四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その117)ネット歌会

2024年01月31日 05時43分53秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その117)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き初める 薄紅梅」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆1月に卯月の気温 庭の梅 覗けば蕾ほころびそうな
                         西BOOさん
★ぼこぼこと紅梅の咲く陽だまりに春の訪れ背伸びして待つ
                         夕庵さん
梅蕾 春を待ちつつ 殻を割り はじけ飛ぶよな ポップコーンのごと
                         西BOOさん
★好々爺 カラスの頭脳を褒めながら 歯抜けのもろこし並べてをりぬ
                         夕庵さん

☆寒の夜はぶり大根を炊きましょう あなたの好きな七味効かせて
                         夕庵さん
★おでんの具 昔はすじ肉より取りし 今は大根 苦味に満悦
                         西BOOさん
★白菜の収穫終えし菜園に 悩まし形の大根もあり
                         夕庵さん
★亡き父と大根収穫 二股で「これ男の子」ニタニタ笑う
                         西BOOさん
★恥ずかしげに白き大根足合わせ悩まし姿にシャッターを切る
                         夕庵さん

☆大寒の音なく氷雨に変わる夜は湯たんぽ抱きてねむる幾夜さ
                         夕庵さん
★湯たんぽよ はるかなる日よ ぬくぬくと しあはせ数多くれし母さん
                         みっちっち
★ぬくぬくの布団に眠るしあわせを 申し訳なく幾度と目覚め
                         夕庵さん
★ぬくぬくの猫の可愛さ思ふ時 被災の猫はいかに生くるや
                         みっちっちさん
★生きのびて野良になるとも軒下に身をかくしつも たくましき顔
                         夕庵さん
★軒下に命をつなぐ猫なれば 能登はやさしや 土までもとや
                         みっちっちさん
★猫とても環境かわれば顔の相 険しくなりて身構えている
                         夕庵さん
★被災地の人も環境変はりたり せめて気持ちは優しくあれと
                         みっちっちさん
★被災地に月も出でぬか 星さえも重たい雪が今日も降り積む
                         夕庵さん
★清らなる真冬の星は ことのほか 被災地に降れ すばるの煌めき
                         みっちっちさん
★親元を離れて受験の能登の子にやさしい光を冬のオリオン
                         夕庵さん
★被災地の受験の子らへ 流れ星 希望新たに歩む春をと
                         みっちっちさん
★このたびの入試全員合格と笑顔に雪も溶けゆくものを
                         夕庵さん

★能登の子よ 大きな試練は君たちの未来にきっと生かされるはず
                         夕庵さん
★アルバムは泥まみれでも 能登の子の 希望は高く 青空超へて
                         みっちっちさん
★アルバムは人の歴史を物語り 笑顔よければ良いほど悔し
                         夕庵さん

     「咲き初める蝋梅」

☆さよならと氷雨の窓になぞりたる最終バスのビロードの席
                         みっちっち
★ポケットの冷たい鍵の重かりし氷雨降る町バスを待つ身に
                         夕庵さん
★あたたかき君のポッケに手を入れて氷雨の京をふたり歩きし
                         みっちっちさん
★ポケットに結び合う手の温かさ この温もりに溶けてゆきそう
                         夕庵さん
★結び合ふ 我の環指へ 永遠の リングをはめし 君の求婚
                         みっちっちさん
★記念にとハワイで求めし「ペリドット」パワーストーンなる緑の輝き
                         夕庵さん
★永遠の愛を誓ひて 宝石は 求婚の夜の星の輝き
                         みっちっちさん
★見上げればオリオン星座はあのあたりチカチカ光る永遠のきらめき
                         夕庵さん
★天上に 酒枡星は あのあたり 亡父と酌みし酒を献盃
                         みっちっちさん
★枡酒に塩なめながら酔うほどに八代亜紀(やしろ)の歌を口ずさむ男(ひと)
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き盛る 黄水仙」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その117)

2024年01月31日 05時43分16秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その117) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き初める白梅」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】3日程前の暖かい気温の日を詠ませて頂きました。
☆一月に卯月の気温 庭の梅 覗けば蕾ほころびそうな
【詞書】自民党の裏金問題を詠ませて頂きました。
☆裏金を解散で意味すり替える こんな政府を解散すべし
【詞書】天気予報で北陸に大雪警報が出たことで詠ませて頂きました。
☆北陸に大雪警報 震災で残りし家の無事を祈らむ
                          西BOOさん
【解説】
 追加の出詠歌も含めて、三首拝受いたしました。
 「庭の梅」「裏金」「北陸に大雪警報」と、今現在の関心事を丁寧に詠んで
 頂き、世相が俯瞰できますね。
 一首目は、温かい気温に誘われ梅の蕾がほころびそうと、大寒の中で春を
 待つ想いが率直に詠まれ、良く分かる歌となっています。

 二首目の歌、長年にわたって繰り返されてきた裏金をめぐる「腐敗システム」。
 その実態解明が必須でもあるにかかわらず、
派閥解散で無かったものにする
 手法は詠われているように
「問題のすり替え」そのものですね。
 本来であれば、詠われている通り「政府を解散」、もしくは総辞職する
 相当する事案と考えます。

 このような事件の核心に迫る社会詠をタイムリーに詠むことは、詩人の
 役割としても必要な表現と思います。
 三首目は、皆さん共通の想いと思います。被災された酷寒の地に、さらに
 大雪が降る酷さを想い、家と人々に「無事を!」と祈りたいと思います。

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語
  の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・
  地名からヒントをもらい詠みます。今週も源氏物語巻名歌から2首、
  紫式部集より1首の計3首提出します。
註)源氏物語巻名歌・2空蝉(うつせみ)
  歌の背景
  光源氏十七歳。空蝉の残していった小袖の元で休もうとするが、
  源氏は眠れず、歌を詠みます。空蝉は、夫を持つ身として源氏を
  受け入れられない耐えがたい思いを 、源氏が歌を書き贈ってきた
  紙の片端に記すのです。
 〇空蝉の 身をかへてける木のもとに なほ人がらのなつかしきかな 光源氏
 〇空蝉の 羽に置く露の 木隠れて 忍び忍びに 濡るる袖かな   空蝉
【作者返歌】
☆空蝉の 想いはいずこ 遠き空 夢で遭いたい なつかしき人
☆空蝉の 忍ぶ恋こそ 巡り会い 人の情念 河のようにも
【参照】
 空蝉~蝉の抜け殻の様子から、古来よりむなしいさま、はかないさまの
 例えとして使われる また短歌の枕詞としても活用される。
註)紫式部集・2 
 〇鳴きよわる まがきの虫も とめがたき 秋の別れや かなしかるらむ
【作者返歌】
☆思い出の 二人歩いた 海岸を 秋の別れと さびしく歩く
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 「空蝉」と「光源氏」のそれぞれの歌への返歌、そして「紫式部」の歌への
 返歌を詠んでいくという、難しい道のりを歩み始めた作者にエールを送り
 たいと思います。
 大塚ひかり氏等の説によると「空蝉」のモデルは、紫式部自身とのことですね。
 一度の逢瀬で光源氏にとって忘れ得ぬ女性となり、夫の死後屋敷に迎えられた
 方は、この物語においては他に存在しませんのでそれだけ大切な方と考えます。
 そんな前提で物語と返歌を味わうと、状況が少し鮮明になります。
 二首目の空蝉の返歌。羽に付いた露が木に隠れて見えないように、私も密かに
 涙で袖を濡らしておりますよ、と詠った空蝉の哀しみの深さが偲ばれます。
 そんな空蝉が脱ぎ捨てた着物を見つめた光源氏。その立場にたつて返歌を
 詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★空蝉の 涙で濡れる袖みつめ 今宵は偲び泪かさねる
 三首目の「二人歩いた 海岸を」の状況設定がいいですね。一気に現代版と
 なりましたね。

     「陽だまりに咲く薄紅梅」

【詞書】クロード・モネ
☆水面(みなも)の画家は光を求め
       思ひ描くまゝ
  霧の中も
     闇も
【詞書】YouTube短歌:休日 シベリウス「樅の木」を聴いて

☆何ノ予定モ無イ日ハ
 何カ予定ヲ作ロウトシテイル
      執着カ?
                          自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 一首目は、上野の森美術館の「モネ 連作の情景」を観てきました。
 水面が、光で輝く一瞬の情景を描こうとしている様に、連作を見て
 思ったので。
 二首目は、その日は、お昼までにゴミを出す以外に何の予定も無いので、
 とりあえず古文を読んで、シベリウス: 5つの小品 樹木の組曲 から
 第5曲 「樅の木」を聴いていていました。午後から何をしよう?と
 考えた時、昔は、忙しく休みが少しでも欲しいと思っていました。
 そう言う境遇になった時、これが憧れていた休日なのか?そう言う時、
 動く事が習性になったのか?と思いました。
 11月なのに、最高気温が20℃を上回るとニュースで言っていて、
 天気までおかしくなっていて、珍しく予定を立て、その通りに行動して
 みる事にしました。「そもそも一期の月影かたぶきて、余算、山の端に
 近し」(方丈記 自分の寿命が尽きようとしているの意)への執着か?
 と、カタカナでコンピューターによる無機質的打ち出し表現にしています。
 シベリウスを下記URLに貼付していますので、御覧戴ければ嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/4f8b6536113c3d63de3b9f669ff90de2/?cid=25b98705961fd12dd260867ef1e7317b&st=0
【解説】
 一首目の歌、当時としては革新的な表現手法の一つであったモネの
 「連作」を、「水面が、光で輝く一瞬の情景を描こうとしている」と
 解説されたのは、作者の卓見と感じました。
 当初は風景として描かれていた「睡蓮」は、次第に視線が水面に集中して
 いったのは、モネ自身の視覚障害も関係しているかも知れませんね。

 それにしても300点も睡蓮を描いたモネを突き動かした、本来の動機と、
 深層の想いを知りたいですね。
 詠われているように「霧の中も 闇」の中から、障害を越えてモネ自身
 が「光を求め」た結果とも感じられます。
 二首目の歌、短歌説明にもありますようにシベリウス「樅の木」は
 「樹木の組曲」の5番目の曲でしたね。曲には北欧の雪深い大自然の中で、
 しっかりと大地に根をはった、樅の木のもつ強く静かな生命力が感じられます。
 詠まれている「執着カ」は、「一期の月影かたぶき」まさに燃え尽きる、
 その時の、命の輝きゆえのではないでしょうか。私達に残された大切な日々は
 決して短くは無いと思いますので、大いに「予定ヲ作」ってエンジョイして
 参りましょう。そんな想いにしてくれる歌と考えます。

【詞書】夜明け前、目が覚めると部屋に白い霞のようなものがふわりと
  流れているように見えました。まるで雲の中にいるような錯覚を
  覚えました。
  最近の天災や訃報の多いなか、心を痛めていた心情のせいかも
  しれませんが、不思議な体験でした。
☆大寒の夜明けの部屋に流れるは黄泉へ誘う雲かと覚ゆ
☆大寒の音なく氷雨に変わる夜は湯たんぽ抱きてねむる幾夜
☆寒の夜はぶり大根を炊きましょう あなたの好きな七味効かせて
                          夕庵さん
【解説】
 詞書にもありますが「最近の天災や訃報の多いなか、心を痛めて」鬱々の
 日々を送っておられる方は、私たちの周辺にも多いと感じられます。
 一首目の歌は、そんな心情を反映した歌かと思いますが、黄泉への誘いは
 キッパリとお断りしましょう。そして、岡本かの子の詠われるように
 「いよいよ華やぐ命」を燃やして参りましょう。
 二首目の歌は、冬の寒さと、その寂しさを「音なく氷雨に変わる夜」との
 上の句で繊細に表現しています。その寒さに耐えるために湯たんぽを
 抱いて眠る様子も描かれていますが、人の温もりをも求める想いが「幾夜」
 の語に込められていると感じるのは深読みでしょうか。
 また、表現に古典的な情趣も感じさせる韻律の整った味わいのある歌と
 考えます。
 三首目で詠まれた「ぶり大根」のお味は、一度味わってみたいものと感じます。
 「七味効かせて」がまさに効いていますね。


     「白い山茶花」

【詞書】昔日の思いを三首、詠んでみました。
☆さよならと氷雨の窓になぞりたる最終バスのビロードの席
☆氷紋(ひょうもん)の窓を見つめて 君のこと 連結音の美(は)しきリズムよ
☆しあはせを逃さぬやうにマフラーを 鼻まであげて 君を想へば
                         みっちっちさん
【解説】
 「昔日の思い」を綴ったラブストーリーの三首。上質なドラマを見る
 想いで鑑賞させて頂きました。
 特に一首目は、最終バスの最後尾の窓に書いた「さよなら」の文字は
 すぐに消えていった文字でしょうが、楽しかったひと時への感謝も籠めた
 思いのたけを表した言葉だったとも感じられます。
 それは、青春の一瞬の輝きでもあったでしょうが、いつまでも鮮明に残る
 忘れがたい一齣でもあつたことと思います。そんな想いを温め続けられる
 方は、幸せな方でもあろうかと思います。それはきっと詩人の核を創って
 いく想いでもあると考えます。大切に温めていくことをお勧めします。
 実際の状況は異なっているかも知れませんが、私の推測した想いで書かせて
 頂きました。いずれの歌も、素敵で深読みしてしまいました。

【詞書】昨年12月、里の帰りに京都によりました。何と❗紅葉がとても
  素晴らしくひねり過ぎて((笑))うまくまとまりません。
  違う角度から辛うじてまとめました。
☆古都・京都
   紅(べに)のモミジに 抱かれて
         友と歩いた 遠き日思う 
☆古都・京都
   平定願い 将軍塚
       鎧・兜を 五山の郷に 
                         クロママさん
【解説】
 里帰りの際に京都の紅葉を見て来られたとのこと。220本のモミジが
 庭園を真っ赤に染め上げる「将軍塚青龍殿」は、京都市街を一望できる
 眺望と共に感動も一入だったと思います。
 この庭園は、一首目の歌に「紅(べに)のモミジに抱かれて」と詠われて
 いるように絶好の紅葉スポットで、ありし日の友との語らいを思い出す
 懐かしさに溢れていたことと思います。
 二首目の歌は、桓武天皇が京の地を都と定める際に、土の将軍の人形に
 甲冑を着せ、弓矢をもたせ、京都のほうに向けてこの地に埋め、平安を
 祈願したと伝わる故事を詠んだものと考えます。
 説明調を和らげ少し添削してみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★京の地の平安祈る将軍塚 もみじ燃えつつ都守るや

【詞書】「太陽の光 キターッ!」って言ってそう “SLIM”復活 現地は
  “夕方”関係者の予測通り!公転により西からの太陽光が当たって、
  月面探査機“SLIM”が電力復活!バンザーイ!🙌ロボット探査機
  “LEV-1“”LEV-2(SORA-Q)”も活動して画像が送られたりしました。
  今後の天界が楽しみです!
☆平安の人も見上げた月の上
     令和に働く日本の探査機
☆「太陽の光 キターッ!」って言ってそう “SLIM”復活 現地は“夕方”
【詞書】2019年7月18日から4年6ヶ月と7日(1652日)、1月25日に京都
  アニメーション放火殺人事件の判決が出されました。関係者には
  辛い4年半余りだったかと思います。一ファンとしてTV等で経過を
  追いましたが、予測はしていましたがいざ下ると、遺族の方の
  どなたかが仰ってましたが「亡くなった人は帰ってこない」悲しさと、
  いまだに苦しむ負傷された社員の方々の気持ちなどを思うと、やはり
  やりきれない気はします。弁護側から控訴されたらしいから、二審が
  あるのだろうけれど、再び同じ判決が出たら従って欲しい…という
  気がします。被告本人はまだ言いたいことがあるらしいけど…。
  (控訴と聞いてからもやもやが収まりません…。それが法治国家で
  ある日本ゆえなのは100も承知ではありますが…)
☆判決の重さは 36名の命と
        多くの人の人生
                         ちがやねこさん
【解説】
 「SLIM”復活」と、「京都アニメーション放火殺人事件の判決」と
 難しいテーマに切り込み、溢れる想いを籠めて詠って頂きました。
 一首目、二首目の歌は前回可能性を示唆して頂きましたが、予測通り
 「電力復活!」しましたね。ミッションの継続が可能となり、関係者は
 もとより、私たちにとっても、まさに「バンザーイ!」ですね。
 そんか喜びが歌から響いてきます。「平安」と「令和」の対比も
 面白い発想ですね。
 三首目、判決は遺族の方々、さらに「いまだに苦しむ負傷された社員の
 方々の想い」を汲んだものと理解しましたが…、「控訴」の事実には
 納得できない方は多いと考えます。一瞬にして36名の夢や未来を奪った
 所業は、どんな理由があっても許されないものと思っています。
 これからもよろしくお願い致します。

☆枯野にも微かに兆す浅みどり 花なき大地に惑う冬蝶
                         ポエット・M
【解説】
 この歌では、枯芝に覆われた草原の陽だまりに微かに萌える浅緑の
 存在に目を止めてみました。その芽生えたばかりの緑の、はこべらの
 上に冬蝶が惑うように舞っていました。未だ花開くには遠いはこべら
 ですが、冬蝶には一縷の望みをもって訪ねるに値するものに見えた
 のではないでしょうか。
 未だ厳しい冬の季節に微かに兆す春を求めて、まどいながらも生きる
 冬蝶の姿。痛々しさをまといながらも健気に舞う姿に惹かれて詠んで
 みました。
 
     「咲き初める河津桜とメジロ」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(24)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
6.「短歌の章」 家のノラ猫(1)

   時たがへず厨戸に来るノラ猫を
           妻はいたはりて餌をあたえをり
            
   我が家の季陵とノラを名付けたり
           草群より身を起こし我に近づく

   おそらくは捨てられし飼い猫ならむ
           餌やれば むさぼらず妻に身を寄せむとす

【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 文字数制限により割愛致します。

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますので、ご容赦願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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