Sightsong

自縄自縛日記

守谷美由貴トリオ@新宿ピットイン

2016-03-18 20:07:46 | アヴァンギャルド・ジャズ

多忙と風邪とが重なってしまうという嵐がひとまず過ぎ去り、振休を取って、久しぶりに新宿ピットイン昼の部(2016/3/18)。

Miyuki Moriya 守谷美由貴 (as)
Mamoru Ishida 石田衛 (p)
Sonosuke Imaizumi 今泉総之輔 (ds)
Guest:
Tamaya Honda 本田珠也 (ds)

オーネット・コールマン「Lonely Woman」のアルトソロで静かにはじまり、やがて、力強いブルースも、「Cat Nap」といったしっとりしたバラードも演奏した。テンションの高いときのブロウでは、マウスピースからキュッキュッという音も聴こえてとても快感。うねうねとした長いソロでは多様なフレーズがつぎつぎに繰り出されて、おおっカッコいいと思ったらドラムスの今泉さんも楽しげに反応した表情だったりして。

ベースレスのサックス・トリオのためか、サウンドから錨が取り払われていて、パーカッシブなピアノと、斧で断つような力強いドラムスとが一体となりながら火花を散らし、エキサイティングな演奏だった。今泉さんのドラムスは多彩でもあり、またとくにマレットを使った演奏ではリズムの複雑さが目立ったりしていた。

途中、「Body and Soul」の1曲で、休憩時間にDJをやっていて(デイヴ・ホランドとバール・フィリップスとのデュオなんかをかけていた)、夜の部に出演する本田珠也さんが参加した。最初は手で叩いていたが、やがてスティックを持つと、鞭のようにしなるドラミング。やはり凄い。


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