今季が始まった途端に色々忙しくなって、更新が滞ってすみません。このblogの書き方も色々悩んでるところも有りまして・・・
ただ、またセリエA座談会にも出るのでやる気が出てきて最新試合から徐々に更新していきます!
⇒11/15(日)21:00~ ぜひ聞いて下さい!
https://twitter.com/serieazadankai/status/1323089996971044869
さて、試合
カリアリ2-0サンプドリア
得点者:後半3分ジョアン・ペドロ(PK)、24分ナンデス
↑↑©Calcio Castedduより
こいつのせいで負けた。29歳の今季セリエAデビューした若造審判。
”ジョヴァンニ・アイロルディ”
実は3代に渡ってセリエAの審判を代々務めている3世選手。ステファノ・アイロルディの息子、ニコラ・アイロルディの孫
アウジェッロへの一発レッド。ジョアン・ペドロへの怪しいPKの判定。
この2つの判定で試合は決まった。
まぁサンプも褒められた出来ではなかったが、全然展開は変わっただろう
[試合前情報]
勝点10で9位のサンプ。勝点7で12位のカリアリとの対戦。
カリアリは昨季サンプ監督のエウゼビオ・ディフランチェスコ監督が率いる
おととしのローマ、昨年のサンプと2年連続で途中解任(サンプとは本人は給料を放棄した辞任と言っているが)され、なんとも珍しい2年連続でラニエリお爺ちゃんにお尻を拭いてもらった、いわば因縁の対決
かたくなにウィングを置く3トップ(4-3-3)にこだわっていたはずのディフランチェスコだったが、このカリアリでは4-2-3-1も使用。そして昨季のサンプとは全然違ってディフェンスが有る程度整備されていた。
やればできるんじゃーん。やっぱり自我を通すだけでは勝てないという事が2回連続の失敗でわかったか・・・
思えばサンプを率いた1998-99のスパレッティも大失敗だったが、その後名将まで上り詰めたもんなぁ。
やはり変化に対応できる監督こそ名将。もはや他人事だが、ジャンパオロの将来もちょっと心配だが
↑↑©Sky Sportより
前回のアウェイでの対戦は3-4の大逆転負け。コパも含めて4日間で2度連続で対戦して連敗した苦い思い出の昨季のカリアリ戦だ。それも含めて2008年からサルデーニャ島では勝っていない。鬼門中の鬼門だ↓↓
2019-20 Serie A 第14節 Cagliari 4-3 SAMPDORIA なんて日だ! - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
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2019-20 Serie A 第14節 Cagliari 4-3 SAMPDORIA なんて日だ! - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
直近5試合 アウェイでのサンプvsカリアリ(SERIE Aのみ)
2019-2019 Cagliari-Sampdoria 4-3 38′ rig. Quagliarella (S). 52′ Ramirez (S), 69′ Nainggolan (C), 70′ Quagliarella (S), 75′, 77′ Joao Pedro (C), 90’+7′ Cerri (C)
2018-2019 Cagliari-Sampdoria 0-0
2017-2018 Cagliari-Sampdoria 2-2 12’ e 19’ Quagliarella (S), 56’ Farias (C), 60’ Pavoletti (C)
2016-2017 Cagliari-Sampdoria 2-1 37’ João Pedro (C), 86’ Fernandes (S), 88’ Melchiorri (C)
2014-2015 Cagliari-Sampdoria 2-2 28’ Gabbiadini (S), 38’ Obiang (S), 59’ rig. Avelar (C)
※2敗3分け。やはり鬼門は鬼門。ちなみに同じこの5年間、ホームでのカリアリ戦は4勝1分け。決してカリアリ自体と相性が悪いわけではない
通算成績 (セリエAでのカリアリホーム)
試合:34
サンプ勝利:4
引き分け: 12
カリアリ勝利:18
サンプGol: 35
カリアリGol:59
通算成績 SERIE A (全部)
試合: 68
サンプ勝利:14
引き分け:30
カリアリ勝利:24
サンプGol: 77
カリアリGol:85
※アウェイの成績が圧倒的に悪いので通算してもサンプはカリアリに負け越している。ただ1960年台カリアリが強かった頃、サンプが黎明期でまだ弱かった頃にかなり負けており、近年は巻き返しの傾向にある
DERBYから中6日での試合。
出場停止は無し。ケイタとガッビアディーニが怪我していて招集外。ケイタはそんなに重症では無さそう。ちょっと疑わしいが
ラニエリ監督は4-4-2を継続
前節のDERBYとの違いは、右MFカンドレーヴァが怪我から帰ってきた事。ヤンクトが左MFに戻る。あとの10人のスタメンは一緒。
元カリアリはエクダル。そして監督のラニエリ
SAMPDORIA<4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ
クアリアレッラ(CAP)(77分ラ・グミーナ)
ラミレス(43分ダムスゴール)
ヤンクト(77分レリス) カンドレーヴァ(81分ヴェッレ)
エクダル トルスビー
(77分A・シルヴァ)
アウジェッロ■40分 ベレジンスキ
トネッリ(19分コリー)吉田
アウデーロ
ベンチ:GKラヴァーリア、レティカ DFコリー、レジーニ、フェラーリ MFアスキルドセン FWプレレッチ
イエロー:トネッリ、A・シルヴァ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カリアリはディフランチェスコ監督が得意の4-3-3を捨てての4-2-3-1
出場停止はおらず、DFピンナとFWルブンボが怪我で不在
DFはインテルから加入したウルグアイ代表のゴディンが中心。MFも新加入のルーマニア代表のマリンがアンカーとしてゲームをコントロールする
FWはシメオネ息子をワントップに、その下をサンプキラーのキャプテン、ジョアン・ペドロ。もう1人のサンプキラーのチェッリは控えスタート
元サンプはディフランチェスコ監督のみ
カリアリ(4-2-3-1) 監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ
シメオネ(86分パヴォレッティ)
ログ ジョアン・ペドロ(cap) ウナス(91分トラモーニ)
マリン(46分ソッティル) ナンデス(91分カリガーラ)
リコヤニス ザッパ(91分ピザカーネ)
ゴディン ヴァルキエビッチ
クラーニョ
ベンチ:アレスティ、ヴィカリオ、トリパルデッリ、クラヴァン、ペレイロ、オリーヴァ、チェッリ
イエロー:無し
*備考:無観客試合;芝状態良好
★土曜15:00に行われたアンティチポ
<あらすじ>
ハイライト動画⇒
Cagliari 2-0 Sampdoria | João Pedro and Nández On Target For Hosts | Serie A TIM
João Pedro’s penalty followed by a second half goal from Nahitan Nánde...
youtube#video
試合は前半はサンプが押していた。アウェイながらサンプの方がボール保持率はおそらく高かっただろう。
ただ、そんなに決定機も作れなかった。ファーストチャンスは右からのクロスをサンプキラーのジョアン・ペドロがヘッドでポストに当てたやつ
しかし膠着状態は、一発の判定でガラッと崩れる
GKへのバックパスがやや弱くなったアウジェッロが焦って、突っ込んできたナンデスを手で倒す。
不用意で不必要なファールだ。しかし最後の1人のDFではあったが、どう見てもGKアウデーロが先にボールに触れそうだったので主審アイロルディは最初にイエローカードを提示した。私は一瞬ファールの判定も厳しいけど、まぁしょうがないかなと思った。しかしあろう事かこの主審はVARでこのシーンを見返して最終的にレッドカードを提示。VARでは肉眼では見にくかったり見過ごしていたシーンをもう1度精査するための物。こんなにはっきり彼の眼に見えてる事象に関して、自信が下した決断に不安でVARで見返して判定を覆すなら
”私は無能な審判です”
って言っているような物。そんな審判ならやめちまえ!
これで10人で数的不利になったサンプ。ゲームバランスが崩れた
そして、ここでラニエリが打った奇策。ラミレスを下げるのは当然で、左SBに我らがレジーニを入れる物だと思った
しかし彼の奇策は左MFにダムスゴールを投入して、ヤンクトを右MFに、右SBのベレを左SBにして、なんと右SBにカンドレーヴァを下げるという物!残念ながらこれが裏目に出てしまった
ダムスゴールを使いたいって言うのは良くわかるし、ラミレスいなくなった分の攻撃力を補うというのはわかる。しかしさすがに34歳、怪我明け、本職攻撃的なサイドハーフのカンドレーヴァに右SBは厳しすぎた。2失点目と幻とはなったが3失点目もカンドレーヴァが絡んだものだった・・・
と言うわけで後半早々、これも怪しい判定。トネッリが立っていたところにジョアン・ペドロが突っ込んできてPKの判定
しかしジョアン・ペドロは本当にサンプキラーだなぁ。あの顔は間違いなく悪役だ
これを決められ、さらに大カウンターから2失点目を喫して万事休す
サンプも5人の交代枠をフルに使って、最後はこの形
サンプ 後半36分~ 4-4-1
ラ・グミーナ
ダムスゴール ヴェッレ
A・シルヴァ トルスビー
ベレジンスキ レリス
トネッリ 吉田
アウデーロ
しかし目立っていたのはダムスゴールぐらいで、結果枠内シュートはわずか1本・・・
惨敗に終わったサルデーニャ島の秋
やはりサンプの選手は、サルデーニャ島で羽根を伸ばし過ぎて愛人に弱みを握られてるに違いない・・・
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ44.2%:カリアリ55.8%。最終シュート数はサンプ5本(枠内1):カリアリ13本(枠内5)
・サンプはセリエAでカリアリに一番負けてるチームに躍り出ている。これで25敗。
ちなみに2位はフィオレンティーナの23、3位はトリノの21
・アウジェッロが退場となり、次節出場停止。両SBの控えが心もとないサンプ。次節もヤバい。ついに我らのレジーニが先発か!?
ラニエリ監督の試合後のインタビューを聞いてみよう⇒
Cagliari-Sampdoria, Ranieri: «Rosso giusto, rigore generoso»
L'analisi del tecnico blucerchiato al termine della sfida con i rossob...
youtube#video
「我々が試合をコントロールしていたが、2つの出来事で全てが変わってしまった。0-1になってからは我々は当然攻める必要が有り、1-1になるチャンスを逃してからは(ヤンクトが敵陣でボールを奪ったが、クアリアへのラストパスをミスった)カリアリの武器であるカウンターが生きる展開になってしまった」
「レッドカードは、GKアウデーロがボールに間に合っていたので厳しい判定ではあるが、まあ受け入れられる。ただ、あのPKは厳しすぎる。トネッリはファールを避けるために止まったのだから」
「交代は、数的不利の中でも攻めの形も残すために考えたものだ。結果失敗に終わったのは残念だ」
3連勝して、DERBYは引き分けと4試合負け無しのところでのこの敗戦は残念だ
やはりサルデーニャ島の羊を食べない様にしたり、カンノナウのワインやミルト(サルデーニャのリキュール)をたくさん飲んであげたり、サルデーニャ島にまず溶け込む必要がある
ここで2週間の代表ウィーク。ケイタとガッビアディーニの怪我が回復する事を祈る
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
7試合 3勝1分3敗 勝点10 得点11 失点11 得失点差-0 10位
次節:セリエA 第8節 2020年 11/22(日) 対ボローニャ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)
我らがレジーニは・・・
ラニエリ、レジーニは信頼しているって言ってましたが、人間としてであって選手の実力としてでは無いのでしょうね(笑)
僕は攻撃色を残すためのこの間の奇策だったので、アウジェッロが出場停止の次節は普通にレジーニだと当初思ってましたが、ベレ左を結構考えているとなると、右にロシャかフェラーリを先発させてくる可能性も有りますねー
サントンやデシーリオみたいに左右できるバックアップが欲しいです!(サンプならスタメンか(^^;)
お忙しいでしょうが頑張って下さい!
応援しています、、サンプも管理人も!😄
コメント頂くとものすごくやる気が出ます!
なんとかリアルタイムに追いつきたいのですが^^;