ダラー・ブランド+ドン・チェリー+カルロス・ワード『The Third World - Underground』(TRIO Records、1972年)を聴く。
Dollar Brand (p)
Don Cherry (tp, perc)
Carlos Ward (as, perc)
JOEさんが書いているように、カルロス・ワードのサックスはパッとせず存在感が稀薄。
しかし、ダラー・ブランド(のちのアブドゥーラ・イブラヒム)も、ドン・チェリーも、かれらならではのリラックスしたプレイを披露している。
タイトルはまさに、オリエンタリズム的な視線のなかに封じ込めようとする意図を感じるのだが、幸いにも、かれらの存在感はそのような枠を何事もなかったようにはみ出している。
●参照
マックス・ローチ+アブドゥーラ・イブラヒム『Streams of Consciousness』
ウィルバー・ウェア『Super Bass』(ドン・チェリー参加)
エド・ブラックウェルとトランペッターとのデュオ(ドン・チェリー参加)
ドン・チェリーの『Live at the Cafe Monmartre 1966』とESPサンプラー
富樫雅彦『セッション・イン・パリ VOL. 1 / 2』(ドン・チェリー参加)
『Interpretations of Monk』(ドン・チェリー参加)
『Jazz in Denmark』 1960年代のバド・パウエル、NYC5、ダラー・ブランド(ドン・チェリー参加)
ザ・ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ(ドン・チェリー参加)
シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 オーネット・コールマンの貴重な映像(ドン・チェリー登場)