ブンデスリーガは半ば強引に再開されるようだが、イタリアはどうなるのであろうか
とりあえずは5/18の全体練習再開OKの日の状況で、ある程度今後の動きが見られるか
さて今回の振り返りは去年の12月。今思い出したが、冬クソ寒い中4時半頃に起きだして震えながら見ていた覚えがある。
しかし、試合内容はそれに反してメチャクチャ熱かった!結果を除けば・・・
サンプドリア 3-4 カリアリ
得点者:前半38分クアリアレッラ(PK)②
後半7分ラミレス③、24分ナインゴラン、25分クアリアレッラ③、29分、31分ジョアン・ペドロ、51分チェッリ
↑↑©EuroSportより
後半25分まで3-1で勝っていたが・・・4位カリアリの勢いに負けて、後半ロスタイム51分に大逆転負け
[試合前情報]
やっとサンプも少し調子が出てきた12月最初の試合。ただ相手のカリアリはこの時点ではセリエAで旋風を巻き起こしていた。
この試合まで11試合負けなし(7勝4分け)。
チーム愛で復帰したナインゴランを中心に、マラン監督率いる攻撃サッカーが機能してこの時点でなんと勝点25で4位。今季の台風の目となっていた。
一方のサンプは勝点12の16位。
しかもジェノヴァから地中海を挟んだ向こう岸のサルデーニャ島、この島でのアウェイの対戦はかなり相性が良くない。セリエAでは33試合中、わずか4試合しか勝っていない(12%)。1964年の初対戦からサンプの初勝利まで31年もかかった。正に鬼門中の鬼門だ
昨季のアウェイでの対戦はこれ⇒
2018-19 SERIE A 第6節 Cagliari 0-0 SAMPDORIA 失った勝点2… - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
SERIEA第6節9/26(水)21:00@サルデーニャ・アレーナ(カリアリ)主審:ロッキ氏(Firenze出身)サンプドリア0-0カリアリ...
2018-19 SERIE A 第6節 Cagliari 0-0 SAMPDORIA 失った勝点2… - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
それも含めて対戦成績がこんな感じ
直近5試合 アウェイでのサンプvsカリアリ(SERIE Aのみ)
2018-2019 Cagliari-Sampdoria 0-0
2017-2018 Cagliari-Sampdoria 2-2 12’ e 19’ Quagliarella (S), 56’ Farias (C), 60’ Pavoletti (C)
2016-2017 Cagliari-Sampdoria 2-1 37’ João Pedro (C), 86’ Fernandes (S), 88’ Melchiorri (C)
2014-2015 Cagliari-Sampdoria 2-2 28’ Gabbiadini (S), 38’ Obiang (S), 59’ rig. Avelar (C)
2013-2014 Cagliari-Sampdoria 2-2 26’ Ekdal (C), 89’ Gabbiadini (S), 90’+1 Conti (C), 90’+3 De Silvestri (S)
※1敗4分け。物凄く悪い通算成績にしては最近は悪くは無いか。ただ、勝てる試合をGKの空振りで引き分けたりやはり鬼門は鬼門。ちなみに同じこの5年間、ホームでのカリアリ戦は4勝1分け。決してカリアリ自体と相性が悪いわけではない
通算成績 (セリエAでのカリアリホーム)
試合:33
サンプ勝利:4
引き分け: 12
カリアリ勝利:17
サンプGol: 32
カリアリGol:55
通算成績 SERIE A (全部)
試合: 66
サンプ勝利:13
引き分け:30
カリアリ勝利:23
サンプGol: 71
カリアリGol:81
※アウェイの成績が圧倒的に悪いので通算してもサンプはカリアリに負け越している。ただ1960年台カリアリが強かった頃、サンプが黎明期でまだ弱かった頃にかなり負けており、近年は巻き返しの傾向にある
さてサンプはラニエリ監督が4-3-1-2に変更。やはりトップ下の方がしっくりくるこの日誕生日のラミレス、彼にラニエリが誕生日プレゼントとして元のポジションに戻してあげた感じだ。出場停止はいないが怪我人が多くなってきた。GKセクリンが戻ってベンチ入りしたが、怪我人リストはデパオリ、ベルトラッチ、ベレシンスキ、バッレート、ボナッツォーリ
DF4バックは右SBが2人ともいなくなってしまったので、前節途中から急遽務めたトルスビー。その他は変わらず中央はコリーとフェラーリ。ムッルーが左
MFはエクダルがアンカーで右にヴィエイラで左にヤンクト。トップ下にラミレス
FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラとガッビアディーニ
元カリアリはムッルーとエクダル
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督クラウディオ・ラニエリ
クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ(80分リゴーニ)
ラミレス(77分カプラーリ)
ヤンクト ヴィエイラ
エクダル(74分リネッティ)
ムッルー トルスビー
コリー■ フェラーリ
アウデーロ
ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、レジーニ、ムリージョ
MFマローニ、レリス FW -
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カリアリはマラン監督の4-3-1-2
GKは正GKクラーニョが怪我して、急遽補強したオルセンも出場停止で第3GKのブラジル人のラファエル
DFはキャプテンのチェッピテッリが怪我で不在。左のルカ・ペッレグリーニはユーヴェに買い取られてる将来のアズーリ有望株
MFはトップ下のマランチルドレンの1人、ビルサが怪我で不在の為にナインゴランがトップ下でアンカーに元サンプのチガリーニ
FWはエースのパヴォレッティは長期離脱で、中心は10番ジョアン・ペドロとシメオネ息子。シメオネ息子はメルカート土壇場でサンプではなくてカリアリを選んだので許せん
元サンプはこの日は出場停止だったカッチャトーレとチガリーニ
Cagliari(4-3-1-2) 監督:ロランド・マラン
ジョアン・ペドロ シメオネ(92分チェッリ■)
ナインゴラン(cap)
ログ(84イオニータ) カストロ(57分ナンデス■)
チガリーニ
ルカ・ペレグリーニ ファラゴー■
クラヴァン ピザカーネ
ラファエル
ベンチ:アレスティ、チョッチ、ピンナ、マッティエッロ、オリーヴァ、リコヤニス、ラガツ、デイオーラ
*備考:年間パス保有者数15.658(1試合平均154.168euro),芝状態良好
★月曜20:45から行われたポスティチポ。
↑↑©La Sampより
ラニエリお爺ちゃんが監督キャリアを実質スタートしたのがこのカリアリ。1988年に当時セリエCだったカリアリの監督に就任して、2年間でセリエAまで引き上げた。その功績が認められて1991年にナポリ、そしてヴィオラとそこからのキャリアはご存じの通りだ。この日はカリアリのスタジアムに飾られていた懐かしい自分の写真にサインを書く
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=FYjZW1YX8Wc&t=3s
ファラゴーのミドルから開けた試合。サンプもラミレスの惜しいスルーパスとかがあって一進一退
まず最初の決定機はヴィエイラの右からのクロスをクアリアレッラがオーバーヘッドで完璧にミート
⇒クアリア得意のアクロバティックシュートはしかし、GKラファエルのミラクルセーブに阻まれた。
しかしその少し後にサンプのフラッシュパスがつながる。
ヤンクト⇒クアリア⇒ラミレスヒールとダイレクトにつながり、たまらずペナ内に入ったガッビアをペッレグリーニが倒してPK
↑↑©Samp News 24より
クアリアレッラが落ち着いてそのPKを決めて先制!クアリアレッラは3ヶ月ぶりのゴール
ロスタイム3分。1-0でサンプがリードして終了
後半は壮絶な打ち合いとなる
7分 後方からのロビング⇒ラミレスがペナ内でトラップして落とし⇒クアリアがそのボールをスルーパス⇒抜け出したラミレスが左足で豪快にゴール!
ラミレスが自ら誕生日を祝い2-0!!
17分 カウンターからガッビアディーニのゴール・・・はオフサイドで取り消し。これが決まっていればさすがに試合決まってたかな
24分 ナインゴランのカットインからのミドル⇒絶妙なコースではあったが、遠さ的にアウデーロ弾く事は出来たのでは?ブラインドだったっぽいけど。2-1
↑↑©Bolsa Maniaより
25分 右からのガッビアディーニのクロス⇒ファーでクアリアレッラが左足ダイレクトボレー!オスカー賞ものの芸術ボレー!3-1
このゴールでクアリアレッラはセリエA通算156ゴールで19位の我らがマンチーニ、ピッポ・インザーギ、そしてこの日の相手のカリアリのバンディエラ”ジジ・リーヴァ”に追いつく。
(もちろんその後も得点を伸ばして、現在は162ゴールで18位となってる)
29分 左サイドからペッレグリーニのクロス⇒ジョアン・ペドロがヒールで合わせてゴール。3-2
31分 ナインゴランの右からのクロス⇒ジョアン・ペドロが倒れながらスタンディングボレー・・・3-3
そしてなんと提示は5分で最終的に10分までいったロスタイムの
51分 左からのペッレグリーニのクロスを、3分前に投入されたばかりの196㎝チェッリが値千金のヘッド・・・3-4
ロスタイム10分。もう反撃の気力は残っていなかった。そのまま3-4で試合終了
(ポイント )
・ポゼッションはカリアリ64.6%:サンプ34.5%。シュート数はカリアリ13本(枠内7):サンプ8本(枠内5)
・実は最近感じているのだが、この日のナインゴランに決められたシュートあたりからアウデーロに以前のような輝きが無い気がするという事を。
どうも反応が一歩遅い。決められた後に飛んでいるシーンをすごく良く見るのだ・・・
昨季はもちろん、ディフラ・サンプの時はザルDFの後ろでかなり孤軍奮闘していたが。
あまり話題にはなっていないが、正直ちょっとパフォーマンスが落ちてる気がする
↑↑©La Sampより
・得点は少し取れるようになってきた。なによりクアリアに得点が生まれたのが大きい。オーバーヘッドあたりから、今日はちょっと違うのでは?と思っていた
・カリアリの4位も勢いだけで大した事無いなぁと後半途中まで思っていたが、攻撃力は本物だった。ガッビアディーニのゴールが取り消されて、3-2にされた時は嫌な予感がしたが。
ただ、この試合で運を使い切ってしまったか、カリアリはこの勝利以来リーグ戦で勝ってない。現在は11位まで落ちてしまった
ショックの残る敗戦。しかも3日後も同じスタジアムで同じ相手と対戦・・・
でも、離れ島だしてっきりそのまま泊まるのかと思っていたら1回ジェノヴァに帰るのね
どんなに夜遅くなって次の日朝早くても、1回家帰って風呂入りたいっていうのと一緒か(←ホントか?)
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
14試合 3勝3分8敗 勝点12 得点12 失点24 得失点差-12 現在17位
次節:コッパイタリア 4回戦 2020年 12/5(木) 対Cagliari@カリアリ 現地21:00Kick Off(日本時間深夜5:00)
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