2019-20 Serie A 第15節 SAMPDORIA 0-1 Parma PK外し痛恨の敗戦

2019-12-08 20:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

セリエAは今日(5/16)現在、6/13からリーグ戦を再開する事が有力になっている。

8月上旬までに週2試合ずつこなせば、コパイタリアも含めて全て終われるという予定。

だがイタリアの20チームのUltrasはSerieA再開反対で一致。私もそう思う。今の状況でやるべきでは無い
※決して再開したらサンプがB落ちしそうだから言ってるわけではありません

それもちょっと有るけど…
 感染者が各クラブに5人とかいて、全体の死者3万人オーバー。週2試合40℃超えの8月まで試合ってアホか!?

ちなみに我らがサンプの気違い会長も「今季はもう忘れるべき」と言う意見
「新型コロナウイルスに効果のあるワクチンが出るまで、我々はあらゆる情報に惑わされている。解決策が見つからなければ、落ち着いて暮らすことさえままならない。例えば選手が新たにウイルス感染したとしたら、どうすればいいんだ?隔離すべきか、それともケガをしたかのように扱うべきか。30日間もホテルに軟禁させたらそれでいいという問題ではないだろう」
「もはやカルチョはいつから再開するとか、そういう状況ではないんじゃないか。今季はもう忘れ、20-21シーズンを素晴らしい状態で迎えられるように事を進める必要があると思う」
「もし確かな安全という保証があるのなら、シーズン再開に同意する。来季の20-21シーズンは開幕がだいぶ後ろ倒しになり、シーズン終了後にすぐさまEUROを行うなんて果たしてリアリティのあることだろうか?」と述べている。

この意見は珍しく私と一緒だ

さて、振り返りは第15節まで来た。12月に行われたDERBY前の一戦

Serie A 第15節 12/8(日) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:アビッソ氏(Palermo出身)

サンプドリア 0-1 パルマ

得点者:前半21分クツカ

↑↑©TeleNordより

このクツカのヘッド一発で敗戦・・・

[試合前情報] 

 調子が上向きになってきたところで、サルデーニャ島でカンピオナートとコッパで2連敗。まだまだ残留に向けて余談は許さない。コッパイタリアから中2日での試合という事で、素早い切り替えが要求される。

同盟国のパルマはこの時点で5勝3分け6敗の9位。サンプの17位と比べればだいぶマシだ。サンプとパルマの対戦成績は以下の通り。昨季はホームでは快勝。

アウェイでは雨の中で寒さに震えながら3-3の引き分け。私は生観戦していたのではっきり覚えている

直近5試合 ホームでのサンプvsパルマ(SERIE Aのみ)
2018-2019 Sampdoria-Parma 2-0 66′ Caprari (S), 69′ Quagliarella (S)
2014-2015 Sampdoria-Parma 2-2 53′ Romagnoli (S), 75′ Palladino (P), 79′ De Silvestri (S), 88′ Varela (P)
2013-2014 Sampdoria-Parma 1-1 44′ Éder (S), 64′ Lucarelli (P)
2012-2013 Sampdoria-Parma 1-0 58′ Icardi (S)
2010-2011 Sampdoria-Parma 0-1 65′ Zaccardo (P)
※パルマがセリエAにいなかった時期もあったが、ここ5回は2勝2分け1敗。

通算成績 (セリエAでのサンプホーム)
試合:20
サンプ勝利:11
引き分け: 5
パルマ勝利:4
サンプGol:34
カリアリGol:19


通算成績 SERIE A (全部)
試合: 40
サンプ勝利:14
引き分け:11
パルマ勝利:15
サンプGol: 52
パルマGol:47

※お互いホームでは強さを発揮して、通算ではほぼ互角。1990年台のパルマは強かったからなー。まぁサンプも今より強かったけど・・・ 


さてサンプはコッパイタリアの試合から中2日での試合だったが、その試合はかなりメンバーを入れ替えて休ませた。今節は彼らを全員戻してきたので、結果的に前節のリーグ戦でのスタメンと全く同じとなった。

怪我人リストはデパオリ、ベルトラッチ、ベレシンスキ、バッレート、ボナッツォーリ

DF4バックは右SBが2人とも不在のままで再びトルスビー。その他は変わらず中央はコリーフェラーリムッルーが左
MFはエクダルがアンカーで右にヴィエイラで左にヤンクト。トップ下にラミレス
FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラガッビアディーニ

元パルマはいない

SAMPDORIA4-3-1-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ

    ラミレス(59分レリス)

ヤンクト(80分カプラーリ) ヴィエイラ(59分リネッティ) 

    エクダル

ムッルー      トルスビー

  コリー  フェラーリ

     アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、レジーニ、ムリージョ MFリゴーニ、マローニ FW -

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パルマはダヴェルサ監督の4-3-3。ダヴェルサはちょうど私がイタリアに住んでいた時のセリエB時代のサンプに在籍していた。当時は左MF。バランサータイプのMFだった

パルマをセリエCから2年連続で昇格させてA残留。パルマで4年目となり評価もうなぎ上りだ。

DFはキャプテンの大ベテラン、ポルトガル代表のブルーノ・アウベスを中心に。右には元マンUのダルミアンという実力者もいる

MFはブラジル人のエルナニをアンカーに。右にはジェノア臭が強いクツカ

FWはこの日はデンマーク代表の巨人・コルネリウスをCFに、サイドを元祖スピードスターのジェルヴィーニョと19歳のスウェーデン人クルセブスキ

元サンプはダヴェルサ監督とベテランのムナーリ

Parma(4-3-3) 監督:ロベルト・ダヴェルサ

   コルネリウス(68分デルマク)

ジェルヴィーニョ クルセブスキ(85分グラッシ)

バリッラ     クツカ

   エルナニ(46分ブルグマン)

ガリオーロ    ダルミアン

ブルーノ・アウベス(cap)イアコポーニ

     セペ

ベンチ:コロンビ、アラストラ、ロリーニ、スコッツァレッラ、アドランテ、スプロカーティ、ペッツェッラ

備考:年間パス保有者数17.031(1試合平均177.402euro),有料入場者数2.485(23.506euro);芝状態良好

★日曜18:00から行われたポスティチポ。トリブーナにはアズーリでマンチョのアシスタントを務めるロンバルドの姿も

↑↑©TeleNordより

SUDには
”“DAL ’77 DI PARMA SON LA GLORIA CURVA NORD MATTEO BAGNARESI”
の横断幕が
ジェメレッジョを結ぶBoys Parma(1977年創設)に向けたものだ。
Matteo Bagnaresiは2008年3月30日、トリノ郊外アスティのサービスエリアでパルマとユーヴェのサポーター同士のトラブルが発端となり非業の死を遂げたパルマのウルトラグループ「ボーイズ」メンバー(享年27)。バニャレージさんは05年1月6日のパルマ-ユベントス戦でも騒動を起こしたとして、3年間のスタジアム観戦禁止の処分を受けていたが、それが解かれたばかりの不幸だった。警察検分によると、サービスエリアで両サポーターの乗ったバスが鉢合わせとなり、50人以上のパルマサポーターがユベントスサポーターのバスを襲撃。身の危険を感じた乗客が運転手をせかしたためにドアも閉めずにバスは急発進。バスの運転手は「車輪の下に何かを感じたが、人だとは思わなかった」と話しており、人をひいたことに気づかず800mも走っていたという。


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=f69vf_xDPuc

前半からクツカは飛ばしていた。

15分、18分とシュートを放つ。そして21分

左からエルナニのCK。ニアでクツカがヘッドで合わせてパルマ先制 0-1

今季ホームでは点を取られた試合は全て先制されている・・・

サンプも反撃を見せる。まずムッルーがヤンクト、ガッビアと2回きれいなワンツーでペナ内に侵入。しかしセリエA通算0ゴールの悲しさか、放ったシュートは枠の外

さらにラミレスのスルーパルからペナ内に侵入したヴィエイラは、GKセペにシュートをぶち当てる

ロスタイム1分。0-1パルマリードで前半終了

パルマがこの日効いていたクツカに代えて頭からブルグマンを投入すると、後半もサンプペースで試合は進む。

左サイドからムッルーのクロスをラミレスのヘッド

さらには、ガッビアディーニの必殺FKはバーに阻まれる・・・

パルマは23分にFWコルネリウスに代えてDFデルマクを投入し、5バックにして1点を守りに行く

しかしこれが裏目に出て、デルマクがペナ内でクアリアレッラを倒してPK。やっと同点だ!と思った矢先

ここ数年、ブラックジャックの手術並みの成功率を誇っていたクアリアレッラのPKが有ろうことかGKセペに阻まれ・・・

こぼれ球をヤンクトが折り返してクアリアレッラが改めて決めて事無きを得たかと思ったが

もの言いがついてしまった同点ゴールは、VARの末にヤンクトが早く動き過ぎていたという事でノーゴール

その後も必死に攻め立てるが、コリーがGKとの1対1を外したりして、結局ゴールは奪えず・・・

ロスタイム6分。そのまま0-1で痛恨の敗戦となった

(ポイント )

サンプは間違いを犯した。パルマは間違えなかった

・残留に暗雲が立ち込めて、またお尻に火がついてきた

・この試合の前にクアリアレッラは2021年まで1年契約を延長。それで安心したわけでもないだろうに・・・

↑↑©TeleNordより

内容はそれほど悪くは無かったが、痛恨の連敗。

この物凄く悪い流れのまま17位vs18位と言う非常に低レベルな”DERBY DELLA LANTERNA"を6日後に迎える。まぁ、このDERBYに成績や調子は関係ないが

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

15試合 3勝3分9敗 勝点12 得点12 失点25 得失点差-13 現在17位

次節:セリエA 第16節 2020年 12/14(土) 対💩enoa@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)