびやかだけれど、やはり人生のコクはこの質素な楽器が人間の喜び、悲しみを奏でている。 過去、最盛期に活躍したマエストロたちが一堂に集結する。それぞれ自分の人生を振り返る。いい話だなあと思うけれど、何故か入って行けない自分。考えたら「ラ・クンパルシータ」一曲しか知ってはいない。音楽を共有して彼らの心に入り込むことが果 . . . 本文を読む
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Shibaiya遊歩堂第9回公演 Passing Game(作・演出清水伸吾) 75点

2010-07-22 13:39:12 | 演劇遍歴
総勢20数人のスポーツ演劇ここにあり。劇中本当にバスケの試合をほとんど真剣にやってしまっている驚くべき演劇でさえある。 登場人物が大勢で、最初はそれぞれ役柄の仕込みを覚えるだけで観客の脳裏を占めてしまうが、そのうち不思議と慣れて来てからは目の前の青春劇にじっくり楽しめくつろぐことができる。 まあ、話はベタな展開だけれど、でも登場人物の多さと言い、アッと気付いたら2時間半近い演劇時間と言い、それ . . . 本文を読む
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