2016-17 SERIE A 第31節 SAMPDORIA 2-2 Fiorentina スペクタクルな打ち合いはドロー

2017-04-26 20:08:18 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第31節 4/9(日)  12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ルッソ氏(Nola出身)

サンプドリア 2 - 2 フィオレンティーナ(前半1-0)

・(前半5分)サンプ[1] フェルナンデス

・(後半15分)フィオレンティーナ[1] G・ロドリゲス

・(後半26分)サンプ[2] アルヴァレス

・(後半44分)フィオレンティーナ[2] ババカル  

↑↑©sampnews24,.comより

ブルーノ・フェルナンデスの先制弾に沸き立つティフォージ!

 珍しく先制して常に先手を取る展開だったが、土壇場に追いつかれてしまって勝点3は獲得できず。8位の夢は遠のく・・・

[試合前情報]

 前節、アウェイでインテルにも勝利し意気揚々とホームに凱旋したサンプ。相手は3試合連続1-0で勝利中の強豪フィオレンティーナ。アンダータでの対戦時は先制を許したもののムリエルのゴールで追いつきドロー。ヴィオラには、来季サンプへの移籍が噂されるCBのゴンサロ・ロドリゲスや、サンプのアイドル、「エンリコ」キエーザの息子、「フェデリコ」キエーザなどがいる。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/dd6bb3b622967fe07be5a0e6eb8ea74c

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節インテル戦で勝利したメンガーは良かったので、変わったのは怪我したサーラに代わってベレシンスキがスタメンとなった右SBのみ。左SBは”売る為”のスタメン、ドド。レジーニが控えとなったのでキャプテンはクアリアレッラ。ベンチには人数不足の為、プリマヴェーラのFW29テッシオーレが入った。元フィオレンティーナ勢はヴィオラユース出身のパロンボGKヴィヴィアーノ。サンプに骨をうずめると言っているヴィヴィアーノだが、実は生粋のフィオレンティーナサポ。娘に”ヴィオラ”と言う名前をつけた程である。また10年前のミスターサンプ「フランチェスコ・フラーキ」も元々はヴィオラっ子であり、パロンボと言いサンプのバンディエラ的な選手は、フィオレンティーナと縁が有るのかもしれない。

 

↑↑©U.C.Sampdoriaオフィシャルページより

 またこの試合から、前節の第2スポンサー「Lino Sonego」に続き、第1(メイン)スポンサー「Invent」もユニフォームに登場した。ソーラー発電器やコンデンサー等、電気エネルギーの会社。こちらもとりあえず今シーズンいっぱいの契約の模様。

 一方のフィオレンティーナはパウロ・ソウザ監督の3-4-2-1。GKは名手タタルサヌ。DFは先ほど触れたG・ロドリゲスを中心に右サンチェス、左アストーリ。ダブルボランチは攻のボルハ・バレロと種のバデリ。右ウィング・テージョに左ウィング・ミリッチ。1トップのババカルをイリチッチとベルナルデスキが支える形だ。元サンプ勢はいないが、一応親父がサンプのアイドルだったキエーザがいる

↑↑©sampnews24,.comより

★日曜日12時30分から行われたランチタイムゲーム。正確にはフィオレンティーナのチームバスが渋滞に巻き込まれて遅れた為に、試合開始が20分位遅らせられた。

 写真はKristyna Schick。モデルをやってるシックのお姉さんだ。ついに弟の応援の為に、ジェノヴァにおり立った。インスタグラムで際どい写真もどんどんUPしている彼女は、ちなみに日本にも来た事があるようだ。ハチ公交差点で写真を撮っていた

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 シック クアリアレッラ(cap) 

   フェルナンデス(65分プラート)

リネッティ    バッレート

(69分アルヴァレス)

    トレイラ

ドド(74分レジーニ)  ベレシンスキ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

    ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ファルコーネ DFシミッチ、パヴロヴィッチ

MFパロンボ、プラート、チガリーニ、ジュリチッチ FWテッシオーレ、ブディミル

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Fiorentina(3-4-2-1) 監督:パウロ・ソウザ

      ババカル

 ベルナルデスキ イリチッチ

 (81分サポナーラ)   (46分カリニッチ)

ミリッチ(73分キエーザ)   テージョ

   バレーロ バデリ

 アストーリ   サンチェス

     G・ロドリゲス(cap)

     タタルサヌ

ベンチ:Sportiello, De Maio, Olivera, Salcedo, Cristoforo, Hagi, Maistro, Mlakar, Tomovic.
*

備考:警告:前半25分G・ロドリゲス,後半22分プラート,30分アルバレス;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数2.558人(46.681 euro);芝状態良好

<あらすじ>

前半5分 フェルナンデスGoooooL:1-0

→トレイラの長いスルーパスに右斜めに走りこんだブルーノ。ダイレクトで豪快にファーにシュート。左隅に決まっていきなり先制!!

↑↑©sampnews24.comより

前半20分 距離23.6mのFK。ベルナルデスキが左足で壁の外を巻くが、曲がりきらずに左に外れる

   21分 GKからのショートパスにプレッシャーをかけたクアリアレッラがカット。こぼれ球をシックが拾ってすぐにクアリアレッラにスルーパス。クアリアレッラがGKと1対1になるが、シュートをGKにぶち当てる

   23分 ババカルがGKが飛び出してきたのを見てロングループシュート。左に外れる

   25分 カウンターに入ったシックを倒したロドリゲスにイエロー

   32分 ハーフラインでボールを受けたクアリアレッラ。膝トラップでボールを浮かして、超ロングシュート。上に外れるが、意表を突いたアイデアにティフォージも拍手。クアリアレッラは昔からこういうプレーが得意で、かつてのサンプ時代のキエーヴォ戦では45m位のロングシュートを決めた事も有る

   37分 トレイラの怪我の治療中に、サイドラインに呼び出されたドドがジャンパオロに怒られる

   39分 テージョがペナ内右サイドで切り返しから左足シュート⇒ヴィヴィアーノがダイビングキャッチ

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は1-0。ポゼッションはサンプ51%:フィオレンティーナ49%。シュート数はサンプ6本 (枠内2本):フィオレンティーナ6本(枠内1本)。サンプの開始5分での得点は、今季ここまでで一番早い時間帯での得点となった。そこで波に乗るが、あとは一進一退の攻防。両チームとも攻撃的にチャンスをつくりあう、スペクタクルな試合となった。さて、後半はヴィオラが逆襲してくるだろう

後半1分 イリチッチに代わってカリニッチ、なんとかッチ同士の交代

   9分 バッレートのミドル⇒やや弱く、タタルサヌにキャッチされる

  10分 ロングサイドチェンジから右サイドのテージョにボールが⇒ドリブルでペナ内に侵入し、切り返して左足でシュート⇒ポスト!

 

後半15分 G・ロドリゲスGoal:1-1

 

→左サイドのボルハ・バレロのCK⇒ニアでドンピシャでヘッド。自身の200試合出場を祝う同点弾。もう3歳若ければ、本当にサンプに欲しい選手だが・・・

  20分 やや疲れの見えたブルーノに代わってプラート投入

  22分 ボルハ・バレロを刈り取ったプラートに早速イエロー

  24分 リネッティに代わってリッキー・アルヴァレス投入。トップ下に入り、プラートが左MFに落ちる 

後半26分 リッキーGoooooL:2-1

→右サイドからシックのラストパス。ペナ内でDFサンチェスとの1対1⇒抜ききらずに思いっきり左足を振りぬく⇒GKのニア脇の下をすり抜けゴール!!今季初得点は昨年の同じくフィオレンティーナ戦以来 

  

↑↑©calciomercato.comより

 28分 ミリッチに代わってキエーザ投入位。攻撃的に

 29分 ドドに代わってレジーニ投入

 30分 ベルナルデスキを引っ張って倒したリッキーにイエロー

 33分 右からテージョの良いクロス。カリニッチがヘッドで合わせるもポスト!

 36分 ベルナルデスキに代わってサポナーラ投入

 

後半44分 ババカルGoal:2-2

 

→カウンターからサポナーラのパス⇒ババカールがこれを受け、やや前に出ていたGKヴィヴィアーノを見てペナ外からロングシュート⇒ヴィヴィアーノも頭上届かずゴール・・終了間際に同点・・・

↑↑©fiorentina.itより

ロスタイム4

  47分 リッキー、ペナ内突破して左足シュート⇒思いっきり打つが、タタルサヌのファインセーブ

 49分 ヴィヴィアーノ!ロビングで裏に抜け出たババカル。GKとの1対1となって、右足インサイドで流し込みに行くが、ヴィヴィアーノが足でセーブ!!

このまま終了。2-2。

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ23分05秒:フィオレンティーナ23分06秒。1秒差

・シュート数はサンプ11本(枠内5本):フィオレンティーナ16本(枠内8本)

・互いに多くのチャンスを作り、スペクタクルな試合

・サンプはCKの守りから何回もピンチを作られた

・シックは攻めは申し分無いが、FWとしてのディフェンスや、キープする場面でのキープなど1試合を通じての動きはまだまだ勉強が必要だろう

リッキーがここにきて存在価値を懸命にアピール

 互角ではあったが勝てたゲーム。ただ、最後ヴィヴィアーノのスーパーセーブが無ければ負けまで有ったから、まぁ妥当な引き分けか・・・これで本当に8位の望みも無くなってきた。ここからの試合のモチベーションの持っていき方がますます難しくなってくる。

 1試合、1試合、目先の試合を全力で戦う事、若手の成長、それに尽きるか。次節はイースターの為に土曜日の試合。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第32節 2017年 4/15(土) 対サッスオーロ@レッジョ・エミリア  現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00) 

’16-’17 SERIE A

31試合 12勝9分10敗 勝点45 得点39 失点37 得失点差+2 現在9位

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero145:

Tutti dovrebbero avere almeno una professoressa bona(←わざとこうしてる)

Questa si' che sarebbe la vera riforma della scuola.

格言145:

全てのやつに対して、少なくとも1人キレイな女教授が必要だ

それこそが、学校教育の本当の改革になるだろう