Sightsong

自縄自縛日記

アート・リンゼイ+グスタヴォ・ヂ・ダルヴァ@ホイットニー美術館

2017-09-11 22:35:51 | 中南米

ホイットニー美術館でブラジルのエリオ・オイチシカ回顧展が開かれている。それと連動させて、アート・リンゼイが「Myth Astray」という企画でトークショーやライヴを仕掛けており、足を運んだ(2017/9/10)。これが美術展のチケットで入れるのだからなかなかだ。

Arto Lindsay (g, vo)
Gusavo di Dalva (perc, vo)

定刻の13時になっても適当に準備などしていて、人もまばらである。スタジオの中にはウレタンフォームを折り曲げたものがいくつも置かれていて、みんなそこに座ってだらだらと待っている。

20分くらい経って、おもむろにアート・リンゼイとグスタヴォ・ヂ・ダルヴァが現れ、強烈な逆光のなかで演奏を始めた。

ダルヴァもまたブラジルのパーカッショニスト。叩き歌い、自由な雰囲気が場を支配する。

それに対し、今に始まったことではないが、アート・リンゼイは弱弱しく、ヴァルネラブルな印象があり、しかしそれとは対照的なノイズギターを弾いた。この相反する要素がリンゼイの魅力に違いない。沢山のスピーカーから声と音が遅れてやってきて、強烈で普遍的な懐かしさのようなものが訪れた。

Nikon P7800


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