ほぼ週刊SAMP通信 第13節 SAMPDORIA 1-1 Napoli 後半ロスタイムに追いつかれドロー 気分は負け・・・ 

2014-12-01 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15

SERIE A 第13節 12/1(月)   @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 1-1 ナポリ

             (前半0-0)  

         主審:ロッキ氏(Firenze出身)

  3位ナポリとの直接対決。最後の最後に破壊されたお祭り。92分間試合を支配し、数的有利になるも後半ロスタイム47分のゴールで無念のドロー・・・

 
Marcatori
(後半13分) サンプドリア エデル③:高い浮き球をペナすぐ外で、後ろ向きでトラップしたエデル。そこから右方向に反転しながらドリブルして、最後はDFの股を抜く強烈なグラウンダーのシュート。ボールはGKラファエルも届かない、絶妙な右隅へ。先制!
(後半47分) ナポリ① サパタ:左サイドを突破したグラム。ラインぎりぎりから左足で上げたクロスに、途中出場のサパタがダイビングヘッド。交代してファーストシュートがゴール・・・・
 
★月曜日ナイターで行われたPOSTICIPO。今季負け無しのホーム。
 
  
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
     エデル   オカカ 
       
       ソリアーノ
        (70分クルスティチッチ) 
 
  オビアング     リッツォ 
   (46分ダンカン)      (79分ガッビアディーニ)
 
          パロンボ(Cap)
        
 
メスバー        デ・シルヴェストリ
 
 
  ロマニョーリ シルヴェストレ
        
        ロメロ 

ベンチ:GKダ・コスタ、ヴィヴィアーノ

DFレジーニ、ガスタルデッロ、カッチャトーレ

MFマルキオンニ

FWフェダート、サンソーネ、ベルヘッシオ 
 
 
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Napoli (4-2-3-1): C. Rafael; Maggio, R. Albiol, Koulibaly, Britos (14' s.t. Mertens); D. López, Inler (18' s.t. Jorginho); Callejón, Hamsik (34' s.t. D. Zapata), Ghoulam; Higuaín.
A disposizione: Colombo, Andujar, Henrique, De Guzmán, Mesto, Radosevic, Gargano.
Allenatore: Rafael Benítez.
Note: espulso al 40' s.t. Koulibaly per doppia ammonizione; ammoniti al 7' p.t. Britos, al 19' p.t. Obiang, al 35' p.t. Koulibaly, all'8' s.t. Romagnoli, all'11' s.t. Inler per gioco scorretto, al 22' p.t. Soriano per proteste; recupero 0' p.t. e 4' s.t.; abbonati 18.077 (rateo gara 155.730 euro), paganti 2.192 (incasso netto 59.978 euro); terreno di gioco in non perfette condizioni.
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 勝点1差で迎えた3位4位の直接対決。前日の日曜日に行われた試合で、ジェノアが勝って暫定3位に躍り出ているため、両チームにとって負けられない一戦だ。ホームでのナポリ戦は、CL出場を決めた'09-'10シーズン最終戦で1-0で勝って以来勝っていない。一方ナポリでは、マラドーナの記録にあと一歩と迫る5試合連続ゴール中のイグアインが好調。 
 
 ナポリは4-2-3-1。監督は一昨年サンプの誘いを蹴ったベニテス。イグアインをワントップに据え、その下を3人の攻撃的な選手で支える。去年のサンプと同じフォーメーション。攻撃は破壊力があるが、やや前輪駆動気味で今季はDFに若干の脆さをみせる。元サンプ勢としては右サイドバックのマッジョ。あとは今夏のメルカートでサンプがずっと狙っていたDFブリトスもスタメン。またアルジェリア代表のグラムは、サンプのメスバーと代表で左SBの座を争うライバル。
 
 
 サンプは、①相手の攻撃力の警戒、②前節のガッビアの不出来、③高さと強さはあるがスピードに弱いナポリのCBを2トップで突く、と言う事でフォーメーションを変更してきた。今季初の4-3-1-2。ロマニョーリの怪我が治り、キャプテンのガスタをベンチに追いやりスタメン。キャプテンはパロンボ。ガッビアディーニがベンチスタートで、1人増えるMFはクルスティチッチかと思われたが若手のリッツォ。サンプユース出身のリッツォは、この試合の前に2019年まで契約を延長した。この日誕生日のGKヴィヴィアーノも怪我が癒えて、ついに戻ってきた。しかしいきなりスタメン交代は無く、ベンチスタート。
 

 (あらすじ)

 
  • 前半  6分 ドリブルがでかすぎて、リッツォにボールを奪われたDFブリトスがリッツォを倒していきなりイエロー
  •      9分 右からのクロスをグラムがニアでヘッド。わずかに左。
  •     18分 インレルに後ろからスライでオビアングにイエロー。この日かなりナーバスになっていたオビアングは、次節出場停止
  •     21分 ソリアーノのシュートのこぼれ球を、いち早く拾ったエデルがGKをかわしシュートを決める・・・・・・先制かと思いきやオフサイドでノーゴール。  
  •     23分 エデルの左からのクロスから、ゴール前で大混戦。シュートがクリバリの手に防がれて、撃ったソリアーノがハンドを主張するが、逆に抗議でイエロー。次節出場停止
  •     34分 エデルのショートカウンターからのドリブルを止められず、後ろからのファールスライで止めたクリバリにイエロー。次節出場停止
  •          そのFK、絶好のガッビアポジションだったが、ガッビアディーニがいない為にメスバーが蹴る。ガッビアと比較しては可哀そうだが、弱いGK正面のボールしか行かなかった・・・
  •     35分 GKがキャッチしてすぐさまカウンター。スルーパスからイグアインが抜け出す。しかし縦にGKをかわそうとしたイグアインを、同じアルゼンチン代表のロメロが読み切り長い腕でキャッチ。イグアインの記録を許さず。ロスタイム無し、このまま終了。

前半は0-0。試合への入りは悪かったサンプだが、前半15分ぐらいからペースをつかみ始めると後はずっとサンプペース。2トップにした作戦が機能して、ナポリの左サイドのDF2人はオカカに手を焼き2人とも前半の内にイエローをもらう。ポゼッションもサンプ12:23対ナポリ8:40

  • 後半 7分 イグアインのユニを引っ張ったという事でロマニョーリにイエロー。ちょっと厳しいカードだと思ったが
半13分 エデルGoooooooooooooooL!!
 

 

  •    14,18分 ブリトスとインレルに代えてより攻撃的にメルテンスとジョルジーニョを投入
  •    18分 ハムシクとのワンツーで抜け出したイグアイン。左足でシュートもGKロメロの正面
  •    25分 足を少し痛めたソリアーノに代わってクルスティッチッチ投入。同じポジション  
  •    32分 左からのクロスをファーでカジェホンが落とし、ジョルジーニョがフリーでボレー。しかしシュートははるか上  
  •    33分 ナポリ最後の交代カードは、ハムシクに代えてサパタを投入。パワープレーに出る
  •    34分 一方のサンプはリッツォに代えてこの試合サブのガッビアディーニを投入。先制してからやや守勢に回っている選手達へのメッセージか・・ただ4-3-3にすると思ったが、ガッビアディーニはそのままいつもと逆の左MFに入る  
  •    39分 ボールを奪ったエデルがカウンターで高速ドリブル。クリバリがたまらずファールで止め、2枚目のイエローで退場。サンプ数的有利に 
  •    40分 途中出場のガッビアが早速FKのチャンス。たまってた鬱憤をはらす強烈なFKは、GKが何とか弾いてコーナーへ。やっぱりセットプレーはすごい
  •    43分 メスバーの殺人バックパスから大ピンチに。何とかパロンボがCKに逃れる。ロスタイムは4分 
  •    45分 ダンカンがゴール中央良いところで前を向き、ワンフェイントで敵をかわし左足ミドル。わずかに左  
半47分 サパタGoal
  • このまま1-1で終了

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(ポイント)

    • メスバー、メンタル弱すぎ
    • リッツォはもうセリエAレベルである事を証明し、まだ粗さはあるが今後も期待できる。
    • GKロメロ、安定感の無さを少しだけ露出
    • セーブ場面では活躍していたが、バックパスを一つミス
    • やっぱり帰ってきたらヴィヴィアーノかなぁ
    • SDのオスティ、2018年6月まで契約延長
    • この夏の補強は評価されるべき。出番無いマルキオンニも、パルマを弱くしたと考えれば効果的だった。
    • 冬のメルカートはゾレックとかをレンタルに出して整理する位で良いのでは?
    • ガッビアディーニ→ナポリ、カッサーノやパッツォ→サンプなど飛ばしっぽい記事はやたら多いが、まだ重要な交渉は無いだろう。 
  • この引き分けは後半43分メスバーのバックパスが原因だと私は思う。あそこで流れが変わり、選手間に動揺が走った。そして最後にサパタに目の前でヘッドを決められたのもメスバーだったのは偶然では無い。ただ彼一人のせいにするわけには全くいかない。あの時キャプテンのパロンボは「お前この重要な局面で、何やってんだよー」って言う感じで怒っていた。まぁ当然だろう。キャプテンとしても。ただ、メスバーみたいなメンタルの弱い選手には、「あとちょっとだろ、もう相手ナポリだろうが十分内容でも勝ってるし、ちょっとミスしても俺達がカバーしてやるよー」ぐらいの感じで良かったんじゃないだろうか?
  • サッカーのゴールシーンを観てると、クロスに対してDFがただ立ってたり遅れて追いかけたりしている中、FWがヘッドやボレーで決めているシーンを良く見る。しかし個人的にもDFの私から言わせると、点を取るという事だけを目標にボールに突っ込めるFWに対して、DFは何人もの選手を同時に見たり、次の展開を考えたりどうしても受け身にならざるを得ない。そしてFWが競り勝ってゴールを決める姿は当然評価されるが、DFがクロスをFWより先にクリアしてもそんなに絵になる事はめったに無い。それぐらい難しいと思うのだ。だからある程度攻めと同じぐらい強い気持ちでボールに向かわなくてはならない。コーナーでも自分がオウンゴールを決めてやるぐらいの気持ちで・・・最後のサパタのヘッドの場面で、すでに委縮して動揺していたメスバーはボールに強い気持ちで向かって行く事は既にできなかった・・・

 

 ↑↑この試合、ザ・日本の古き酔っ払いサラリーマンスタイルで頑張った、我らがフェレーロ会長。ナポリのデ・ラウレンティス会長との映画王対決は勝てず。ただ「内容には満足している。結果はアンラッキーだった」と

↑そして12/3は我が最愛のジョカトーレ「クリスチャン・カランブー」の誕生日

TANTI AUGURI ”CRISTIAN”!!

↑そして彼の奥さんのADRIANA KAREMBEUはギネスで世界一股下が長い女性にも選ばれた、有名モデル。正に「美女と野獣」だ

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 さてついに5位転落。そしてジェノアに越されたこのままズルズルいってはいけない。しかしショッキングな引き分けをすぐ忘れるためにも、すぐ木曜コパイタリアがあったのは良かったと思う。シニサはコパも本気で獲りに行くと言ったので、次節出場停止になったオビアングやソリアーノ、ナポリ戦であまり出ていないガッビアやレジーニなどは使ってくる可能性がある。さらにGKも怪我明けのヴィヴィアーノを試す絶好な機会だと思う。ヴィヴィアーノが戻れば、またロメロの移籍話も騒がしくなるだろうが・・・とりあえず、次のエラス戦に弾みをつけるためにも、勝つぞ――――――

 

 

Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp

次の試合:TIMカップ  12/4(木) 対ブレッシァ @ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間早朝5:00)

 

  ’14-’15 SERIE A   

勝点22 13試合 5勝7分1敗 得点 16 失点 10 得失点差 +6 5



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3 コメント

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Unknown (不良中年)
2014-12-07 10:00:51
クロスに対してDFの動きだしが遅いとヨーロッパでは「バタフライを眺めてた」なんて揶揄されたりしますよね。

わりと甘口な会長がメスバーに手厳しいのは以外でしたが、僕も草サッカーではCBが多かったのでお気持ちはよくわかります。

インテル戦でのロマニョーリは若さでしょうがないとしても、サルディニアでのカッチャトーレとか、DFがきっちり集中しきれていれば取りこぼすことのなかった勝ち点が今年は目立ちます。
例年より内容がかなりいいだけに痛恨ですよね。

とにかくジェノアの後塵を拝するわけにはいかんとです。
あいつら運がよすぎ。

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Unknown (周死氏@管理人)
2014-12-07 23:08:37
メスバーは、ミラン戦も不運だったかも知れないけど、結局彼のせいですからねU+3030
プレーはそんなに嫌いじゃないんですけど、とにかくプレッシャーに弱すぎだと思います。

どうやら、ガッビアディーニは本決まりっぽいですね…
あとは、代わりを誰とってくれるか。
カッサーノは個人的には嬉しいけど、強くなるかは疑問。フォーメーションは4ー3ー1ー2にしないとダメだろうし、間違いなくシニサの目指すサッカーとは違うでしょうからねU+1F605カッサーノ、エデル、オカカも見てみたいけどU+1F601まずはオカカを死ぬ気で阻止しないと!
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Unknown (不良中年)
2014-12-08 03:50:53
そういえばミラン戦ですべってハンドしたのもメスバでしたね。 痛かった。

ガッビアディーニに関しては早くからアトレティコマドリッドからも20ミリオン級のオファーがあったみたいなので冬のメルカートで去るのは覚悟してました。
いずれにしても決定権はうちじゃなくてマロッタにあるんでしょう。

あと、契約延長できなかったオカカもパッツィーニプラス2~3ミリオンでミラン行きが噂されてるようです。 悪くないかも。

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