2019-20 Serie A 第6節 SAMPDORIA 1-3 Inter そう簡単に奇跡は起こらない

2019-09-28 20:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20
最下位サンプと5戦全勝で首位のインテル。オッズをつけるのは物凄く簡単だろう。
しかし、それが度々くつがえるのがセリエAの面白さでもある。
実際、サンプは古来より不可能そうな状況の強豪相手の試合に良く勝ってきた。
だから好きになったのだ。
しかし、しかしこの日はさすがに相手が悪すぎた・・・

Serie A 第6節 9/28(土) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:カヴァレーゼ氏(Teramo出身)

サンプドリア 1-3 インテル

得点者:前半20分センシ、22分サンチェス

    後半10分ヤンクト①、後半16分ガリアルディーニ

↑↑©sampnews24より

唯一盛り上がったのが、このヤンクトのゴールの後の数分間。しかしそれも長くは続かず…

[試合前情報] 

・フィオレンティーナとの最下位対決に敗れたサンプ。そこから中2日での首位インテル戦。

昨季4位のインテルは今季コンテ新監督を迎えてガラッとチームが変わった。

強力な戦艦へと生まれ変わったMr.マープコンテ・インテルがここまで5戦全勝と抜群のスタートダッシュを決めたとしたら、それにはやはり理由があるのだろう。しかも1つだけではなくたくさんの理由が。

去年ゴタゴタの根源となっていた”逆賊”バカルディ、さらにペリシッチやナインゴランなどの主力を躊躇なく切り捨て。このあたりの選手は、個の力は強いがまさにまとまらそうな選手たち。代わりに主力に据えようとしてるのが、センシやバレッラなどの純国産イタリア人の若手。やはりチームの主力が生え抜きや、国産の若手で固まるチームは強いと思う。

フォーメーションも基本は3-5-2へと移り変わり、後方から細かいタッチでパスを幾何学的につなぐポゼッションサッカー。

コンテは同じサッカーでユーヴェやイタリア代表、チェルシーなどで数々の実績を作ってきた。弱点はやはり髪型だけか

前回の対戦はアウェイで1-2で惜敗↓↓

https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/1775a81a8236483554c9314c98623a79

2018-19 SERIE A 第24節 Inter 2-1 SAMPDORIA 3連敗・・・ - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

SERIEA第24節2/17(日)18:00@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)主審:ドヴェーリ氏(Roma1出身)サンプドリア1-2インテル...

2018-19 SERIE A 第24節 Inter 2-1 SAMPDORIA 3連敗・・・ - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

以下がサンプvsインテルの直近9試合↓↓

  1. 2019/02/17 Inter 2-1 SAMPDORIA 
  2. 2018/09/22 SAMPDORIA 0-1 Inter
  3. 2018/03/18 SAMPDORIA 0-5 Inter
  4. 2017/10/24 Inter 3-2 SAMPDORIA 
  5. 2017/04/03 Inter 1-2 SAMPDORIA
  6. 2016/10/30 SAMPDORIA 1-0 Inter
  7. 2016/02/20 Inter 3-1 SAMPDORIA
  8. 2015/10/04 SAMPDORIA 1-1 Inter
  9. 2015/03/22 SAMPDORIA 1-0 Inter

 2015-17年まで3勝1分け1敗だったが、その後4連敗中・・・マロッタGMがインテルに移ってから負けているのは偶然じゃない気がする・・・インテルとサンプの両クラブ間での移籍は近年非常に多く、かなり因縁の対決となる。

インテルからは憎きイカルディはいなくなったが前述のマロッタCEO、その他にもシュクリニアールラノッキア、そしてGKの2人ベルニパデッリもサンプ経験がある。

一方サンプにいた元インテル勢は昨シーズンまででだいぶ減ったが、まだFWカプラーリ、ボナッツォーリの2人がいる


さてサンプはディフランチェスコの3‐5-2。前節からはトップ下を無くして、守備も出来る中盤をいれて分厚くしてきた。出場停止はムリージョ。怪我人ではGKセクリンフェラーリマローニが不在。

DF陣はフェラーリムリージョ不在で真ん中はチャボットがスタメンデビュー。左右は変わらず右CBにSBのベレシンスキ、左にはコリー

MF陣はサイドハーフは変わらず右にデパオリ。左はムッルー。3センターハーフのような形はエクダルがアンカーの左にヤンクト、右にリネッティ。リネッティはやっぱりスタメンで使わないとダメだ!

FWは前節ターンオーバーで休ませたクアリアレッラとちょっと1列下がり気味にリゴーニ

ちなみにベンチのGKラスパはプリマヴェーラのGKで#28を背負って初ベンチ入り

SAMPDORIA3-5-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

 クアリアレッラ(cap)リゴーニ

  ヤンクト リネッティ(73分カプラーリ)

ムッルー      デパオリ(56分ボナッツォーリ)

    エクダル(69分ヴィエイラ)

  コリー  ベレシンスキ

    チャボット

     アウデーロ

ベンチ:GKラスパ、ファルコーネ DFアウジェッロ、レジーニ、フェラーリ MFバッレート、トルスビー、レリス FW -

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

インテルはコンテ監督の3‐5‐2。DFはデフライを真ん中で元サンプのシュクリニアル、ゴディン休ませて若干20歳のバストーニ。

MFはセンシ、ガリアルディーニのイタリア代表を中心にアンカーには昨季から新境地を見出したブロゾヴィッチ。

左はユーヴェ時代干されていた時からずーーーと個人的に獲得したいアサモア。右は昔のメンディエタとプレースタイルが被るようになってきたカンドレーヴァ。

2トップはCL用にルカクを温存してサンチェスとラウタロ・マルティネス

Inter(3-5-2) 監督:アントニオ・コンテ

 サンチェス■46分マルティネス(56分ルカク)

 センシ(65分バレッラ)ガリアルディーニ

アサモア      カンドレーヴァ(57分ダンブロージオ)

    ブロゾヴィッチ

 バストーニ シュクリニアール

     デフライ

    ハンダノヴィッチ(cap)

ベンチ:パデッリ、ゴディン、ベシーノ、ラノッキア、ポリターノ、ラザロ、ヴァレーロ、ディマルコ、ビラーギ

備考:年間パス保有者数17.031(1試合平均177.402euro),有料入場者数6.663(205.528euro),芝状態良好

 

★インテルがCLの試合を来週に控えているため、土曜日18時に行われたアンティチポ。

SUDの1階には、FEDELISSIMIの横断幕が

”DAL 1961 OGNI ANNO TI AMIAMO SEMPRE PIU'"

=1961年から毎年毎年、お前への愛が深まっていく


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=q7MCF9MWhrs

サンプは中2日の疲れが見られるのか、せっかく厚くした中盤もあまり鋭い動きは見られない。

11人中6人はこの1週間で3試合連続のスタメンとなっており、インテルとの選手層の厚さの違いも出ているだろう。

徐々にインテルの中盤での細かい繋ぎに、少しずつプレスが遅くなってしまい。前半20分にあっさり先制を許す。

カットインから思いっきりミドルを撃ったセンシ。このシュートがサンチェスのお尻に当たってコースが変わり・・・さすがにGKアウデーロなすすべ無し

これはやや不運な失点ではあった。ただ、続けざまの2分後に失点した事は良くない

同じような位置からのセンシのミドル。これはシュートミスだろうが、逆にゴール前のサンチェスに絶妙なシュートパスになってしまう。

間違いなくそこはオフサイドでしょ?っていう場所でサンチェスはボールを受けてシュート決める。

「大丈夫、どうせオフサイだよ。さぁリプレーリプレー」と振り返ったらサンチェスの出足が最高に良く、オフサイドでは無かった・・・・

そんなわけであっという間に2失点。

0-2になって前掛かりになったサンプ。それをあざ笑うように35分。インテルがカウンターからカンドレーヴァがゴールを決めるが、これは本当にオフサイドで取り消し。

ロスタイム3分。そのまま前半は0-2で終了。チャンスらしいチャンスも無く、熱くなれる要素が何もない

順風満帆に見えたインテルだが、一つのハプニングが後半開始直後に起こる

↑↑©tuttosportより

前半、得点も決めて絶好調だったアレクシス・サンチェス。インテルは後半開始直後にすぐさままたチャンスをつくる。

サンチェスはアウデーロのミラクルセーブの後のこぼれ球に突っ込んで倒されてPKを要求。

これが逆にシミュレーションを取られてイエロー。すでにイエローを1枚貰っていたサンチェスはこれが2枚目となり退場。思わぬ形でサンプは数的有利になった。

これを受けてサンプはフォーメーションも4-4-2に変えてやや攻撃的に。これでサンプは良くなった。

後半10分、リネッティのパスからヤンクトがペナ内。混戦から左足を一閃。うれしいサンプでのカンピオナート初ゴール!

これでわずかに可能性が出てきたサンプ。ティフォージも俄然勢いづく

その勢いを買って、デパオリに代えてFWボナッツォーリを投入。古巣対決。

一気に同点を目指す

サンプ後半途中~ 4-4-2

クアリアレッラ(cap)ボナッツォーリ

ヤンクト      リゴーニ 

 ヴィエイラ リネッティ

ムッルー    ベレシンスキ

  コリー チャボット

   アウデーロ

しかし、その時間も長くは続かない。わずか6分後にブロゾヴィッチからきれいな対角線上のスルーパスからガリアルディーニがペナ内どフリーになる。

アウデーロと1対1になって、アウデーロが一度は防ぐがこぼれ球をもう一度ガリアルディーニに決められて再び2点差・・

その後もリネッティに代えてカプラーリを投入し、さらに攻撃的にして反撃を試みるが実らず。

クアリアやヴィエイラなど、最後までチャンスは作ったが。

ロスタイム4分。

そのまま1-3で敗け

(ポイント )

・はい、インテル6連勝~

・まぁ頑張ってた方だが、実力が違った、この日は

・だって首位と最下位だもん

・#FerreroVattene みんなの願い

  さぁ、余談を許さなくなってきた。

サンプファンになって30年になるが、開幕6試合で1勝5敗は経験が無い。

私がファンになってからBに落ちた2回も、ここまで酷くは無かった・・・

どうする?会長さん。どうする??ディフラ

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

6試合 1勝0分5敗 勝点3 得点4 失点14 得失点差-10 現在20位

次節:セリエA 第7節 2019年 10/5(土) 対エラス・ヴェローナ@ヴェローナ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿