NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

マンション管理組合の金銭取扱いは万全ですか?

2013-03-29 10:28:34 | NPO 集改センターのお知らせ

NPO法人 集合住宅改善センターの枝副代表から、マンション管理組合の金銭の取り扱いに関する事件とその対策に関する紹介が届きましたのでお知らせいたします。

マンション管理組合の金銭取扱いは万全ですか?

マンション管理会社「大阪ガスコミュニティ」のフロントマンが架空工事をでっち上げたり、水増し請求するという手口で3箇所の管理組合から6800万円を横領した。
管理会社は全管理物件について、余罪がないか調査している。
【3月26日、読売新聞の朝刊記事より】

このような手口での不祥事は過去にも他社で起こっております。

皆さんのマンションではフロントや管理員が、理事長印を押して下さいと、銀行の「払戻伝票」を持って来ませんか?
管理組合の通帳を持ち出したり、銀行に行ったりしていませんか?
このような仕事をさせている管理会社は要注意です。

管理会社では、過去の金銭事故例から防止策を検討した結果、フロント等現場の担当者には、銀行「払戻伝票」や「通帳」の取扱いをさせないようしたり、銀行には別部門が対応する等の方策を講じております。

1)管理組合口座からの出金は、フロントが出金申請書を作成し、理事長の承認印をもらって会社に提出して処理を依頼します。
2)会社は「払戻伝票」を理事長に直送して経理部門に返送してもらいます。(フロント担当者を経由させない)
3)出金は経理部門の別の担当者が「通帳」と「払戻伝票」を持って銀行に行き、管理組合口座からの出金と支払い先への送金を行います。
4)処理が完了すると経理部門の管理職が通帳と送金を確認します。

 以上は1例です。

管理会社の金銭取扱いのシステムをもう一度検証してみましょう。
なお、大阪ガスコミュニティは管理組合に全額弁償しておりますが、管理組合の役員など内部の金銭事故では取り戻せないという事態も起こっております。

管理組合内部の金銭取扱いルールは明確に規定されているか?
ルールどおりに運用されているか?についても検証してみましょう。
事故が起こる前にチェックすることが大事です.

 


「耐震改修促進法」に関するお知らせとコメント

2013-03-22 09:25:29 | マンションに関する最新情報

NPO法人 集合住宅改善センターから、「耐震改修促進法」に関するお知らせとコメントです。

 耐震改修が過半数決議でできる「耐震改修促進法」一部改正案 耐震診断を実施したマンションで、耐震改修がなかなか進まない現状を改善するために、 政府は3月8日の閣議で「耐震改修促進法」の一部改正案を公表しました。

 耐震改修を望むマンションは、認定を受けることができる「認定制度」を設ける。
 認定を受けた要耐震改修マンションは

 ①耐震改修が過半数決議で行える。(共用部分の変更4分の3規定を適用しない)
 ②区分所有者の耐震改修実施の努力義務
 ③所管行政庁の指導、助言、指示

  以上が主な改正内容ですが、これで耐震改修が進むのでしょうか。


大阪タイアップ事業交流会に参加してきました。

2013-03-19 17:15:28 | NPO 集改センターのお知らせ

3月17日にNPO法人 集合住宅改善センターの松山代表理事と森田理事は、大阪市立住まい情報センターで開催された大阪タイアップ事業交流会に参加してきました。

この交流会は、平成18年からいろいろな形で開催されていたようで、昨年と今年は、24年度タイアップ事業を開催した団体が大阪市立住まい情報センターの大ホールに集まり、持ち時間約10分で、団体の活動紹介、タイアップ事業の報告、タイアップ事業ののメリットデメリット等をプレゼンして、お互いの交流を深めるというものでした。

高齢者にターゲットを絞って活動する団体、学校の総合学習時間で出前講座をしたり、行政で無料相談の活動など、多種多様な活動をしている団体が集まり、いろいろと勉強をさせていただきました。
各団体の皆さんの共通点は、住まいについて真剣に考え、自分たちのスキルを少しでも社会に役立てたいという熱い思いで活動されているところです。

その思いはとどまるところを知らず(?)24年度は、2つの団体でのコラボ企画も生まれ採択されて、行政とのタイアップ事業にも幅が出て、コラボすることによりさらに質の高いセミナーが開催できた、今後も……との期待も高まっています。
「ただ、単独企画とは違って、コラボ企画は打ち合わせ等大変な面もある」という報告には、後のグループ討論会で、よりスムーズにコラボできる仕組みづくり等の提案もあり、皆さん、自分の団体の強みを生かしながら、さらに良いセミナーを開催したい、という意欲が伝わってきた交流会でした。

NPO法人 集合住宅改善センターも、他団体との交流を深めることで、さらにマンション管理組合の視点に立ったよりよいセミナーを今後も企画していきたいと思っております。

 

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NPO法人 集合住宅改善センターの活動内容、タイアップ事業報告をする松山代表理事

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会場の風景


「理事会運営細則モデル」の解説セミナーのお知らせ

2013-03-07 11:38:28 | セミナー案内

NPO法人 集合住宅改善センターからセミナーのお知らせです。

 マンション管理センターで、4月に「理事会運営細則モデル」を 発刊する予定ですが、 これに伴い解説セミナーが開催されます。

  興味のある方は、マンション管理センターにお申し込みください。

  <セミナー案内>
  http://www.mankan.or.jp/01_seminar/pdf/tseminar250423.pdf