Sightsong

自縄自縛日記

峰厚介『Plays Standards』

2014-05-06 22:34:42 | アヴァンギャルド・ジャズ

峰厚介『Plays Standards』(A60JAZZ、2008年)を、中古で入手した。発売されたときから欲しいと思っていたのだが、何しろ日本のCDは高い。申し訳ない。

峰厚介 (ts)
板橋文夫 (p)
井野信義 (b)
村上寛 (ds)
福村博 (tb) (7,8)
松島啓之 (tp) (4,5)

峰さんのテナーサックスの音には独特の匂いがあって、渋谷毅オーケストラにも欠かせないのだが、スタンダード演奏も良い。逆に、オリジナル曲で固めた自身のグループは、その独特の匂い満載になってしまい、ちょっとわたしのストライクゾーンから外れる。こればかりは嗜好によるものなので、仕方がない。

この盤は、タイトル通り、スタンダード曲ばかり。「You Are My Everything」、「Beautiful Love」、「Peace」、「I Hear a Rhapsody」、「Lament」、「'Round Midnight」など、ほとんど「待ってました」である。しかも、ヴェテランでメンバーを固めている。これでいいのだろうか、いいのである。

目立っているのは、板橋文夫さんのピアノ。「Beautiful Love」のイントロなんて、浅川マキも十八番にしていた名板橋曲「グッドバイ」の雰囲気そのものだ。バッキングも楽しそうである。

めでたしめでたし。

●参照
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
菊地雅章クインテット『ヘアピン・サーカス』
板橋文夫『ダンシング東門』、『わたらせ』
板橋文夫+李政美@どぅたっち
板橋文夫『うちちゅーめー お月さま』
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』
ユーラシアン・エコーズ、金石出


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