四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

ひと日の花の

2019年09月01日 20時31分39秒 | 日々の歩み
本日、9月1日は「防災の日」ですが、1960年の9月1日、内閣の閣議了解によって制定されたとのこと。
この日付になった理由は、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんだものだと言われています。

実際に「防災の日」制定の大きな決め手となったのが、1959年9月26日和歌山県紀伊半島に上陸した
「伊勢湾台風」とのこと。
なお、この伊勢湾台風は、台風災害として明治以降最多の死者・行方不明者数5098人に及んだと
言われています。

昨今、日本で起きている台風は凶暴化の一途をたどっており、昨年9月、西日本を襲った台風24号は、
伊勢湾台風を凌ぐ高潮を記録し、大阪湾をはじめ各所で大きな被害を受けたことも私たちの記憶に
新しいことです。
私たちも、今日の「防災の日」にあらためて、災害への備えを考えてみたいと思います。

この日、三浦半島一周のドライブに細君と出かけてみましたが、夏空に覆われた三浦海岸をはじめ、
走水、多々良浜等の海水浴場は、夏休み最後の休日を楽しむ家族ずれで、にぎわっていました。

また、いつもの遊歩道を巡ってみましたが、ゆく夏を惜しむかのように酔芙蓉、デュランタ、
ひまわり、サルスベリ等、晩夏を彩る花が咲き競っていました。
これらの花のデジイチスケッチしながら、季節の移ろいをしみじみ感じた次第です。
落日とともにあかねに染まる空のもとで、酔芙蓉がその花弁をくれないに染める瞬間を
眺めることができました。



そんな瞬間を短歌に詠んでみました。
  ☆落日の思いも汲むか 酔芙蓉
       ひと日の花の 極み飾るは


コメント
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