Sightsong

自縄自縛日記

橋本照嵩『瞽女』

2014-04-12 23:16:03 | 東北・中部

ツァイト・フォト・サロンで、橋本照嵩『瞽女』を観る。

瞽女(ごぜ)とは、盲目の芸能者。1970年代前半に、新潟の新発田、高田、長岡で撮られた写真群である。

ここに登場する人たちは3人ひと組。目が見える人が先導し、他のふたりが三味線などの芸を行く先々で披露するといった形であったようだ。

広角レンズを使ったのだろうか。雪の中や、海辺や、農村の中を、手をつないで縦列で歩いてゆく彼女たちの姿が、印画紙にハイコントラストに焼かれ、存在したのだぞと言わんばかりに迫ってくる。はじめて実際の瞽女の姿を観て、驚かされた。何か文献を読んで勉強したいところ。

ところで、次は(2014/4/25-5/31)、北井一夫『村へ』のヴィンテージプリント展。期待しないわけにはいかない。


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