映画暦云十年の我輩でございますが、実にジャッキー・チェンの映画を見るのはひょっとしたら初めてではないかと思われます。もう初老の面影があるジャッキー、しかしさすが動きは敏捷で軽やかだ。ずっと追いかけているファンは過去からの積み重ねでジャッキーの素晴らしさを感得するんだろうけれど、我輩はそこまでの魅力を感じることができませんでした。
作品的には娯楽作品としては水準の出来だろうと思われますが、観客への甘 . . . 本文を読む
まあよく出来ている映画だ。韓国映画の定番というべき、子供を使った神童もの、コメディタッチ演出、貧乏の祖母・孫という家族もの等観客が受け入れるものがすべて混入されており、安心して音楽出世物語を鑑賞できるスタイルとなっている。
敢えて苦言を言えば、お決まりのお涙頂戴ものだけに、映画を見終わった後の感銘度がそれほど高くないというところでしょうか、、。
でも、上映中は一心に画面を見続けることのできるいい作 . . . 本文を読む
リドリー・スコットの新作がひっそりと上映されていることが不思議でならなかったが、鑑賞して納得しました。普通、映画作家は多少自分を犠牲にしてヒット作品を作りその財でじぶんの本当に好きな作品を作ったりすることが多いが、これがそういう作品ならばリドリー・スコットの映画的資質に疑問を感じざるを得ない。
プロヴァンスに子供時代におじと暮らしていた時の郷愁が主人公の人生への転換となるテーマなのであるが、都会を . . . 本文を読む