NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

ユニハイム夕陽ヶ丘 大規模修繕工事の引き渡しのご報告

2017-12-23 17:55:55 | 事業案内&報告

集改センターの設計監理、大和技研(株)の工事によるユニハイム夕陽ヶ丘大規模修繕工事の竣工引渡しを12月22日に終えました。

このマンションとのお付き合いは、2016年(平成28年)9月の区分所有者からの雨漏りの電話相談でした。私のアドバイスで雨漏り調査を行い、それまで管理会社では分からなかった漏水箇所と原因を特定したことがきっかけで大規模修繕工事のコンサルタントとして携わってきました。

この夜の竣工引渡しでは、3名の女性理事(理事長・理事全員女性、この日はお仕事で欠席2名)と和やかな雰囲気の中、手作りのアップルパイと紅茶をいただきながら、工事の4ヶ月間について談笑し最後に記念撮影をして散会しました。

 

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集改センターの第155回 スキルアップセミナーのご報告

2017-12-22 11:17:58 | スキルアップセミナー

第155回 スキルアップセミナー報告

開催日:2017年(平成29年)12月6日(水)

テーマ:「民泊新法とマンション」

講 師:田島 政幸(本会・正会員/管理運営事業部・マンション管理士)

 

<セミナー概要>

■はじめに

 2017年6月9日に成立した住宅宿泊事業法が2018年6月15日から施行されます。違法民泊などの問題は、民泊新法の施行によってどうなっていくのか、管理組合として民泊にどう対応すればいいのか、について勉強していきます。

■民泊とは

 民泊という言葉に定まった定義はないようですが、一般的には「住宅(戸建、共同住宅等)の全部または一部を活用して宿泊サービスを提供すること」と言われているようです。すでに大都市圏等を対象とした国家戦略特別区域法に則った「特区民泊」が実施されていますが、あらたに住宅宿泊事業法、いわゆる「民泊新法」による民泊がはじまることになります。どちらの法律による民泊においても行政への届出、認定、許可等の手続きが必要となります。「民泊新法」による民泊は「特区民泊」に比べれば年間営業日数が180日以内とされているため許可の要件が緩くなると言われています。一方、住宅宿泊管理業者・仲介業者というセクションを設けることで違法民泊の摘発などで行政が管理しやすくなると思われます。

■管理組合の対応

 「民泊新法」の施行は平成30年の6月15日ですが、民泊実施の届出・登録の受付は3月15日から行われます。「特区民泊」の旗振り役の内閣府の考え方は、「専ら住宅として使用するものとし、他の用途に供してはならない。」との規定だけでは原則、「特区民泊」に係る特定認定の対象となるというものです。「民泊新法」においても同様の判断だと思われます。行政によっては条例等の制定で多少変わるかもしれませんが、管理組合が民泊への対応を積極的に判断し、規約等に明記しておくことが大切です。民泊禁止と決めていても何もしなければ民泊の営業開始という事態を招く恐れがあります。民泊禁止の方針であれば、3月15日までに少なくとも理事会等で禁止の方針を決定し、掲示、回覧等の方法で住民に周知することが重要です。そして速やかに規約等の改正作業を行ってください。

■最後に

 民泊を禁止するかどうかは各管理組合の事情によって変わってくると思います。多くのマンションでは禁止の方向だと思いますが、投資型マンションや外部居住者が多い、または空室が多いといったマンションでは、民泊賛成というところもあると思います。管理組合としては現在の状況、今後の展望を区分所有者によく説明し、総会等で意見の集約を図り、民泊への対応を明確にする必要があります。

 

~次回開催予告~

■第155回スキルアップセミナー 2018年2月7日(水)午後3時から

 テーマ:「団地型と複合型の管理規約を検証する」

講 師:枝 俊男(本会・正会員/管理運営事業部長・マンション管理士)

 

<標準管理規約の「団地型」「複合型」には問題が多い。一元管理の「管理費会計」と棟別「修繕積立金会計で様々な問題が発生している。大規模修繕でも問題が発生しています。安易に作成されたと思われる管理規約について検証していきます。>

 

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集改センターの第42回 集改塾 報告

2017-12-11 22:02:54 | 集改塾

第42回 集改センターの集改塾 報告(出席11名)

 

この日(12月6日、水曜日、午後7時00分~8時30分)は、久保塾生の体験談(現場における石綿対策)と塾長の「新築マンションの設計の考え方&図面の見方」について、二人の講義を行いました。

 

< 塾長の声 >

この日は、久保塾生(建装工業)による久しぶりの現場体験談を話していただきました。

この日の体験談のテーマとなる規制、「建築物の解体などの作業に係る石綿(アスベスト)飛散防止規制」が平成26年6月1日に施工されています。しかし私たち改修工事に携わるコンサルタントや改修工事業者の関係者がこの規制に関心と知識を持っていたかと云われると正直なところあまりなかった(知らなかった)ように思います。そして私もその一人でした。

この規制にかかわる立入り検査をある日、前触れもなく大阪府職員(環境省)が突然現場事務所に訪れたことから始まり、適切に対処対応することによって発注者(管理組合)、近隣にもご迷惑を掛けず無事処理できた話でした。

出席塾生たちも「そんなことがあるのか」「知らなかった」「あるのは知っていたが」などの感想と今後自分自身や会社にも影響する内容であると感じていた様子でした。

今回のような塾生の体験談は、発表者の失敗や成功の話でもあり、外部に発表しづらいものが多い中、久保塾生には、大変貴重なお話をしていただきありがとうございました。また建装工業㈱様の寛容な情報提供に深く感謝しております。あらためてお礼申し上げます。

以上

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