住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

自民党の『改憲草案』読んでみた・・・

2016年07月24日 | 日記

  言を新たにして、アメリカの次の大統領はトランプとは、今更云うまでも無い。
共和党のトランプを、米国の国粋主義者(表面的には)と云うなら、日本のアべシンゾー氏も表面的には、日本の国粋主義者と云う事に成るのだろうか・・・。



  自分の家系のA級戦犯の名誉の回復でも、心の中に疼いてでもいるのだろうか・・・。  地球或は宇宙の中における、人類なんぞと云う生物は、単なる塵芥あるいはガン細胞に等しいのではないかと、時々、筆者の生きる事の意味の迷いが頭をよぎる。

  我々の身の回りの微生物の様な、地球上に繁殖した人間の生身の体、欧州や米国では極めて攻撃的な思想、所謂人間にとって都合が悪い環境、地球の営みなど考えもせず、我が身大切で地球そのものも支配しようとする。  人間を、地球に増殖したがん細胞と云うべきか、地球にベッタリとしがみ付いて、宿主さえも滅ぼしてしまうダニと云うべきか、少なくても人類を、地球の免疫細胞とは言えないだろう。



  核兵器の初めての使用に拠って、多くの日本人の命が奪われた、あの太平洋戦争。
憲法改正は、あくまでも戦いを前提とした、或は、言葉を変えれば武力で相手を威嚇し沈黙させる事を目指している。  東洋或は東南アジアには、もっと違った人に対する対応や、自然に対する対応が歴史的に、受け繋がれているはずで無かったのか・・・。


  憲法改正草案、かみ砕いて人様に説明するほど理解したとは思われませんので、ここはある論客の意見を引用して置きます。
引用先URL: http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=2222&p=2

        ****  以下引用      ****
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  冒頭の第一章に、天皇を象徴でなく、「日本国の元首であり、・・・」と持ってくる意図は何なのか、また天皇の名において政治をやれば、天皇には本能的にひれ伏す日本人の心理もあって上位下達の、戦争に至ったあの官僚政治を天皇の名においてやりやすくなるとの、邪心は見え透いている。

 個人的には、この国の政官は、国民がいくら喚いても通じない。 だが天皇となると言う事を聞くのではないかとの気持ちがある。 現に今上天皇は現在の政治に対し、チョクチョク苦言を含んだ発言をされている。 でも後継天皇どなたもさような資質であるとは限らない。 利用されてしまう方もおられよう。


  個人の基本的人権を制限する著しい箇所は、21条の表現の自由で「集会、結社、及び出版、その他一切の自由は保証する。」としながら、

 これに2項が新設され、「前項の規定に関わらず公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、、並びにそれを目的とした活動を行い、並びにそれを目的とした結社をすることはできない。」

  この禁止条項の内容が、反社会的であるのか、あまりもの暴政で国民が反乱を(今の我が国ではあり得ないが)起こした時、それが公序良俗に反していると誰が判断するのか・・・・丸であの戦中で、その思想がスパイだとされて摘発され獄中で、拷問を受けて悲惨な死を遂げた多くの著名人のことが思い出される。
 
 私も疎開先の小学校で、終戦日から1カ月ほどして、特高警察の残党に警察で1週間ほど詰問されたことがある。 まだ11歳だったかな?新しい社会科の教員として赴任してきた先生が、共産党員ではないかと疑い、勉強時間にどのようなことを教えているのか、来る日も来る日も同じ事を聞かれて、敗戦民主主義って一体なんだと、大いに疑問が芽生えたものだった。 その時の印象と今が、非常に似ている。 自民党憲法改正を呼んでいると、あの頃の忌まわしい雰囲気がよみがえってくる。

  表現の自由など全く葬られた時代である。 現在でもその兆候=何が公益に反するのか、それは誰が決めるのか、既に政府権力が決める実例が出ている。
 テレ朝の古館キャスターの降板、NHKクローズアップ現代の国谷弘子女史の降板がそうである。 官房長官にたてついて発言に逆らったから、というのが理由だった。 それが新たに設置される第九章九十八条の「緊急事態」条項新設によって更に厳しく制限するのが、自民改正案である。

  『第九章 緊急事態法

  緊急事態の宣言:第九十八条
 内閣総理大臣は、わが国に関する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震などによる大規模な自然災害その他法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる』

 自衛隊による防衛を主眼としていると読めるが、次にさらりと挿入されている「内乱などにょる社会秩序の混乱」の文言がミソであることは見え見えである。 60年安保の時に、改正安保を強引に国会で成立させるために自衛隊、警察、右翼を国会に引き入れてまで成立さしょうとした祖父・岸信介。すさまじいがデモに巻き込まれて、刺されてしまったあの状況が悔しくて、自衛隊が軍事力で弾圧できるようにしたい意図が透けて見えている。

  あの時は自衛隊の出動を要請する岸信介に対し、当時の防衛庁長官・赤城宗徳が頑として言う事を聞かず、どうしてもと言うなら、私を踏みつけてやってくれと、気骨のある所を見せたものだ。 そして自衛隊の海外派兵も容認する新安保条約に対しては、官房長官の後藤田正春が、これもまた憲法を楯に頑として首を楯に降らなかった。

 今回の新条項「緊急事態」では、事前又は事後に国会の承認を得る事としているが、今の国会ではすぐに承認するだろう。 昔の赤城防衛庁長官や、後藤田官房長官のような正常感覚を基に、首相に具申する政治家など皆無なのだから、状況判断を間違える危険は、非常に高いと言わざるを得ない。



 今の状況なら衆参国会は2/3の勢力を持っているから、事態をよく見極めもせずに、緊急事態発動を容認する可能性が高い。 更にそれを可能にするのは、自民改正案では、第十章に、現行憲法の改正は衆参両院の2/3以上の賛成をもとに「国民に」提案せねばならないとしているのに、それを過半数の賛成で良いと、ハードルを滅茶苦茶に下げている。

 そして極め付きは、憲法擁護義務として第百二条で、「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」と、これまた21世紀にもなって、世界中の常識である近代憲法の根本概念、国民が憲法を通じて政治権力を監視するとの最も基本的な立憲主義の概念を、日本だけが無視するというこれまた仰天動驚の憲法にしようとしているのだ。

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   ****    以上引用   終   ****



クソ公務員、ガン公務員の他に・・・  スーパー公務員!

2016年07月21日 | 日記

  筆者はこれまで、度々公務員批判を繰り返してきた。
勿論、親類縁者にもそれらの職業、或は準公務員と云われる職業についている人も居る訳ですが、別に、親戚縁者だけ取り除いて、批判している訳ではない。

  公務と云うからには、やはり原資が税金な訳であるから、どうしても俸給に対する働きぶりを見てしまう。  又、我々の世代には『公務員=公僕』そう云う教えが染み込んでいると言うのも、一人筆者だけではないのだろう。  そう云う目で見た場合、どうしても、彼らの普段の心持は、責任を取らない方向に、そして問題を起こさない方向に、と云う姿勢ばかりが目に付き、俸給額は民間企業に比較して見てしまう。  天職などと云うには、余りにもお粗末な実情を、いかに市民や国民にバレ無いように過ごし、普段、目にしたことも無い様な『退職金』に辿り着けるか、という現実に突き当たる。


  昔、『わら一本の革命』と云う『福岡正信』氏の著作を読んで、そう云う事の実践が『東北』の片田舎で出来るのではないだろうか… と思った事が有った。  結論は、その実践が如何に難しいか、と云う結論にたどり着いただけで、もはや『アラカン』、とてもとても…である。  その流れの中に、青森の『奇跡のリンゴ』の木村秋則氏のリンゴの無農薬栽培が、有った。



  便利な時代になったものである。
『ポケモンGO』と云うアプリで、得も言われぬ面白いゲームに、没頭する事が出来ると『テレビニュース』では、毎日がなり立てて居るが、貧困層に辿り着いた我が家には、今しばらく『スマホ』は来る予定は無いし、そんなゲームにうつつを抜かす余暇が有る訳でも無い。
しかし、その面白いという話題の中に入って行くには、そのアプリをその『おもちゃ』を買って、それをダウンロードしなければ、成らないという事なので、我々下々は勿論、そんなに暇な公務員も当然、居ないものと信じてみたい。  しかし、下々の町衆がするゲームの内容も知らずして、公務員と云われることも抵抗が有るだろうという、思いも無きにしも非ずではある。


  しかし、やはりと云うか、当然というか、公務員の中にも『エライ人』は居るものである。
始めは、『ス-パー公務員』と云う触れ込みなので、眉にツバを塗りながら見ていたが、あっと云う間に思いはシンクロそして共振、前編は終わり、引き続き後編を見ずには居られなかった。
ここは、前編だけのアドレスの紹介にしておきますが、今時、偉い人が居るものだとの、心の波長が同期した興奮が、寝るまで抜ける事は無いのでは無いか…。

  テーマは、限界集落、或は疲弊する農村、国民の責任は元よりその多くは公務員の責任逃れと、高級官僚の隷米主義に、大きく原因が有るのだが、彼らにアメリカの糞舐め尻舐めと云い放っても、状況は、ずっとこれまで改善する事は無く、ますますその状況は酷くなるだけであった。


            スーパー公務員 高野誠鮮氏 奄美講演会1


  取り敢えず、コメの販売価格が半分になっても『土地改良区職員』として、県職員と同じ給与を奪い取っている、『土地改良区職員』、君たちは平成20年程度で組織が解散され、違う仕事をしているはずで無かったのか・・・・・!!!
何時までも、農業にまとわりつく『ダニ』のような立場で、恥ずかしいと思わない、その心待ちだけでも、立派と云うか『ダニの心臓』と『サメの脳』の様な、人間性にまったくの偉さを感じるしかない。。

  最後に、大橋巨泉さんのご冥福をお祈り申し上げます。  ・・・アーメン・・



2016年 参議院選挙の総括

2016年07月14日 | 日記

  マスコミの予想通り参院選挙は、自民党、公明党ほか所謂憲法改正勢力が、参議院議員の3分の2を占める結果となった。 それはそれとして、もしイカサマが無かったら、その結果を素直に認めざるを得ない。 
 それにしても、言葉を選ばないで批判させて貰えば、今回も頭の中が『トフカラ(おからのこと)』のような、芸能人が幾人か当選する事になった。 誰が投票したのか、18~9歳の子供たちだけの仕業とも思えない、立候補者と似た様な国民が一定数居たのだろう。 毎回の事である。
 昔、誰だったか『担ぐ神輿は、アホが良い』と、見事言ってのけた人が居るが、千葉県知事などはその最たるものかと、筆者には思える。  特に、県職員にとっては掌で転ばすだけ・・・・。

  あまり、批判枠を広げると焦点がぼけてしまうので、納めて置きますが、選挙前あるいは選挙中の演説は、『アベノミクス成功』の一点張りで有ったのが、 選挙後に一転、『憲法改正』と声高に話し始めたので、それらしい『絵』を検索して見た。






     下図URL:http://ameblo.jp/blackcocomomo/entry-12180243471.html?
                frm_src=thumb_module



  と、このようなセリフの字幕まで入っているのが、見つかったのでここに、留めておこう。
言うまでも無い事だが、前にも同じような嘘に腹を立てたのも忘れてしまうので、再掲して置きます。



  民主党のノ~ダや、カ~ンもクソだったが、ア~べもクソと云う意外、言葉は無い。
ソーリの某有名私大同窓の、古屋圭司憲法改正推進本部長代理は、もっとクソなのだが昨年10月頃に、次の様な発言をしている。 以下http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015100102000124.htmlより引用 
  *** ・・・  東京都内での会合で改憲に関し、大災害や他国からの武力攻撃の際、首相の権限を強化する緊急事態条項新設から着手したいとの意向を示した。
「本音は九条(改憲)だが、リスクも考えないといけない。 緊急性が高く、国民の支持も得やすいのは緊急事態条項だ。 本音を言わずにスタートしたい」と述べた。  ・・・・・
 同時に「安倍内閣のときが最大のチャンスだ。絶対に失敗しない取り組みをしないといけない」と強調した。    ***  以上引用 終 

  
  筆者が良く立ち寄るブログに、『中韓を知りすぎた男』と云うのが有る。
そこでは、韓国や中国で会社を立ち上げた時の、苦難の日々が綴られていたが、筆者には韓国の『火病』ともいうべき精神的な嘘ツキ症候群の本性が、どうもこのアべシンン”ー首相に、遺伝子が繋がって居るのではないかと思えるほどである。

  以下、ヤフー知恵袋から『韓国人・性格』と云う記事をここに引用して置きます。
 URL: http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1362731328
 以下引用 *** …ネット上で言われてる彼らのねじ曲がった根性、異常な自尊心、何の取り柄も無いくせに上から目線で根拠のない自信、虚栄心を満たすためならどんな汚い手も使う、日本へのコンプレックスの塊、超自己中心的な性格で反省をしない、約束を8割守らない、息をするように嘘をついてばれると逆切れする、日本人相手なら犯罪犯しても栄誉だと思っている・・・・・等の噂はすべて事実です。

  もちろん一部の女性や知識人はまともに付き合える人もいますが、基本的に海外に住んだことの無い人は皆さんが思う以上に反日で狂った愛国主義者です。 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ***  以上引用  終  *** 

  尚、続けて書きたいのですが、すそ野が広がりすぎて、又、取り留めの無い事になりそうなので、この辺でやめますが、Wikiには、山口県の田布施町について、 
≪ 田布施町(たぶせちょう)は、山口県の 南東部の町。 岸信介、佐藤栄作と2人の内閣総理大臣を出している。 2人の首相を出した「町」は全国でも田布施町だけである。≫ と云う記載も、 ≪ウソ≫をついて、なんとも思わない歴史的な原因が有りそうな気がします。 もちろん、筆者は田布施町には行った事が無いので、ネット情報を探った上での、思い込みです。
トップリーダーと言われる人が、≪嘘≫を吐いて平然としているようでは、国全体が半島化するのも時間の問題と言えるのではないでしょうか・・・・。 
 『 ウソやゴマカシは、いけません。 全ての悪事の始まりです。  解りましたか? 心臓サン? 』 

   

歴史の中の『ヒットラー総統』

2016年07月09日 | 日記

  我々は、歴史の中から教訓を学ばなければ、何を持ってして教訓とすれば良いのだろうか・・・?
今回の参議院議員選挙と云う国政選挙から、未だ社会の真理を見極めの付きにくい年齢であろう、多くの18歳、19歳の青少年が投票権を持つ事に成るが、その決定、現政権に拠って決められた事とあるので、現政権に有利に働くであろうことは、充分に推測する事が出来る。


  さて、ドイツ或はイタリア、日本が、三国同盟を結び第二次世界大戦へと戦乱が拡大する事に成った、あの『ヒトラー総統』が正当なドイツの国政選挙で、選ばれた事はほとんどの18歳以上の日本国民なら、御存じの事であろう。  だから、民主主義は危険で無い、と云う事には決してならないという事を、心に留め置かねばならない。
 未だ年端の行かない18歳、19歳の青少年たちが、どのような選挙行動に出るのか予断を許さないで、見極める必要が有るのだが、その結果によっては、アメリカのモンロー主義傾倒を持ち出すまでも無く、イギリスのEU離脱、ヨーロッパ諸国の外国人排斥運動等、世界が急激に変わろうとする事態を、押し留めようとする世界の動きの中で、この日本も舵取りを間違えれば、再び、あの悲惨な戦乱の時代が訪れるという事も、想定の中に入れておかねばならないのでは・・・ないか。

  筆者がこの世に生を受けて、数十年、今ほど日本に自立心が求められたことは、無かった様な気がします。  これまでは、親分から3歩離れて後(うしろ)について行けば、大方の国民にオマンマが行き渡っていたから、或は、指導者たちは経済的には日米年次改革要望書、軍事的には日米合同委員会に任せて置けば、自分たちの庶民からすれば、高所得を得る事が出来たからです。
 しかし、これから何もしなければ、日本と云う国の細胞膜は剥がされ、日本の自然環境と云う富、具体的に言えば『水、食料、エネルギー、或は国民の勤勉性、品格』と云うものが、ズタズタに引き裂かれてしまう様な気がして仕方がありません。


  最近は、ネット情報が溢れていて、どうして世界の金融寡頭勢力が力を持ち続けているのかとか、『日本の国富』が偏って資産家の人々の間にだけ集まるのか、マスコミやその政権の提灯持ち係の『懐』へだけ、そのご褒美やおこぼれが流れるのか、流しそうめんの様に綺麗に見えています。
それもこれも、過去をほじくれば、未来も見えて来るのだろうと思います。  以下ヒットラー総統の、WIKIによる書き込み、引用して置きます。

   ***  以下引用 下記URLより  ***
     https://ja.wikipedia.org/wiki/・・・・

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  ヒトラーが軍や諜報機関を離れた時期は定かではないが、いつしか政治活動自体にのめり込んでドイツ労働者党の専従職員になったのは間違いないと見られている。 彼は周辺国や国内の政治団体への過激な演説で名前を知られるようになり、ドイツ労働者党でも有力な政治家と目されていった。
 ・・・・・・・・・・労働者党内で分派闘争が起きると一時的にドレクスラーによって党内から追放されるが、党執行部のクーデターによりドレスクラーは名誉議長として実権を奪われ、代わりにヒトラーが第一議長に指名された。 この頃からヒトラーは支持者から「Führer」(指導者)と呼ばれるようになり、次第に党内に定着した。 すでにイタリアで一党独裁政治を行うムッソリーニが採用していたローマ式敬礼に倣って、ナチス式敬礼を取り入れたのもこの頃のことである。

  突撃隊の活動などでミュンヘン政界でも知られる存在となったヒトラーは、エッカート、エルンスト・ハンフシュテングル、マックス・エルヴィン・フォン・ショイブナー=リヒターらの紹介で、ミュンヘンの社交界でも知られるようになった。ピアノメーカーベヒシュタインのオーナー未亡人であったヘレーネ・ベヒシュタインなどの上流階級婦人が熱心な後援者となり、生活の援助をしたほか、ヒトラーに紳士の立ち振る舞いを身につけさせた。

  党勢を拡大したナチス党を含んだ右派政党の団体であるドイツ闘争連盟はイタリアのファシスト党が行ったローマ進軍を真似てベルリン進軍を望むようになった。
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  11月9日朝にヒトラーとルーデンドルフはドイツ闘争連盟を率いてミュンヘン中心部へ向けて行進を開始した。ヒトラーもルーデンドルフも一次大戦の英雄であるルーデンドルフに対して軍も警察も発砲はしまいという過信があった。 しかしバイエルン州警察は構わず発砲し、一揆は総崩れとなった。 ヒトラーは逃亡を図り、党員エルンスト・ハンフシュテングルの別荘に潜伏したが、11月11日には逮捕された。 逮捕直前にヒトラーは自殺を試み、ハンフシュテングルの妻ヘレーネによって制止された。 収監後、しばらくは虚脱状態となり、絶食した。 失意のヒトラーをヘレーネやドレクスラーら複数の人物が激励したとしている。

  逮捕後の裁判はヒトラーの独壇場であり、弁解を行わず一揆の全責任を引き受け自らの主張を述べる戦術を取り、ルーデンドルフと並ぶ大物と見られるようになった。 花束を持った女性支持者が連日留置場に押しかけ、ヒトラーの使った浴槽で入浴させてくれと言う者も現れた。 司法の側もヒトラーに極めて同情的であり、主任検事が起訴状で「ドイツ精神に対する自信を回復させようとした彼の誠実な尽力は、なんと言おうとも一つの功績であり続ける。 演説家としての無類の才能を駆使して意義あることを成し遂げた」と評するほどであった。

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  1924年4月1日、ヒトラーは要塞禁錮5年の判決を受けランツベルク要塞刑務所に収容されるが、所内では特別待遇を受けた。 オーストリア国籍を持っていたヒトラーは国外追放されるおそれがあったが、判決では「ヒトラーほどドイツ人的な思考、感情の持ち主はいない」として国外追放は適用されなかった。 

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ヒトラーは職員や所長まで信服させ、9月頃には所長から仮釈放の申請が行われ始めた。州政府は抵抗したが裁判を行った判事がヒトラーのためにアピールを行うという通告もあり、12月20日に釈放された。 シュトラッサーの運動は内部抗争によって分裂し、12月の選挙でも大敗を喫した。
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  1932年大統領選挙の投票・・
候補者名は上からヒンデンブルク(無所属)、ヒトラー(ナチス)、テールマン(共産党)
1929年の世界恐慌によって急速に景気の悪化したドイツでは、街に大量の失業者が溢れかえり社会情勢は不安の一途をたどっていた。 さらにヤング案への反発がドイツ社会民主党政府への反感の元となった。

  同じくドイツ共産党も社会的混乱に乗じて伸張し、1930年の国会選挙ではナチスが得票率18%、共産党が得票率13%を獲得し、社会民主党の得票率24.5%に次ぐ第2党と第3党に成長し、各地の都市でナチス党の私兵部隊「突撃隊」と共産党の私兵部隊「赤色戦線戦士同盟」の私闘が激化するようになった。 党勢の拡大にもかかわらず待遇が改善されない突撃隊には幹部に対する反感が生まれ、ヒトラーは突撃隊を押さえるためにレームを呼び戻さざるを得なくなった。

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  ヒトラーは大統領選には敗れたものの、続く1932年7月の国会議員選挙ではナチ党は37.8%(1930年選挙時18.3%)の得票率を得て230議席(改選前107議席)を獲得し、改選前第1党だった社会民主党を抜いて国会の第1党となった。

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  しかしこの選挙で共産党が得票を伸ばしていたことに、保守層は危機感を抱いた。  財界や伝統的保守主義者などの富裕層はナチスのイデオロギーにも懐疑的であったが、それ以上に共産党がこれ以上伸張してロシア革命の二の舞のような事態だけは避けなくてはならず、ナチ党は共産党に対抗できる政党とみなされた。 
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  一方で事態を打開することができなかったパーペン内閣はクルト・フォン・シュライヒャーの策動により崩壊し、後継内閣はシュライヒャーが組織した。 シュライヒャーはシュトラッサーらナチス左派を取り込もうとしたが失敗した。 シュライヒャーに反発したパーペンの協力もあり、ヒンデンブルク大統領の承認を得たヒトラーは国家人民党の協力を取り付けることに成功し1933年1月30日、ついにヒトラー内閣が発足した。

ヒトラー新首相は就任した30日夜にフリック新内相を通じた談話で、(1) 国際社会との平和裏の共存、(2) ワイマール憲法の遵守、(3) 共産党を弾圧しないといった施政方針を表明した。 しかし、これらが嘘であることは後述の通りすぐに明らかになった。


  内閣発足の2日後に当たる2月1日に議会を解散し、国会議員選挙日を3月5日と決定した。 2月27日の深夜、国会議事堂が炎上する事件が発生した(ドイツ国会議事堂放火事件)。 ヒトラーとゲーリングは「共産主義者蜂起の始まり」と断定し、直ちに共産主義者の逮捕を始めた。 翌28日にヒンデンブルク大統領に憲法の基本的人権条項を停止し、共産党員などを法手続に拠らずに逮捕できる大統領緊急令を発令させた。
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   ***  以上 引用   終  ***


『鉄面皮』って、 何・・・?

2016年07月04日 | 日記

  数日前の、国際ニュースで耳にした言葉を、息子が聞いてきた。
本人は漢字検定何級とか、言ってはいたが年の功で、検定無級の方にまだまだ、分があるような気がします。  今では、筆者はすっかり『ブラックジャック』志向、世の資格試験には全く興味がなくなった気がします。


  多分、英国の『EU離脱』関連での放送なので、英語放送だったのであろうが、英語では何と言ったのか、聞き漏らしたので、調べてみた。 『IMPUDENT』とのこと、お面と云えばあの『アノニマス』が有名になりすぎたので、鉄面皮とは、さすがにNHKの同時通訳者、頭に留めていた言葉であったのだろう。 中学校英語の筆者には、『・・ LIKE A IRON MASK』とでも言って貰えば、そのまま聞き流れるのだが、さすがである。


  さて折も折、地方紙には民間より一か月以上も早く、ボーナスが出たとの記事が出ていた。  県民が、塗炭の苦しみの中でもがいていると云うのに、有り得ない事が粛然と行われ続けている。
  *** 以下引用  http://yamagata-np.jp/news/201607/01 *** 

  ー 県職員ボーナス、2年連続増額・・・ー
 県内の国の出先機関や県、市町村などの官公庁で30日、夏のボーナス(期末
 ・勤勉手当)が支給された。
 県職員は6月期としては2年連続の増額。山形銀行の推計によると、官公庁の
 総支給額は269億円で前年より3.2%増加した。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ***  以上引用  終  ***

  以下記事には、こまごまとした数字が挙げられているのだが、筆者には目の毒、県民にあまり数字をひけらかすのも、忍ばれますので一か所だけ拾い上げておきます。  
2016年夏のボーナス2か月分、約80万円一人平均だそうです。  人事院そのものが民間でないことは、どなたもご存じの通り、依って、どこから見ても人事院勧告は、≪おてもり、オテモリ、お手盛り≫。 民間なら、とうに倒産の憂き目、時間はどのくらい経てば『夕張市』のようになるのか、日本の国そのものも、細胞膜を溶かされ、県や各地方の行政体など、強権を用いなければ税金の徴収さえ儘成らない時代となるのだろう。

  斎藤ナンタラ元知事は、県職員の俸給を5%程下げたから、辞めさせられたとのもっぱらの噂、何がどうなっているのか知らないが、今時正社員にさえなり難いのに、正社員でボーナス80万円貰っている人、だれかいるー?、 庶民としてはギョギョギョエーーー!! としか言いようがない。  お前も公務員になれば良いと、よく言う人がいるが、それは、論点のはぐらかしでしかない。  もし彼らが優秀なら、民草のステージに降りて、自らの仕事をやって見せて、庶民の暮らしを引き上げるような、実のある行動を見せて貰いたいものだ。


  先に息子から質問された答えも、当然≪鉄面皮≫の代表が、県職員であろうと云う、解説付きの説明で納得を得たことになったが、彼が県職員であったら「自分は優秀だから云々・・」とでも言うのだろうか? もちろん、高級官僚の次官クラスであれば、生涯賃金5億円~10億円という数字が、巷に流れている現代に於いて、良心の呵責なんぞ感じる県職員は、一人として居ることは無いであろうが・・・・。

                      - 大高根山山頂 -
  

  胸糞悪いので、少し話題をニューヨークの富裕層に振ってみたい。
  ***  以下引用 下記 URL 7月3日付満天下有人さんより ***
  URL:http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=2222 

  ロックフエラー家のステーブン・ロックフエラー家やウオルト・デイズニーの孫娘で平和運動家のアビゲル・デイズニーなど、年間7500万円以上の所得がある40名の富裕層がNY市に対し、州内では貧困児童層が50%を超える都市があり、ホームレスが8万人を超える現実に、非常に恥ずかしい思いをしている。
社会基盤の整備に要する予算が足りないと言うのであれば、我々に対する累進課税を強化すれば良いと、40名の裕福層が、NY市長に申し出たとの記事が目に止まった。

  「まだ多くの人たちが21世紀に必要な技術を持っていないまま、経済的な苦痛を受けている」と明かした。 それに要する社会的基盤整備に対し、上位1%所得者たちが、もっと多くの税金を負担し、その金で貧困児童とホームレスたちを助け、必ず必要な社会基盤施設を拡充してほしい。 人と社会基盤施設に対する投資が新しい雇用を創出して、深刻な所得不平等を解消できるだろう。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ***  以上 引用    終  ***


  アッと、言い忘れてないと思いますが、≪TPP≫とは簡単に言えば、各々国の細胞膜を溶かして、各細胞をアメーバ状に≪バイ菌≫を、入りやすくして養分を吸い取り、各々が対応出来ない様にする事だろうと思います。  要するに、『個個が、条件反射で身を守ったり出来なくなりそう』という事です。

  巷には、100軒に5軒くらいの割合で豪邸が目に付き、とどばあちゃんや、ミートボールとも達磨とも例えられるような下膨れの顔をお持ちの富裕層、可哀想に持て余した『お金』の有効な活用には、興味を惹かれ無いみたいです。  神罰が当たらないよう、気を付けたいものです。  アーメン