Sightsong

自縄自縛日記

デューイ・レッドマン『Tarik』

2018-10-12 00:31:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

デューイ・レッドマン『Tarik』(BYG Records、1969年)。2001年にイタリアのGet Backから出された再発盤レコードである。

Dewey Redman (ts, musette)
Malachi Favors (b)
Ed Blackwell (ds)

どうだ参ったかのサックストリオ。何が参ったかと言えばこの3人それぞれが参ったか。

とは言えいきなり冒頭はミュゼット。このよれるラインの横で、エド・ブラックウェルがお祭りのごときタイコを叩き、マラカイ・フェイヴァースは謎なテンポで低音を差し込んでくる。そして2曲目、待ってました、デューイ・レッドマンのテナー。太くて、エッジが丸くて、旋律の境界線が溶け合っている。たまに声も吹き込む。そこから最後まで、3人はそのまま続く(笑)。

素晴らしい味わい。誰もこんなの出来ないだろう。

●デューイ・レッドマン
エド・シュラー『The Force』(1994年)
エド・ブラックウェル『Walls-Bridges』 旧盤と新盤(1992年)
鈴木志郎康『隠喩の手』(1990年)
デューイ・レッドマン『Live』(1986年)
シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 再見(1985年)
シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 オーネット・コールマンの貴重な映像(1985年)
映像『Woodstock Jazz Festival '81』(1981年)
キース・ジャレット『Eyes of the Heart』(1976年)
キース・ジャレットのインパルス盤(1975-76年)
オーネット・コールマン『Ornette at 12』(1968年)
スペイン市民戦争がいまにつながる


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