アブ・バース『And She Speaks - A Collection of Ballads』(catalytic sound、2017年)を聴く。
Ab Baars (ts, cl, shakhachi)
ソロ集。悠然というか、ほとんどワビサビである。時間の進み方が遅すぎて、「Naima」とか「Solitude」とか「Body and Soul」とかの断片が散りばめられているようなのだが、気づく前にいつの間にか他の考え事をしてしまっている。だから尺八もテナーもクラも似たようなものだ。
それにしてもヘンな人だな。去年ビムハウスでICPオーケストラを観たが、そのときもおもしろかった。ピアノの矢部優子さんによると人柄もおもしろいそうである。
●ICP
ICP+Waterlandse Harmonie@アムステルダムBimhuis(2019年)
ICPオーケストラ『Bospaadje Konijnehol』の2枚(1986-91年)