NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

集改センターの「マンションの防災力をアップしよう! その2

2016-11-11 16:11:02 | 集改塾

11 月5日、NPO法人集合住宅改善センター(集改センター)が主催した「マンションの防災力をアップしよう」というセミナーのワークショップの発表の場面。皆さんで、話し合った結果をステージから発表していただきました。いろんな気づき、思いのつまった発表でした。






中には、「阪神淡路大震災の経験をした人の中には、1日半が我慢の限界だと言って被災したマンションから逃げた人がいました。そんなマンションにならないように、みんなで災害を乗り越えられるような自主防災組織や人材育成が必要だ」「個人情報保護法の運用が、援助をしづらくしている」というご意見もいただきました。

草津市では、今までマンションに特化した防災講座はなかったというお話を聞きました。そんな状態の中、大路学区の小学生の9割はマンション住まいだといいます。南草津駅周辺もマンションが多く、同様な状態だと思います。
今回のセミナーがきっかけになり、マンションの防災についての関心を少しでも高めることができたらよかったな、と思っています。



集改センターの「マンションの防災力をアップしよう!」その1

2016-11-11 15:36:39 | 集改塾

11月5日、NPO集合住宅改善センター(略:集改センター)主催「マンションの防災力をアップしよう!」というセミナーをフェリエの5階、大会議室にて行いました。



参加した人は、草津市の自治会に加入してないマンション、加入しているマンション、その他、市外からは管理組合法人のマンションや大阪のマンション連合会に加入しているマンションの方など、いろんなマンションの方が来られました。参加した年代も子育て世代から高齢世帯の方と幅広く、また、マンション防災について勉強したいという方まで、多種多様な方にご参加していただきました。当日参加の方もおられ、準備していた資料もなくなり、スタッフのものをお渡しするほど。
 また、運営には草津市の防災士会や防災おにぎり委員会の人たちにもご協力いただきました。



設立して14年、今回初めて、子育て世代の方も意識したセミナーを行いました。10分の講座を2つにして、あとの時間は、皆さんで震度7の地震発生後5時間と3日後の食事とトイレについての話し合いをしてもらいました。炊飯袋で炊いたご飯の試食やジャンケンゲームなどを入れた休憩時間も2回取りました。が、驚いたことに、2回の休憩時間に席を立つ人はほとんどなく、皆さん、ずっとお話をされていました。



トイレはビニール袋とゴミ箱で簡易トイレを作るとか、おむつや車の携帯トイレを使う。食事はおやつで代用するとか、水の確保は元気な者が担うなど、いろんなアイデアが出ていました。いずれにしても、防災を考えるきっかけになってよかった、マンションではお互いが助け合うコミュニティが大切だ、という感想をいただきました。
 また、参加者同士で名刺交換をするなど、新しい出会いもあったようです。今回のセミナーが、人と人とのつながりのきっかけになれば幸いです。