Sightsong

自縄自縛日記

カサンドラ・ウィルソンの映像『Montreal Jazz Festival July 1, 1995』

2016-09-08 23:36:46 | アヴァンギャルド・ジャズ

カサンドラ・ウィルソンのライヴDVD『Montreal Jazz Festival July 1, 1995』を観る。以前に、御茶ノ水のJANISで500円で発見した。

Cassandra Wilson (vo)
Terri Lyne Carrington (ds)
Eric Lewis (p)
Lonnie Plaxico (b)

カサンドラ40歳直前の姿である。傑作『New Moon Daughter』を出した頃でもあり、彼女はいつがピークなのかわからないがこの頃もまたピークに違いない。

ちょっと口蓋を固めて共鳴させ、鼻からも出すような唄い方。蛇のようにうねうねと声を発する、しかも低音で。CDだけを聴いていると暗鬱な人なのかと想像してしまうが、実際のところ、ステージはとてもチャーミングでキュートである。私が観たのはこの数年後だったが、やはり目と耳が釘付けになってしまった。こんなにフェロモンを出されるともう降参なのだ。

ここではまだ30歳のテリ・リン・キャリントンが叩いている。爽やかな力技は今と変わらない。

(女性の年齢のことばかり言って何ですが。)

●参照
デイヴィッド・マレイ『Saxophone Man』(2008-10年)


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