四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

藍いよいよに

2020年06月07日 13時21分52秒 | 日々の歩み
 先月、5月25日、全国で緊急事態宣言が解除され、新型コロナ第一波が去ろうとしていましたが、
今週になって、小池都知事は「モニタリング指標などを総合的に勘案して」と、東京アラートを
発動しました。



 また、今後再び感染が拡大した場合、6月1日に「ステップ2」に移行した休業要請の段階的緩和が、
「ステップ0」へ逆戻りする可能性もあると会見では言われていました。

 私も、業務がテレワークになじまないこともあり、自宅待機が続いていましたが、今月1日から勤務も
ほぼ平常に戻りました。しかし、街の賑わい、駅の過密化等通勤状況も含めて不安は拭えて居ませんので、
勤務終了後はまっすぐ帰宅するよう心がけています。

 また、「東京アラート」が発令されて初の週末となった昨日、有数の歓楽街、新宿・歌舞伎町では、
多くのマスク姿の人々が行き交い、にぎわいが戻り始めていたようです。

 勤務の合間に、依然として細君と共に近隣の遊歩道や、海岸道路への散歩を続けていますが、
遊歩道の周辺には、例年より早く紫陽花が「正に旬」の輝きを見せています。
また、夏の花、立葵、朝顔、ブーゲンビリア、ハイビスカス、高砂百合等も咲き初めています。



こんな日々に詠んだ短歌を載せさせていただきます。
 ☆ 爪研ぎて政治の闇に切り込みし かのジャーナリズムは遺構となるや
 ☆ 巣ごもりに耐えて凌ぎし日々なれど 暮らし壊るる人らあまたに
 ☆ 沖縄の海埋め立てに二兆円 コロナに倒るる人ら思えり
 ☆ 布マスク質より量と指示ありと 何時ものことと怒りもわかぬ



 ☆ コロナ禍に籠りし部屋に響きたる さえずる鳥も ま近に迫り
 ☆ 故郷は近くにあるも遠きもの コロナ縛りに行くも叶わぬ
 ☆ 五月晴れ 海岸道路に人あふれ コロナ籠りも二か月を過ぎ
 ☆ コロナ禍に澄み渡りゆく空のもと 自粛疲れの人ら繰り出す
 ☆ 新緑の果てに広がる五月晴れ ひばりも舞いて鬱を払えり
 ☆ コロナ禍に静かに笑みて対峙する 変わらぬ日々に覚悟秘めもつ



 ☆ 新緑の木洩れ日浴びて紫陽花は 藍いよいよに深く冴えゆく
 ☆ 花しょうぶ咲きたる水辺訪ねゆき今年は会えぬ友のいくたり
 ☆ ジョギングとスクワット重ねコロナ禍を 凌ぎしのぎて解除の日へと
 ☆ ヨシキリの初音聴きたるこの夕べ コロナ禍明ける明日を思えり
 ☆ 紫陽花は風のゆくえに傾きて梅雨に間のある岬をうめる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする