NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

集改センターのスキルアップセミナー「マンション管理ソフトの進化」

2016-05-21 08:27:55 | スキルアップセミナー

集改センター6月の「スキルアップセミナー」を下記のとおり開催いたしますので奮ってご参加ください。

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「マンション管理ソフトの進化」

マンション管理会社が使う「管理ソフト」とは。
会計業務から始まった管理ソフトは、フロント業務から契約管理、
長期修繕計画作成へと進化。業界トップシェアを誇る、内田洋行ITSの
内容を理解し、今後期待される管理ソフトを議論する。

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開催日時:6月1日(水)午後3時~5時 
講  師:(株)内田洋行ITソリューションズ(本会・賛助会員)
     

参 加 費:会員1000円/非会員2000円(講師料、会場費、資料代に充当します。)
開催場所: 大阪建築会館(会議室)
申 込 み :5月31日(火)迄に電話・FAX・メールでお申込みください。

<お願い>スキルアップセミナーは予約制です。
申込み締め切り後の急な参加も歓迎いたしますが、
必ず事務局まで電話で連絡願います。
事務局不在のときはFAXかメールをお願いします。  


第24回 集改塾 報告

2016-05-21 00:14:26 | 集改塾

2016年(平成28年)5月11日

第24回 集改塾 報告

 5月11日(水曜日、午後7時00分~8時30分)、24回目の集改塾を開催しました。この日の塾は、塾長不在で塾生だけで開催した初めての塾となり、講師役は白石氏(㈱カシワバラ・コーポレーション)と山野氏(㈱幸和)二人による勉強会となりました。

 

< 塾生(徳田 保 ダイワテックン)の声 >

今回は㈱カシワバラ・コーポレーションの白石氏、㈱幸和の山野氏による講義でした。まずは白石氏の2級建築施工管理技士の試験対策問題を、事前に配布していた問題に沿って答え合わせをしながらポイントを教えてくれました。今回はタイルの問題でしたが、よく出題される割に問題の種類がなく、出る問題も少ないので覚えやすいなどのマル秘情報をいただきました。その他にも、問題は全て読む事が大事で、その問題の問うていることを理解する、例えば「4択のうち間違っているものは?」という問題なら、間違いを探す正攻法と「答え以外の3択は正解である」ので正解を探す消去法で間違いを導き出す解き方もあるなど、役立つ情報が盛り沢山でした。これで皆さんタイルの問題は満点確実ですね!

 そして、山野氏の講義では営業サイドからの視点で請負金額が出来るまでというテーマでそのポイントを教えていただきました。ここでは「代理人側ではどこまで見積に参加しているのか?」や、「どの段階での経費(間接材料費・一般管理費・会社毎の目標利益率)が「原価にどう影響しているか?」などという事を、流れに沿ってみんなで意見やちょっとだけ極秘情報?を出したり出さなかったりで・・・、「他社さんはこんなことを努力しているんだなぁ」といい刺激を受けました。まぁ、社内の事情は言えること言えないことがあると思いますが、1つ僕の心に残ったのは、今の世の中の動きや傾向までは伺えませんが、今は「安ければいい(悪かろうではないですが・・)」という感じの傾向があり、その低価格競争の中にも他の魅力を見出して、会社や自分を売り出していかないと次のステップはないのかな?と思わされる講義でした。ただの低価格ではなくて、最低限は作業の質を守れる金額の範囲で、「いい仕事・工法・工事を低価格で」って感じですかね!ん?どちらかのキャッチコピーにこんなのあったかな?

 集改塾に来ている若手(ということにしといて)がいる会社が、この先の競争で残っていけるような有意義な意見交換を、これからもしていきたいですね。今回講義していただいた白石氏・山野氏に感謝です。ありがとうございました。

 

< 塾長の声 >

私は出席できず当日の塾生だけでの勉強会がどのようなものであったかが想像もできませんが、塾長不在でも塾を開いてくれた塾生に感謝します。

 

 

 


第138回 スキルアップセミナー 報 告

2016-05-21 00:06:52 | スキルアップセミナー

集改センターの第138回のスキルアップセミナーの報告をいたします。 

開催日:2016年(平成28年)5月11日(水)

テーマ:「アルミサッシ改修工事&補助金制度の最新情報」

講 師:㈱ LIXILリニューアル(集改センター賛助会員)

<セミナー概要>

■リニューアルの必要性

アルミサッシ窓の寿命は約25年~40年が目安です。

老朽化により、開け閉め時の音、結露、カビ発生、雨の侵入、建てつけ不良、開閉不良等、様々な不具合が発生する。

一方、「サッシ」や「ガラス」はマンションの完成当時より、各段の進化が見られ、遮音性能、断熱性能、防犯性能、結露防止等が著しく向上している。

マンション居住の高齢者にも快適な住環境が期待できる。

■補助金の概要

アルミサッシ窓の改修に関する「補助金制度」では、経済産業省の「住宅省エネリノベーション促進事業費補助金」が最も有利で、平成27年度補正予算で約60億円が設定されている。

第一次公募は、平成28年3月31日から4月末迄。第二次公募は6月に予定されている。

補助対象となる工事費の約3分の1が補助される。

マンションでは、全窓の改修が条件、ガラスは複層ガラス(ペアガラス)が必須。

経済産業省以外の補助制度では、京都市や国土交通省のリフォーム推進に関するものがある。

その他、市町村によっては、省エネ改修を行った場合の、固定資産税や所得税の減額制度がある。

■アルミサッシ工事の「リース契約」と「支払い委託契約」

資金不足のマンションには、リース契約では、アルミサッシの所有権は、リース期間中はリース会社のものでリース満了時に管理組合に譲渡される。リース期間は最長10年。

支払い委託契約では、金融機関が支払を代行し、管理組合は分割支払いする。いわゆる融資(借金)型で、アルミサッシの所有権は最初から管理組合にある。

■玄関ドアのリニューアル

玄関ドアも遮音、断熱、防犯性能が格段に進化している。開閉操作も大変楽になっている(プッシュ・プル操作)。また、地震に備えての「対震ドア」が製品化されている。注意したいのは「耐震」ではなく「対震」とメーカーは表示しており、地震に耐えるのではなく、地震に対応するドアということで、地震時にドア枠の変形等で開かなくなるのが軽減される機能となっている。






~ 次 回 開 催予 告 ~

■第139回スキルアップセミナー 2016年6月1日(水)午後3時から

テーマ:「マンション管理ソフトの進化」

講 師:㈱ 内田洋行ITソリューションズ(NPO集改センタ一賛助会員)

多くのマンション管理会社が使う「管理ソフト」とは。管理組合会計のコンピューター化から始まったPCソフトは、進化を続けています。長期修繕計画、修繕履歴、建物・設備の点検、保管書類の閲覧、現地派遣社員の労務管理等を理解し、今後期待される管理ソフトとは。

 

 


管理組合法人に課税する大阪府

2016-05-03 10:26:58 | マンションに関する最新情報

集改センターの枝副代表理事からの投稿です。


管理組合法人に課税する大阪府


 ■法人住民税の均等割り課税
法人には、活動に対する「法人住民税」が地方自治体から課税されます。収益が無くても「均等割課税」が課税されます。都道府県民税が年2万円、市町村民税が約5万円(市町村で異なる)です。

非営利法人等は「地方税法」で非課税が規定されており、宗教法人、学校法人、労働組合、健康保険組合、農協、漁協、共催組合、公益社団法人、同財団法人等が該当します。(但し、収益事業を行っている場合は課税)
 この規定を踏まえて、地方自治体では条例で法人の「均等割」課税の免除規定が定められています。


 ■管理組合法人への課税と区分所有法
 では、管理組合法人はどう取り扱われているのでしょうか。

東京都、神戸市、京都市では「管理組合法人」「団地管理組合法人」「マンション建替組合」「マンション敷地売却組合」の4団体が、非課税と規定されています。その他の自治体では、非課税規定はなくとも課税しておりません。
大阪府のみが「均等割」を課税しています。なぜでしょう?

管理組合が法人化する場合、他の法人のように「定款」を作成して法務局へ届ける必要がなく登記申請できます。これは、管理組合の事業目的が「区分所有法」第3条(区分所有者の団体)で「区分所有者は、全員で、建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体を構成する」と規定されているから定款は不要とされているのです。管理組合の活動は法律で規定されているのです。(当然に非営利活動団体なのであります。)
管理組合も管理組合法人も事業目的は同じです。にもかかわらず、管理組合法人のみに課税するとは、どういうことでしょう。


■不公平課税
 府税事務所は「法律に基づいている」としか答えません。

東京都、神戸市、京都市が条例で非課税としているのは「区分所有法」や「地方税法」の主旨に沿ったものだと思います。「区分所有法」の定めからいえば「非課税」というより「不課税」と考えることもできるのではないでしょうか。

(非課税:法律で課税しないと定められたもの。不課税:そもそも課税対象とならないもの)また、自治体により扱いが異なるのは、税の「不公平」「不公正」ではないでしょうか。
 NPO法人 集合住宅改善センターでは、この不適切な大阪府の対応を正していきたいと考えております。
 (大阪府以外で「均等割課税」を行っている自治体をご存じでしたら、集改センターまで情報をお願いします。)