10月25日に行われたNPO集改センターの「知って得するマンション連続ミニ講座」のパネルディスカッションで出た、管理組合さんからのご意見です。
「マンションは管理で買え、とか言われて、管理運営の大切さを説いている専門家の本や意見は多いけれども、私たちがこれだけ頑張っているのに、市場価格には反映されてないじゃないですか」
確かに中古マンションを買うときに、不動産屋さんを訪ねると紹介されるマンションのデータは、「築何年、住戸数、駅から何分」という簡単な情報しか伝えられていないことがまだまだ多いです。「管理の良さ」がマンション価格に反映されるという事実は……非常に低い(皆無?)
でも、少しずつ変化はしています。
国交省が始めた「マンションみらいネット」というシステムやマンション管理士という士業ができました。まだ、いろいろな課題が多く普及しているとは言い難いのが現状です。
しかし、これもマンションは建物だけではなく管理がきちんとしてないと、将来立ちゆかないマンションが増える。それは、住んでいる人だけの問題ではなく、社会的な問題にまで発展してしまうだろう、という予想のもとの対策……という見方もできます。
そして、まだまだ少数ですが、中古のマンション物件を紹介する不動産屋さんにも、マンションの総会議案書や管理規約や長期計画書をマンションデータとして提示するところもあります。
また、管理組合さんももっと自分たちのマンション管理の良さを、上手に外部にアピールする工夫も必要では? というアドバイスも出ました。
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*NPO集改センターとはNPO集合住宅改善センターの略称です