Sightsong

自縄自縛日記

『《《》》 / Relay』

2016-12-07 15:02:43 | アヴァンギャルド・ジャズ

『《《》》 / Relay』(doubtmusic、2015年)を聴く。

《《》》:
Teruyuki Oshima 大島輝之 (g, bugeffects)
Yuma Takeshita 竹下勇馬 (elb)
Kayu Nakada 中田粥 (bugsynthesizer)

Yuji Ishihara 石原雄治 (ds, perc) 

Guest Musicians:
Saya さや(from テニスコーツ)(vo)
Satoko Shibata 柴田聡子 (vo, g) 

『《《》》』(metsu)とは少なからずサウンドの雰囲気が違う。前作が神保町試聴室におけるライヴ録音であったのに対し、本作は、メンバー誰かのデュオやソロを録り、その上に他のひとりふたりの演奏を重ね合わせている。しかも、後者は前者を聴かずに演奏したものであるらしい。

だからと言って、コードとコードとが調和しなければならないわけではないから、破綻するかどうかとは関係がない。ここでのコードは、音楽のコードではなく、ドゥルーズ=ガタリ的な数列として見なせばよいのだ。演奏し、録音し、重ね合わせ、編集し、聴くという手作業のたびに、既存のコード=数列はまた別のものに組み換えられてゆく。しかも、ふたりのヴォーカリストの生々しくよれる息遣いが、この組み換えを劣情、いや劣情ではなく、取返しのつかないものにしてゆくようである。

●参照
『《《》》』(metsu)(2014年)

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