2015-16 冬のメルカート中間報告 / Bologna戦直前情報

2016-01-30 17:07:14 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

 BENVENUTI "Ranocchia"e"Škriniar"

ナポリ戦を前に冬のメルカートの新加入選手が2名正式決定! 

イタリア代表"ラノッキア"
スロヴァキアU-21代表"シュクリニアール"

 まずは、スロヴァキアリーグのŽilina(ジリナ)からセンターバックのミラン・シュクリニアールを100万ユーロの完全移籍で獲得。もうすぐ2月11日に21歳と言う若武者。スロヴァキアのU-21代表であり、サンプのイヴァンとはチームメイト。昨年までいたゾレックと言い、サンプにはスロヴァキアのスカウトラインが有るのだろう。187㎝の長身を生かした左のCB。ハードマークとヘッドが特徴で、チームではPKキッカーも務める為に、得点もDFにしてはかなり多い。昨シーズンはスロヴァキアリーグで32試合6得点、今シーズンはここまで半年で18試合4得点。さらにヨーロッパリーグで8試合にも出場している。DFのレベルが高いセリエAなので、すぐに活躍は難しいかもしれないが将来に期待したい。背番号は37番。

Milan Škriniar 37 ミラン・シュクリニアール

  • ポジション:CB
  • 1995年2月11日生まれ(20歳)
  • スロヴァキア Žiar nad Hronom出身
  • 187cm 80kg
  • 昨季:ジリナ(スロヴァキアリーグ) 32試合6得点
  • スロヴァキアU-21代表:14試合3得点

そしてもう一人はかねてから噂のあったこの人。インテルからセンターバックの”ラノッキア”をレンタルで獲得。ご存じバリバリのイタリア代表、しかもインテルの元キャプテンながら今シーズンは新加入組のあおりを受けて定位置を失っていた。EURO2016に向けて、プレーできる環境を選んだと言う事であろう。195㎝の長身を生かしたヘッドは当然大きな武器。さらに足元の技術もある。インテルで定位置を奪われていたのは、弱冠の守備の弱さか?まだ27歳とこれから一番脂の乗る年齢でもあり、ゼヒ完全移籍で欲しかった。背番号は16.

Andrea Ranocchia 16 アンドレア・ラノッキア 

  • ポジション:CB
  • 1988年2月16日生まれ(もうすぐ28歳)
  • アッシジ出身
  • 195cm 81kg
  • 昨季:インテル 33試合2得点
  • イタリア代表:20試合0得点

※来るもの有れば、去る者あり。 インテルとは、おそらくドドやリッキー・アルヴァレスも含めて密約があるのだろう。ついに、ついに我らがエデルが放出されてしまった(T_T)

2011-12シーズンの冬に加入して以来、ちょうど4年間。素晴らしい思い出と結果を残してくれた。127試合44得点。そのゴールだけでなく、FWながらゴールラインまで追っかけての献身的なディフェンス。その頑張りがコンテにも認められ、ブラジル出身ながらイタリア代表にも選出。アズーリでもすぐに結果をだし、今や欠かせない選手となっている。久々にEUROにサンプばりばりのイタリア代表選手が出場すると、私も楽しみにしていたのだが・・・

 インテルには1,350万ユーロで売却。一応形式はレンタルだが、戻ってくることはまず無いだろう。エデルの完全移籍の条件に、ラノッキアやドドのサンプへの完全移籍が含まれている事を願う。

↓↓この2人の背番号23番対決が、今度は逆のチームとなる↓↓

GRAZIE EDER!GRANDE IN BOCCA AL LUPO!!

 さらにCBのズカノヴィッチのローマ移籍も決定。290万ユーロで夏に買ったエルヴィンは、わずか半年で400万ユーロで売られる形となった。レギュラーとして16試合3得点。ヘッドも強く、左足のFKも強烈。私も好きになっていた選手だったので、正直この移籍は猛反対だ。今シーズンの残りも彼がいなくなるとやばいし、まだ値も上がりそうだから4年契約の彼を売り急ぐ必要は全く無い。不可解だ。フェッレーロのローマ愛が発動してしまったか?

 

”CIAO ERVIN!”

あと、2日の移籍市場。ただまだ最後にひと波乱あるだろう。今可能性が高い移籍が以下の通り

IN

  • FWファビオ・クアリアレッラ(トリノ)
  • FWニコライ・ヨルゲンセン(コペンハーゲン)
  • MFヤコポ・サーラ(ヴェローナ)
  • MFヴラディミール・ワイス(Lekhwiya=カタール)

OUT

  • DFヴァスコ・レジーニ(ナポリ)
  • DFペドロ・ペレイラ(ヴェローナ) 

 エデルに去られたサンプ、さらにソリアーノも来シーズンにインテル行きが水面下で決定していると言う噂が有り、サンプファンの怒りは最高潮に達している。FWの代わりは必須だが、一番手が元サンプで現トリノのクアリアレッラ。300万ユーロ前後での獲得が噂されている。クアリアが破断した場合、デンマーク代表のヨルゲンセン。その他、前線の強化にヴェローナの若手MFサーラ(ゾレックの完全譲渡+ペレイラのレンタル移籍との交換)。また、3年前にセリエAのペスカラで活躍した、スロヴァキア代表のワイスの獲得も噂されている。一方レジーニのナポリ行きもほぼ決まり。DF陣は大幅な入れ替えとなりそうだ。

 エデルの移籍はもう、決定事項。結局、サンプは活躍して高くなった選手を売らなければやっていけないのだ。そして若くて安い選手を獲得したり、自前で育てて活躍させて売るのは上手いが、いざお金を持った時にそれを使うのが下手だ。メガクラブとの差はしょうが無いが、ナポリあたりと今差がついているのは、結局フェレーロもデ・ラウレンティスほど金は自由に使えないと言う事実。ガッローネより大盤振る舞いしているように見えても、誰かは売ってバランスはとらないといけないのだ。もしフェッレーロが会長に就任してから、たったここ2年ぐらいの間でサンプに関わった選手を、ある程度今の抱える事が出来ていたら、こんな夢の様なチームが出来る。

     カッサーノ エデル

    (ガッビアディーニ)(ムリエル)

        コレア(リッキー)

オビアング          ソリアーノ

       フェルナンド(パロンボ)

ドド            デ・シルヴェストリ                        

   ロマニョーリ ムスタフィ
            (ラノッキア)          
      ヴィヴィアーノ

こうなっていけば、ヨーロッパの常連クラブになれるのだが・・・まだ1歩も2歩も足りないだろう。結局調子が良いシーズンはCLやELを狙える位置まで行き、逆に活躍した選手を売って、うまくその補填が出来ないシーズンは、B落ちの危機までいってしまう。

ただ今さら後ろを振り返ってもしょうがないので、正直今冬のメルカートは不満だが、これからのフォーメーションを考えてみたい。現在17位とかなり危機的なポジションにおり、サンプファンの間では,冬にパッツォとカッサーノを売ってB落ちした2010-11シーズンに状況が似ていると言う話も出ている。しっかり考えていかないと本当にまずい。先週の試合を観ても、コレアの成長は期待できる。エデル無き今、コレアを中心に考えていった方が良いと思う。

ポイント

  • コレア、もしくはリッキーを生かす事を考える
  • さらに現在不調のムリエルも、獲得した金額を考えると絶対に見捨てられない、活躍してもらわないと困る選手
  • +カッサーノと言う事を考えると、2トップ+トップ下を置いた4-3-1-2が最適だと私は思う
  • MFの3人=ボランチはフェルナンドが鉄板(控えにパロンボ)、
  • 両脇を攻撃的なら右ソリアーノ、左リッキー
  • 守備的ならイヴァンとバッレート
  • CBはシルヴェストレが昨季の調子を取り戻せば、ラノッキアーシルヴェストレ。そうでなければモイサンデル。シュクリニアールは4番手で経験を積む
  • サイドバックは右デ・シルヴェストリ。怪我いえるまではカッサーニ。ペレイラはレンタルで修行に出す
  • 左はドド。頼むよー!控えにメスバー

よってこんな感じ

     カッサーノ クアリアレッラorムリエル

        コレア(リッキー)

リッキー          ソリアーノ

(バッレート)             (カルボネーロ)(サーラ)

        フェルナンド(パロンボ)(イヴァン)

ドド            デ・シルヴェストリ

(メスバー)               (カッサーニ)           

   ラノッキア モイサンデル
  (シュクリニアール) (シルヴェストレ)          
      ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ DFコーダ、ペレイラ

MFクリストドゥロプーロス、クルスティチッチ、ロッカ FWロドリゲス

 まぁこれはあくまで私の希望で、実際モンテッラは4-3-3を使い続ける気がするが・・・

例えば次節のボローニャ戦は、まずカッサーニが出場停止で、デ・シルヴェストリが怪我の為に右SBはペレイラ。CBは人もいないので、いきなりラノッキアの先発が有りそうだ。

MFは左からバッレート、フェルナンド、ソリアーノ。バッレートの汚名返上に期待したい。

FWではカルボネーロが怪我で間に合わなそう。よってカッサーノの1トップを左コレア、右リッキーのウィングが支える形となろうか

         カッサーノ 

コレア           リッキー

バッレート         ソリアーノ

      フェルナンド(Cap)

ドド              ペレイラ 

   ラノッキア モイサンデル
           (シルヴェストレ)          
      ヴィヴィアーノ

一方のボローニャは、出だしは最悪だったが、ドナドーニ監督に代わってから絶好調。いつの間にかサンプより上の12位。ガスタルデッロ元キャプテンと、これも元サンプのGKミランテを中心としたディフェンス。

FWではセンターフォワードのデストロを、ジャッケリーニとムニエの3トップが機能してきており侮れない。

サンプはアウェイ未勝利(一応アウェイ扱いのDERBYは勝ったが)、現在3連敗中。移籍メルカートのごたごたで、試合へ集中できてない状況。しかし4連敗は許されない!

Foooorza Saaaaamp!!

   次節:セリエA第22節 2016年 1/31(日) 対ボローニャ @ボローニャ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

 ’15-’16 SERIE A

21試合 6勝5分10敗 勝点23 得点 31 失点 36 得失点差 -5 現在17

今日のカッサーノのアフォリズム(格言)

numero33:

 Le telefonate di complimenti dopo che hai giocato una grande partita,invece,contano poco.

格言33:

 それに対して(格言32に対して)、素晴らしいプレーをした試合の後の「おめでとう」の電話は、あまり意味が無い電話だ



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