NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

集改塾の感想その1 <改修工事(大規模修繕工事)を考える&知る>~ 現場代理人が知っておくべきこととは ~

2016-11-23 20:14:21 | 集改塾

集改センターの松山代表が、10月27日に建装工業(株)で出張集改塾を行いました。
テーマは< 改修工事(大規模修繕工事)を考える&知る >~ 現場代理人が知っておくべきこととは ~です。

先日、塾生から感想文が届きましたので、ご紹介いたします。

 

 1、現場で管理を行えるようになるためにも、調べること、本や資料を読むことを心がけるようにして知識を増やしていこうと思います。


 2、一番印象に残っていることは、現場は「チーム」で動いているという言葉です。現場事務所のメンバー同士はチームであるが、なかなかそれが職人さんまで届いているかといえば難しいところだなあといった実感を持つ場面がやはりあります。職人さんに、自分の仕事が終わればそれでいいと思わせず、現場が終わるまで気にしていただけるような現場にすべきであると思いました。


 3、現場代理人として必要なことはやはり経験と勉強量であるなと思いました。職人さんを指揮する上で知識不足は致命的であるからです。日々勉強を心掛けて、今後の仕事に取り組んでいきたいと思いました。


 4、日々わからない事だらけの毎日で、業務をこなしていくのが精一杯ですが、その今の状況下で多くのことを吸収していこうと思います。頑張りたいと思う気持ちはあったのですが、中々行動に移すことが出来なかったので、まずは、本屋さんに行き自分で学ぶ事から始めていこうと思います。


 5、自分から知識をつけようとする向上する気持ちのある者がいち早く資格を取得し、出世していくのだと改めて感じました。わからないことは聞くではなく一度勉強するという基礎を忘れていました。教えていただくことのでき方が大勢いるからこそ、そのような甘えが出てしまっているのだなと思いました。


 

 


集改センターの12月のスキルアップセミナー国交省の「標準管理規約」や各種団体の「モデル規約」について

2016-11-23 20:09:48 | スキルアップセミナー

集改センターより、12月の「スキルアップセミナー」開催のご案内です。
下記のとおり開催いたしますので、奮ってご参加ください。


 1.国交省「標準管理規約」H28年版とH22年検討案の比較及び問題点

 2.各種マンション関連団体が作成した「モデル規約」を比較検証する。

 ~国交省「標準管理規約」や各種団体の「モデル規約」について
 比較検討し、議論したいと思います。~



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 開催日時:12月7日(水)午後3時~5時
 講  師:木村 長敏 氏(本会・正会員/マンション管理士)


 参 加 費:会員1000円/非会員2000円(講師料、会場費、資料代に充当します。)
 開催場所: 大阪建築会館(会議室)
 申 込 み :12月6日(火)迄に電話・FAX・メールでお申込みください。

 <お願い>スキルアップセミナーは予約制です。
 申込み締め切り後の急な参加も歓迎いたしますが、
 必ず事務局まで電話で連絡願います。
 事務局不在のときはFAXかメールをお願いします。



集改センターの「マンションの防災力をアップしよう! その2

2016-11-11 16:11:02 | 集改塾

11 月5日、NPO法人集合住宅改善センター(集改センター)が主催した「マンションの防災力をアップしよう」というセミナーのワークショップの発表の場面。皆さんで、話し合った結果をステージから発表していただきました。いろんな気づき、思いのつまった発表でした。






中には、「阪神淡路大震災の経験をした人の中には、1日半が我慢の限界だと言って被災したマンションから逃げた人がいました。そんなマンションにならないように、みんなで災害を乗り越えられるような自主防災組織や人材育成が必要だ」「個人情報保護法の運用が、援助をしづらくしている」というご意見もいただきました。

草津市では、今までマンションに特化した防災講座はなかったというお話を聞きました。そんな状態の中、大路学区の小学生の9割はマンション住まいだといいます。南草津駅周辺もマンションが多く、同様な状態だと思います。
今回のセミナーがきっかけになり、マンションの防災についての関心を少しでも高めることができたらよかったな、と思っています。



集改センターの「マンションの防災力をアップしよう!」その1

2016-11-11 15:36:39 | 集改塾

11月5日、NPO集合住宅改善センター(略:集改センター)主催「マンションの防災力をアップしよう!」というセミナーをフェリエの5階、大会議室にて行いました。



参加した人は、草津市の自治会に加入してないマンション、加入しているマンション、その他、市外からは管理組合法人のマンションや大阪のマンション連合会に加入しているマンションの方など、いろんなマンションの方が来られました。参加した年代も子育て世代から高齢世帯の方と幅広く、また、マンション防災について勉強したいという方まで、多種多様な方にご参加していただきました。当日参加の方もおられ、準備していた資料もなくなり、スタッフのものをお渡しするほど。
 また、運営には草津市の防災士会や防災おにぎり委員会の人たちにもご協力いただきました。



設立して14年、今回初めて、子育て世代の方も意識したセミナーを行いました。10分の講座を2つにして、あとの時間は、皆さんで震度7の地震発生後5時間と3日後の食事とトイレについての話し合いをしてもらいました。炊飯袋で炊いたご飯の試食やジャンケンゲームなどを入れた休憩時間も2回取りました。が、驚いたことに、2回の休憩時間に席を立つ人はほとんどなく、皆さん、ずっとお話をされていました。



トイレはビニール袋とゴミ箱で簡易トイレを作るとか、おむつや車の携帯トイレを使う。食事はおやつで代用するとか、水の確保は元気な者が担うなど、いろんなアイデアが出ていました。いずれにしても、防災を考えるきっかけになってよかった、マンションではお互いが助け合うコミュニティが大切だ、という感想をいただきました。
 また、参加者同士で名刺交換をするなど、新しい出会いもあったようです。今回のセミナーが、人と人とのつながりのきっかけになれば幸いです。

 


集改センターの第143回スキルアップセミナー

2016-11-10 19:53:27 | スキルアップセミナー

集改センターの第143回スキルアップセミナーの報告です。

 開催日:2016年(平成28年)11月2日(水)
 テーマ:「大規模修繕工事の失敗は成功への道しるべ」
 講 師:上村允郎(NPO集改センター設計監理事業部長)

◎大規模修繕工事の必要性、工事内容、進め方について大まかに理解されていると思いますが、実際にやってみるとアレッ!と思うことが出てくるものです。多くの原因はトラブルに起因しています。経験豊富な講師の事例から管理組合・管理会社・施工会社それぞれの問題点とその解決・対処方法を学んでいきます。

 <セミナー概要>
 ■大規模修繕委員会と理事会

大規模修繕工事を行う際は、修繕委員会を立ち上げた方が良いと考えますが、理事会との信頼関係が大事になってきます。修繕委員会は諮問機関であるということを忘れず。

一方理事会は提出された報告を尊重し判断を下すということが重要です。任期1年の理事会が多いと思われますので、新理事会への引継ぎ時にギクシャクすることがないよう、修繕委員会の会議には理事長の他できれば3役が出席し、議論の内容を把握し、確実に申し送りすることが大切となります。
 ■業者の選定

修繕委員会が立ち上がると次はどう進めていくのかという問題になります。調査・設計・監理の全てを管理会社に丸投げされる組合もありますが、基本的には設計事務所等のコンサルタントを導入された方が良いと思えます。中にはコンサルを依頼したにも関わらず、予算を教えないという組合もありましたが、それでは信頼関係を醸成することが難しくなります。予算によってはコンサルが考えている設計ではできないことがあり、代替案を考えないといけない場合もでてきます。また、施工会社を公募し見積書の提出を求める場合もあると思いますが、入札書類は密封し、管理会社宛ではなく必ず理事会若しくは修繕委員会宛に提出させて下さい。応募書類を同時に開封することも、透明性を確保するための必須条件です。
 ■施工会社と現場代理人

工事説明会が終り、仮設工事、足場組立などの工事が始まると、様々なトラブルが発生してきます。施工会社は進行状況等を知らせる工事ニュース等の掲示や個別配布により、区分所有者とのコミュニケーションに努めることが工事をスムーズに進める上で大事になってきます。現場代理人は居住者との事故・トラブルについては、隠さず会社に報告することが重要になってきます。現場の対応によって会社の評価が上下するのだと認識することが現場管理人には求められています。
 ■最後に

大規模修繕工事にはトラブル・事故はつきものです。管理組合・コンサル・施工会社それぞれが過去に経験した失敗を忘れず、それを糧にしていくことで大規模修繕工事においてウィンウィンの関係を築いていけるのだと思います。

 ~次回開催予告~
 ■第144回スキルアップセミナー 2016年12月7日(水)午後3時から
 テーマ:「① 国交省「標準管理規約」H28年版とH22年検討案の比較及び問題点
 ② 各種マンション関連団体が作成した「モデル規約」を比較検証する」
 講 師:木村長敏(本会正会員・マンション管理士)
 概 要:国交省「標準管理規約」や各種団体の「モデル規約」について、比較検討し、
 議論したいと思います。


集改センター、第29回 集改塾(失敗例の問題点などの意見交換)

2016-11-08 09:14:17 | 集改塾

NPO法人集改センターの11月の集改塾の報告が届きました。


2016年(平成28年)11月7日

第29回 集改塾 報告(出席18名)

 この日(11月2日、水曜日、午後7時00分~8時45分)は、先月を休塾(台風の影響)したため、2か月ぶりとなる29回目の集改塾を開催しました。最初に塾生(山野氏)による実例(失敗例)紹介から問題点などの意見交換を行い、後半は2級建築施工管理技士の試験日までの最後の勉強会を白石氏による講義を行いました。

 


< 塾生(鰐渕 義朝 高分子㈱)の声 >

皆様、お疲れ様です。特に、白石さん、山野さんお疲れ様でした。

白石さんのネットワークの説明は実に解りやすく素晴らしかったと皆さんも感じられたのではないでしょうか?

私事なのですが、ヒアリングが苦手で現在も緊張してばっかりで悩んでいます、話すことが苦手ではないのですが、みんなの前で説明するのが苦手で上手く話そうとすればするほど緊張してしまいます、たぶんかっこつけなんでしょうね(苦笑い)白石さんのように上手く話せたらと羨ましく思いました。

さて、山野さんについての感想はというと、なかなか勇気のある行動だなと感心しました。自分の失敗をさらけ出すというのは心苦しいのではないでしょうか、あと、内容もよかったですね、例えば下地補修の養生の仕方などはいいなーと思い早速現場で指導しております。

これからも良い情報にはアンテナをはって情報交換ができればいいなと思います。それから、また私事なのですが、改修工事をしていて良かったことなんてテーマで皆さんの意見など聞けたら楽しいのではと思っています。

ちなみに、私が改修工事をしていて良かったことは、住人の皆さんからおやつが沢山届いたときですね、ビールが届いた時もありました(笑い)新築ではあまりない喜びでした。それでは最後になりますが、塾長に感謝です、集会塾という学びの場を作って頂いきありがとうございます。

みなさん、これからも共に頑張りましょうp(^^)q                   鰐渕

 

< 塾長の声 >

山野氏の実例(工事受注~竣工引渡しまでの自信の失敗&反省)発表を行い、塾生の意見・感想を聞くことにより自身のスキルアップを目指す姿勢が良かったです。またこの日の勉強会の内容は、2級施工管理技士の記述式問題を白石氏自身が改修工事に特化した模範解答を作成して説明がありました。白石氏の回答内容は、どこの受験対策セミナーより充実した回答であり、おそらく丸暗記して試験に臨めば合格は間違いないでしょう!それほど内容の濃い説明でした。この日塾長として、集改塾のレベルが回を重ねるごとにアップしていることを実感した一日でした。