*** 以下引用 下記URLより ***
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/1cffcdc58cdd55ea51f522d58c9e869b
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p97~
(小沢氏の⇒筆者)外交政策についても、対米従属から、中国、韓国、台湾などアジア諸国との連携を強めるアジア外交への転換を主張するようになりました。「国連中心主義」を基本路線とするのもこのころです。
小沢一郎は、09年2月24日に奈良県香芝市で「米国もこの時代に前線に部隊を置いておく意味はあまりない。 軍事戦略的に米国の極東におけるプレゼンスは第7艦隊で十分だ。 あとは日本が自らの安全保障と極東での役割をしっかり担っていくことで話がつくと思う。
米国に唯々諾々と従うのではなく、私たちもきちんとした世界戦略を持ち、少なくとも日本に関係する事柄についてはもっと役割を分担すべきだ。 そうすれば米国の役割は減る」と記者団に語っています。
つまり沖縄の在日米軍は不要だと明言したわけです。
この発言を、朝日、読売、毎日など新聞各紙は一斉に報じます。 『共同通信』(09年2月25日)の配信記事「米総領事『分かっていない』と批判 小沢氏発言で」では、米国のケビン・メア駐沖縄総領事が記者会見で、「『極東における安全保障の環境は甘くない。 空軍や海兵隊などの必要性を分かっていない』と批判し、陸・空軍や海兵隊も含めた即応態勢維持の必要性を強調した」と伝えています。 アメリカ側の主張を無批判に垂れ流しているのです。
p98~
この発言が決定打になったのでしょう。 非常に有能だと高く評価していた政治家が、アメリカから離れを起しつつあることに、アメリカは警戒し、行動を起こします。
発言から1か月も経っていない2009年3月3日、小沢一郎の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で公設秘書も務める大久保隆規と、西松建設社長の國澤幹雄ほかが、政治資金規正法違反で逮捕される事件が起きたのです。 小沢の公設秘書が西松建設から02年からの4年間で3500万円の献金を受け取ってきたが、虚偽の記載をしたという容疑です。
しかし、考えてもみてください。 実際の献金は昨日今日行われたわけではなく、3年以上も前の話です。 第7艦隊発言の後にたまたま検察が情報をつかんだのでしょうか。 私にはとてもそうは思えません。
アメリカの諜報機関のやり口は、情報をつかんだら、いつでも切れるカードとしてストックしておくというものです。 ここぞというときに検察にリークすればいいのです。
この事件により、小沢一郎は民主党代表を辞任することになります。 しかし、小沢は後継代表に鳩山由紀夫を担ぎ出します。 選挙にはやたらと強いのが小沢であり、09年9月の総選挙では“政権交代”の風もあり、民主党を圧勝させ、鳩山由紀夫政権を誕生させます。 ここで小沢は民主党幹事長に就任しました。
p99~ ―小沢裁判とロッキード事件の酷似―
ここから小沢はアメリカに対して真っ向から反撃に出ます。
鳩山と小沢は、政権発足とともに「東アジア共同体構想」を打ち出します。 対米従属から脱却し、成長著しい東アジアに外交の軸足を移すことを堂々と宣言したのです。 さらに、小沢は同年12月、民主党議員143名と一般参加者483名という大訪中団を引き連れて、中国の胡錦濤主席を訪問。 宮内庁に働きかけて習近平副主席と天皇陛下の会見もセッティングしました。(略)
しかし、前章で述べたとおり、「在日米軍基地の削減」と「対中関係で先行すること」はアメリカの“虎の尾”です。 これで怒らないはずがないのです。
その後、小沢政治資金問題は異様な経緯を辿っていきます。
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*** 以上引用 終 ***
大手マスメディアは、アメリカの意を汲んだのか、アメリカ寄りの官僚の意を汲んだのか、内閣官房、検察、司法とタッグを組んで世論操作に励んだようです。 その結果が、田中角栄の失脚であり、小沢一郎氏への嫌悪感と成ったのでしょう。
しかし今や、ネット住民の覚醒によりその仕組みが、国民にも広く認識されるようになっています。
大手新聞を、隅から隅まで眼を通している御仁ほど、『小沢は悪い奴だ!』と言うことになっているようです。
残念ながら、私の世代ではネット情報を、子豆にチェックしている人は、20%前後と思いますが、今回の選挙では結果は、どう動く事になるのでしょうか・・・。
《ニコ動》の党首討論では、その勢いを評価すれば『大地・鈴木氏』『日本・田中氏』が、一歩先んじているようであったが・・・ 、嘉田さん・・・自信を持ってください、とエールを送っておきます。