SERIE A 第25節 2/14(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:ダマート氏(Barletta出身)
サンプドリア 0-0 アタランタ(前半0-0)
Marcatori
- Nessuno
格下(と言っても順位は相手の方が上だが)相手にホームで引き分け。DERBY以来、7試合勝ち星無し・・・
[試合前情報]
ローマ戦の敗戦から1週間。間隔もつまってない普通の日曜のデイゲーム。相手はここ9試合で4分け5敗で同じく下位に沈むアタランタ。つまり勝たなければならない、言い訳は許されないゲームだ。サンプファンもそれは良くわかっていて、試合前のSUDでは下の写真のプラカードが無数に掲げられた
↓↓VINCI PER NOI = 私たちの為に勝て!!↓↓
サンプは前節の3-4-2-1から、かねてから私も望んでいた2トップを遂に採用。怪我人を除いてベスト布陣と思われる3-4-1-2。ただ、怪我人はDF陣に多く、センターバックのモイサンデル、ディアキテ。右SBのデ・シルヴェストリと右MFサーラ、カルボネーロが不在。集中的に2つのポジションがいない。その分代わりはカッサーニが3バックの右に入り、前節の後半から入れ替えたとおりラノッキアをリベロに。今節はシルヴェストレを左に持ってきた。右MFは前節同様イヴァン。左は彼しかいないドド。ボランチにフェルナンドとソリアーノが初めてコンビを組み(ソリアーノは結構上がり目だったが)、トップ下は好調コレア。2トップは2007年にニアミスで実現しそうでしなかった「カッサーノ&クアリアレッラ」。クアリアレッラは移籍後初先発で、ムリエルは控えスタートとなった。
一方のアタランタは、レーヤ監督の4-3-3。センターフォワードのピニージャを、冬加入したディアマンティと、10番アレッハンドロ・ゴメスが支える形。キャプテンは若きGKスポルティエッロ。将来のアズーリ入りも有力視される選手で、いつの間にかキャプテンにまでなっていた。元サンプ勢には怪我でベンチ外のエスティガリビア、控えにCBステンダルド、さらにジェノアのイメージが強いがボリエッロも冬のメルカートでアタランタに加入している
★雨の中行われた、日曜デイゲーム
SAMPDORIA <3-4ー1ー2> 監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ
カッサーノ クアリアレッラ
(60分アルヴァレス)
コレア(74分ムリエル)
ドド イヴァン
フェルナンド ソリアーノ(Cap)
(86分バッレート)
シルヴェストレ カッサーニ
ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ DFペレイラ、シュクリニアール
MFパロンボ、クリストドゥロプーロス、クルスティチッチ FWロドリゲス
Atalanta (4-3-3): Sportiello; A. Conti, Toloi, Masiello, Dramé; Freuler (13′ s.t. Cigarini), De Roon, Kurtic; Diamanti (35′ s.t. Raimondi), Pinilla (20′ s.t. Borriello), A. Gómez.
A disposizione: Bassi, Stendardo, Gagliardini, D’Alessandro, Migliaccio, Gakpé, Brivio, Cherubin, Monachello.
Allenatore: Edoardo Reja.
*
備考:警告:前半26分デ・ローン,30分イヴァン,後半31分ディアマンティ,33分A.ゴメス,40分ボリエッロ;年間チケット保有者数19.114人(1試合平均152.366 euro); 有料入場者数1.227人(22.755 euro);芝状態良好
<あらすじ>
前半 9分 オープニングシュートはカッサーノ。ペナすぐ外で引き球で一人かわしてミドルシュート→GKスポルティエッロ横っ飛びでセーブ
21分 アタランタのカウンター。デ・ローンからピニージャへスルーパスで抜け出して、GK1対1を迎えてゴール・・・・・・しかしこれは明らかなオフサイド
24分 右からのCK。中央でフリーになったコレアのヘッド→バーの上。前で被ったシルヴェストレがブラインドになったか
25分 カッサーノを倒したデ・ローンにイエロー■
29分 ディアマンティを覚悟の上で引っ張って倒したイヴァンにイエロー■
40分 右からのCK。ファーでマシエッロがアクロバティックなキックで折り返す。しかしラノッキアが間一髪クリア
41分 ピニージャを倒したシルヴェストレにイエロー。この判定にカッサーノが怒る■
44分 絶好のチャンス!左サイドのスルーパスからフリーでエリア内に侵入したコレア。しかし2タッチ目で痛恨のコントロールミスで、ボールはタッチラインを割ってしまう
ロスタイム1分。そのまま終了
前半は0-0。ポゼッションはサンプ13分31秒対アタランタ11分39秒。サンプの方がややボールを支配していたが、決定機はなかなか作れず。雨の影響もあってかコレアはかなりやりずらそうだったし、なかなか攻めのスピードが上がらなかった。せっかくの攻撃的布陣も、クアリアレッラは消える場面も多く、ソリアーノとコレアは被って相乗効果と言うよりはお互いの持ち味を消してしまってる感じだった。アタランタでは左SBのドラメが目立つ。何度か縦への鋭い突破をみせていた。しかし両チームの現状を反映してか、凡戦の感は否めない。
後半13分 フレウレルに代わってチガリーニ投入
15分 カッサーノに代わってリッキー・アルヴァレス投入。コレアがやや上がり、トップ下にリッキーのような形
17分 疑惑!!コレアのシュート。完璧なマシエッロのハンドだったが、審判の笛は吹かれず・・・ボローニャ戦はハンドじゃないハンドを取られて負けたのに・・・
20分 ピニージャに代わってボリエッロ登場。ジェノアのエースだった事も有るボリエッロには、当然の大ブーイング
29分 コレアに代わっていよいよムリエル投入。再び2トップ、攻撃的に
31分 ムリエルを後ろから倒したディアマンティにイエロー■
32分 ドドのドリブルを身体で止めたゴメスにイエロー■
35分 ディアマンティに代わってライモンディ投入
40分 オフサイドの判定後に、プレーを止めなかったボリエッロにイエロー■
41分 疲れの見えたソリアーノに代わってバッレート投入。キャプテンマークはシルヴェストレへ
41分 左サイド、ドドのFK。ファーでムリエルがタッチラインギリギリで折り返し、中央にいたラノッキアが寝ながらボレー→しかし枠のはるか上
ロスタイム 5分
49分 ビッグチャンス!左サイド、またぎから縦に突破したドドが絶妙の柔らかいクロス。突っ込んできたリッキー・アルヴァレスがヘッドで合わせるが、わずかに上
そして終了のホイッスル。そのまま0-0で終了…
(ポイント)
・今季初の0-0ドロー
・12試合ぶり、モンテッラ政権2度目の無得点
・8試合ぶりの無失点。収穫はこれだけか
・カッサーノは思い通りにプレーできず、交代の時も怒っていた
・コレアもここ数試合では一番悪い
・初先発のクアリアレッラ。前半は消えていたが、後半は何本か長いサイドチェンジとか形を作る。しかし返しの絶好のチャンスボールはもらえず。ただフル出場は収穫で、光明はある
・ソリアーノのボランチは、とりあえずアタランタ相手では問題なかったが・・・
・リッキーも未だ片鱗が見られず。球離れがやや遅い
・ラノッキアはまぁ良かった。シルヴェストレが去年ほど期待できないので、今後3バックの柱となる安定感を彼には期待
結果は痛恨のドロー。重症だなー。この試合までモンテッラはディフェンス(3バック/4バック)も何回もいじり、最終的に3バックに落ち着きそう。そして攻撃陣もかなりいじった。ほぼ毎試合違う形と言っても良いだろう。しかし、もうメンバーは変わらない。残念なニュースで、カルボネーロの怪我が思ったよりひどく、2/16(火)に手術に踏み切る事になった。その他ケガ人もまだいるが、そろそろモンテッラ自身も答えを見つけ始めていると思うので、落ち着いてある程度固まった布陣で今後の試合に臨んで欲しい。
早いものでもう残り13試合。降格ラインのフロジノーネとは勝点3差。決して余談は許されない。次節はインテル。早くも元アイドルのエデルと対戦する事になってしまう。インテルもDERBYの惨敗以来決して調子は良く無いし、エデルもインテル移籍後4試合無得点。アウェイとは言え、臆することなく勝点3を目指して欲しい。序盤から、ただ相手が名の知れたクラブだと言う事だけで引いて試合に入ったら、また負けるだろう。
こんな形で会いたくなかったよ、エデル・・・
Foooorza Saaaaamp!!
次節:セリエA第26節 2016年 2/20(土) 対インテル @ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)
’15-’16 SERIE A
25試合 6勝7分12敗 勝点25 得点 36 失点 43 得失点差 -7 現在16位
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
numero48:
Occhio alle apparenze:io sono biondo come i tre tedeschi dell'Inter di quando ero bambino.
Ma io e Jurgen Klinsmann,in effetti,siamo un po' diversi...
格言48:
容姿には騙されるな:
俺は、俺が子供の頃インテルでプレーしていた3人のドイツ人と同じように金髪だ(だった)。でも実際、俺とユルゲン・クリンスマンはちょっと違う
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