アジア記者クラブ主催の近藤大介さん講演会「急展開する中国と北朝鮮」を聴いた(2014/1/17、明治大学リバティタワー)。
中国においては習近平政権、北朝鮮においては金正恩政権が誕生したばかりだが、それぞれ、大きく政治の方向性を変えてきている。
習近平は権力集中を進めての毛沢東化。PM2.5対策、軍縮という難題、既得権の切り崩しが今後のカギとなる。
金正恩は、まさにナンバー2の張成沢を粛清したばかり。これにより権力基盤が強化されたのではなく、逆に危うくなったのだという。習近平は北朝鮮に対して冷淡になり、さらに政権運営が困難化。今後は、ポスト金正恩をにらんだ米中の体制構築が行われていく。
実際に現地で見聞きした情報が多く、非常に興味深い報告だった。詳しくはここには書けないので、『アジア記者クラブ通信』に掲載される予定の講演録を一読されたい。(>> リンク)
終わってから、近くの中国料理店「謝謝」で飲み会。愉しかった。
●参照
○和田春樹『北朝鮮現代史』