NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

「マンションは管理で買え」と言われるけれども……

2008-10-30 13:25:41 | 事業案内&報告

10月25日に行われたNPO集改センターの「知って得するマンション連続ミニ講座」のパネルディスカッションで出た、管理組合さんからのご意見です。


「マンションは管理で買え、とか言われて、管理運営の大切さを説いている専門家の本や意見は多いけれども、私たちがこれだけ頑張っているのに、市場価格には反映されてないじゃないですか」


確かに中古マンションを買うときに、不動産屋さんを訪ねると紹介されるマンションのデータは、「築何年、住戸数、駅から何分」という簡単な情報しか伝えられていないことがまだまだ多いです。「管理の良さ」がマンション価格に反映されるという事実は……非常に低い(皆無?)

でも、少しずつ変化はしています。

国交省が始めた「マンションみらいネット」というシステムやマンション管理士という士業ができました。まだ、いろいろな課題が多く普及しているとは言い難いのが現状です。

しかし、これもマンションは建物だけではなく管理がきちんとしてないと、将来立ちゆかないマンションが増える。それは、住んでいる人だけの問題ではなく、社会的な問題にまで発展してしまうだろう、という予想のもとの対策……という見方もできます。

そして、まだまだ少数ですが、中古のマンション物件を紹介する不動産屋さんにも、マンションの総会議案書や管理規約や長期計画書をマンションデータとして提示するところもあります。


また、管理組合さんももっと自分たちのマンション管理の良さを、上手に外部にアピールする工夫も必要では? というアドバイスも出ました。

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連続ミニ講座「マンション管理は誰がどのようにするのか」

2008-10-27 10:24:26 | 事業案内&報告

NPO集改センター恒例の第8回知って得するマンション連続ミニ講座が、10月25日(土)に大阪北区の毎日インテシオで開かれました。

前回までは、全てNPO集改センターのマンション管理士など専門家の講座で構成しておりましたが、今回は、後半に管理組合役員経験者3名をお迎えして、パネルディスカッションを行いました。

3名の方が住まわれているマンションは、それぞれが住戸数も環境も違います。しかし、共通する点は、自分たちのマンションの課題に並々ならぬ努力と忍耐力で取り組まれてきたこと。

いくら専門家を使っても、主体はあくまでも管理組合である自分たち。主体になるために、どういう手法を使って管理組合を運営してきたのか。それをどうやって合意形成に結びつけてきたのか。

会場からは、多くの共感するうなずきや拍手が起こっていました。

NPO集改センターでは、専門家の声だけではなく、管理組合の立場で頑張っている方たちの声も届けていきたいと思っております。

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下請から元請に脱皮するポイントは何か(後)

2008-10-24 09:09:58 | 事業案内&報告

NPO集改センターの松山専務理事のインタビュー記事が日本塗装新聞に掲載されました。

81018日本塗装時報_ページ_1.jpg

 

現状の課題からどうやればそれがクリアしていけるか。長期的取り組みと短期に実現可能な取り組みなど、具体的な方法を書いています。ぜひ、ご覧ください。

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フリーセミナー~「マンション標準管理委託契約書」の内容を徹底解説します。

2008-10-17 08:52:25 | フリーセミナー

NPO集改センター恒例のフリーセミナーが10月23日(木曜日)午後3時から、建築会館にて開催されます。

マンションでは、管理組合が「主体」となって管理運営を行うことが「適正化法」で求められていますが、そのためには、管理会社との管理委託契約は対等でなければなりません。

国土交通省が平成15年4月に公表した「マンション標準管理委託契約書」(以下「標準」)の内容に基づき、多くの管理会社は契約書を作成し、提示してきます。

ところが、細部をよく見ると「標準」とは内容が違っていたり、都合よく変更されている場合がよくあります。管理組合の「標準」に対する理解が低いことに乗じてのことです。

マンション管理士やコンサルタント等マンションに関係する者が、良きアドバイザーとして管理組合から評価される為には、「標準」の内容を十分に理解しておくことが必要です。

そこで、今回は「マンション標準管理委託契約書」の内容を徹底解説します。

また、委託契約の更新については、管理業者は「マンション管理適正化法」を順守して適法に実施しなければならないのですが、国土交通省が毎年実施している管理業者の立ち入り検査で多くの違法が指摘されています。これについても、このセミナーで法令順守の内容を十分に理解しておきましょう。

年内に「適正化法」の省令が改正されます。これに伴い「マンション標準管理委託契約書」も改正されます。管理費等の収納方式の見直し、収支報告を毎月実施、印鑑通帳の保管体制など、管理会社への業務基準が強化見直しされます。この概要も理解しておきましょう。

テーマ:「マンション標準管理委託契約書」を理解する。

<セミナー内容>

1.マンション標準管理委託契約書の解説

2.管理組合にとって有効な委託契約締結のポイント

3.適法な委託契約の更新手続き

4.適正化法と「マンション標準管理委託契約書」の改正要点

5.質疑・応答

 

セミナー申し込み締め切りが迫っています。まだの方はお早めにお申し込みください。

申し込み先:集改センター<電話> 06-6943-8383

 

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フリーセミナー「マンション標準委託契約書を理解する」

2008-10-07 08:46:46 | フリーセミナー

NPO集改センター恒例のフリーセミナーのご案内です。今月のテーマは「マンション標準委託契約書を理解する」です。

管理組合がマンション管理をうまく遂行していくためのパートナーとして重要な役割を担っているのは管理会社です。管理組合と管理会社の間に確固たる信頼があれば、当然マンション管理はうまくいくに違いないと思いますが、時々うまくいっていないという話を小耳にはさみます。その原因の一つに委託契約書の問題があります。委託契約の内容が適切なものになっているか。

そして、その委託契約が適正に履行されているかをチェックしてみる必要があります。今うまくいっていない管理組合はもちろんのこと、今うまくいっている管理組合も転ばぬ先の杖として、このセミナーで得られるであろうノウハウを利用してチェックされることをお勧めします。もし、委託契約の内容等を人任せ(管理会社任せ)になっていると思われる管理組合はいうまでもないことです。

管理組合の方々、また管理会社・コンサルタントの方々にも大いに参考になる話が聞けます。
奮ってご参加ください。

開催日時:10月23日(木)  15:00 ~ 17:00
講 師  : 伊々田  俊 氏 ( 副代表理事 / マンション管理士 )
参 加 費:会 員1000円、 非会員2000円
開催場所: 大阪建築会館3階(会議室)※別紙地図ご参照
申し込み:10月17日(金)迄に電話・FAX・メールでお申込みください。
本 部: 電話(06)6943-8383 FAX(06)6943-8382

 

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フリーセミナー「トータル・リモデル」

2008-10-02 09:31:31 | フリーセミナー

NPO集改センター恒例のフリーセミナーが行われました。テーマは「トータル・リモデル」

近年、マンション再生の一つの方法として取り入れられるようになりました。

トータルリモデルとは、公営住宅の場合の単なるリフォームではなく、バリアフリー化や設備機能の充実などの付加価値をつけた工事のことをいいます。民間住宅の場合にはリノベーションといいます。

セミナーでは、京都府営団地のトータルリモデルの実例を挙げて説明されました。通常、工事を行う際には、移住場所の確保、法的規制のクリア等が必要になります。今回のトータル・リモデルは、公営住宅の賃貸であり、団地であるという点で、民間の場合よりも実現しやすかった、と思われるものでした。

しかし、経験者ならではの講師の苦労話も伺えて大変有意義なセミナーでした。

今後、民間のマンションにおいても少子高齢化社会が進み、ますます高経年・高齢化のマンションが増え、一部スラム化も懸念されます。法整備等社会環境が整えば当然近い将来、民間においても非常に有効な再生方法の一つと成り得そうです。

当セミナーでも今後も積極的に取り上げていきたいと思っています。

 

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