『「癒しの島」から「冷やしの島」へ』においてこの勉強会を知り、仕事の後に参加してきた。歩いてすぐなので・・・。
出版労連教科書対策部の主催。岩波書店労働組合後援、沖縄平和ネットワーク協力。
会場(岩波セミナールーム)は座りきれない聴衆、100人超。
先日の教科書検定では、沖縄での「集団自決」が日本軍に強いられたとの記述が、「沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現」という理由で、各社の教科書が修正を余儀なくされた。
教育改悪の一環として、従軍慰安婦問題、南京大虐殺、そしてこの集団自決が、充分な論議なく「なかったこと」にされようとしている。出版労連の吉田氏が語られたように、背景には今後の再軍備化や日米安保の強化を目指した国民の教化(「教科書」ではなく「教化書」!)が目的であることが浮かび上がってくる。
「なかったことにする」ための争点の1つは、狭い意味での「自決命令」があったかどうか、にされそうになっている。
しかし、「集団自決」を生き延びて孤児となられた金城氏がビデオで証言したことのほうが、より説得力があった。
狭い意味での「命令」があったかどうかではなく、当時の教育や異常事態の環境を含め、犠牲になった住民の方々は「命令があったもの」と理解していたし、また、そのために異常な精神状態に追い込まれていたことを勘案しなければならないという主張である。
話は全く異なるが、仮に「いじめ」があったとして、「首謀者が直接手を下していないからいじめはなかった」という主張はありえないだろう。
新政権になってから特に、日本ファシズム再到来の足音が聞こえる。大げさな話ではないはずだ。
お上の決めたお話を受け容れなさい、なんて、われわれを馬鹿にするでないぞ。
これは沖縄という土地でおきた問題だが、ヤマトンチュであるわれわれの問題でもあることを、私も含め、再認識しなければならないだろう。
沖縄平和ネットワーク、平和ガイドの大島氏が語られたように、われわれにできることはまず意識、そして世論、そのためには署名、可能なら積極的な裁判傍聴。私はインテリの端くれとして恥ずかしくないよう勉強と署名。
金城重明氏の語るビデオ映像、大島和典氏の熱いトーク
出版労連教科書対策部の主催。岩波書店労働組合後援、沖縄平和ネットワーク協力。
会場(岩波セミナールーム)は座りきれない聴衆、100人超。
先日の教科書検定では、沖縄での「集団自決」が日本軍に強いられたとの記述が、「沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現」という理由で、各社の教科書が修正を余儀なくされた。
教育改悪の一環として、従軍慰安婦問題、南京大虐殺、そしてこの集団自決が、充分な論議なく「なかったこと」にされようとしている。出版労連の吉田氏が語られたように、背景には今後の再軍備化や日米安保の強化を目指した国民の教化(「教科書」ではなく「教化書」!)が目的であることが浮かび上がってくる。
「なかったことにする」ための争点の1つは、狭い意味での「自決命令」があったかどうか、にされそうになっている。
しかし、「集団自決」を生き延びて孤児となられた金城氏がビデオで証言したことのほうが、より説得力があった。
狭い意味での「命令」があったかどうかではなく、当時の教育や異常事態の環境を含め、犠牲になった住民の方々は「命令があったもの」と理解していたし、また、そのために異常な精神状態に追い込まれていたことを勘案しなければならないという主張である。
話は全く異なるが、仮に「いじめ」があったとして、「首謀者が直接手を下していないからいじめはなかった」という主張はありえないだろう。
新政権になってから特に、日本ファシズム再到来の足音が聞こえる。大げさな話ではないはずだ。
お上の決めたお話を受け容れなさい、なんて、われわれを馬鹿にするでないぞ。
これは沖縄という土地でおきた問題だが、ヤマトンチュであるわれわれの問題でもあることを、私も含め、再認識しなければならないだろう。
沖縄平和ネットワーク、平和ガイドの大島氏が語られたように、われわれにできることはまず意識、そして世論、そのためには署名、可能なら積極的な裁判傍聴。私はインテリの端くれとして恥ずかしくないよう勉強と署名。
金城重明氏の語るビデオ映像、大島和典氏の熱いトーク
本日の沖縄タイムスは3面でこのシンポを大きくとりあげています。
「教科書執筆者も怒り」ということで、ともすると沖縄の側から、改定に甘んじた執筆者へ怒りをもっていきがちですが、執筆者自ら怒りの声を挙げているという情報は新鮮でした。
本土の大手新聞は取り上げていないのでしょうね?
東京のイベントを沖縄の新聞が大きく取り上げて、東京の新聞がまったく取り上げない…まったくおかしな話です。
「われわれにできること」として、まず私のブログから情報を得、即行動(聴きに行く)、そしてその結果を自らのブログで発信する、という斉藤さんのアクション。
自分のやっていることに希望も沸きました。感謝します!
こちらこそ、勉強会参加の機会を与えていただき感謝します。大島和典氏がおっしゃるように、署名の1つ、口コミの1つが大事なのだと思いました。ささやかながらこのようなアクションを積み重ねたいですね。