Sightsong

自縄自縛日記

TUMO featuring 熊坂路得子@Bar Isshee

2017-12-13 07:39:03 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のBar Issheeに足を運び、TUMO featuring 熊坂路得子(2017/12/12)。

TUMO:
Yuma Takeshita 竹下勇馬 (b)
Yuji Ishihara 石原雄治 (ds)
Guest:
Rutsuko Kumasaka 熊坂路得子 (accordion)

TUMOのゲストシリーズ48回目だそうであり、これまでのゲストを見ると錚々たる面々。メテ・ラスムセンさんがいないと言うと、それは逆にTUMOがゲストだったからだとのこと。今回はアコーディオンの熊坂路得子さん。なお、名前の表記が、特段の使い分けがなく「路得子」だったり「るつ子」だったり「るつこ」だったりして、本人も探すのが大変だと笑っていた。

ファーストセットは初顔合わせのためか、おのおのが接点を探るように音を出し始めた。やがて熊坂さんが跳躍するようにエアとともに音を発し、連続的なものへとつながってゆく。それが大きな波だとすると、TUMOのふたりは遊ぶように波間から顔を出したり隠れたりする。波が鎮まると、竹下さんのベースの音があらわになり、ああこれが基底音になっていたのかと気づかされる局面があった。ドラムスも前面に出てくる時間があり、それでも飄々と遊んでいる感。

セカンドセットは、先の分散型と異なり、最初から連続的。熊坂さんのアコーディオンはまるで波動砲である。サウンド全体も個々の演奏も、コアを見せたりちょっと距離を置いて痙攣したりと、聴く者をくすぐるようですごく面白い。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4

●竹下勇馬
竹下勇馬+中村としまる『Occurrence, Differentiation』(2017年)
二コラ・ハイン+ヨシュア・ヴァイツェル+アルフレート・23・ハルト+竹下勇馬@Bar Isshee(2017年)
『《《》》 / Relay』(2015年)
『《《》》』(metsu)(2014年)

●石原雄治
窓 vol.2@祖師ヶ谷大蔵カフェムリウイ(2017年)
『《《》》 / Relay』(2015年)
『《《》》』(metsu)(2014年)

●熊坂路得子
『小林裕児と森』ライヴペインティング@日本橋三越(2017年)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。