Sightsong

自縄自縛日記

エド・シュラー『The Force』

2015-03-10 07:10:59 | アヴァンギャルド・ジャズ

エド・シュラー『The Force』(TUTU、1994年)を聴く。

Dewey Redman (ts)
Ed Schuller (b)
Jim Black (ds, perc)
Gary Valente (tb)
Oscar Noriega (as)
Andrew D'Angelo (bcl)

今頃聴いているのは安いアウトレット盤を見つけたからだが、そうでなくても、大好きなデューイ・レッドマンが主役とあれば逃すわけにはいかない。

もっとも、もはやレッドマンは丸くなっていて、突出した異物感はない。エッジが丸く、にじみ出るような味がある独特のテナーを聴くことができるのだから良しとする。シュラーの中音域ベースが主役かと思いきや、レッドマンの独壇場に近い。

当時若手であったに違いないサイドメン。ただ、オスカー・ノリエガはレッドマンの前で目立たないし、アンドリュー・ディアンジェロにいたっては出番がほとんどない(異物ガチンコ勝負をすれば面白かったのに)。ジム・ブラックのドラムスにはなかなかドヤ顔感があって嬉しい。

●参照
デューイ・レッドマン『Live』
エド・ブラックウェル『Walls-Bridges』 旧盤と新盤(デューイ・レッドマン)
キース・ジャレットのインパルス盤(デューイ・レッドマン)
シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 再見(デューイ・レッドマン)
シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 オーネット・コールマンの貴重な映像(デューイ・レッドマン)
スペイン市民戦争がいまにつながる(デューイ・レッドマン)
鈴木志郎康『隠喩の手』(デューイ・レッドマン)
三田の「みの」、ジム・ブラック
ピーター・エヴァンス『Ghosts』(ジム・ブラック)


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