Ken G『Cry of the Wild』(What's New Records、2008年)を聴く。
Ken G (ts)
Jake Langley (g)
Ron Oswanski (org)
Joe Strasser (ds)
清水ケンG→ケンG→清水賢二と名前を変えてきている清水さんのケンG時代の吹き込み。
以前は第1作と第2作しか聴いたことがなくて、ビリー・ハーパーを思わせる熱いテナーだなと思っていたのだが、なるほどここに来てジョー・ヘンダーソンの影響がかなり直接的に感じられる。2曲目の「One Swing Blue Moon」の最後ではジョーヘンの「Recorda Me」の引用もしているし。
それにしてもオルガントリオをバックにしたスモーキーなテナー、とても良い。ジョビンの名曲「Portrait in Black and White」も、リラックスして隙間が多く嬉しい演奏。
●参照
Ken G『Last Winter』(2005年)
清水ケンG『Bull's Eye』(1996年)