四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

五月の薔薇 ヴェルニー公園

2019年05月15日 20時14分13秒 | 日々の歩み
令和元年が始まった五月。過日、細君と「五月の薔薇」を求めてヴェルニー公園に
立ち寄ってみました。まもなく「ローズフェスタ」も予定されているようですが、
園内の薔薇は既に満開の状況になっていました。



今回は他の訪問地の帰りに、ついでに立ち寄った為デジイチのカメラのレンズは
マクロ系しか用意がなかった為、背景をぼかして薔薇を強調する写真は取れませんでした。
なお、公園では、フランスの品種を中心とした130種類・約2,000株のバラが、
旬の花時を迎え艶やかに咲き競っていました。





正に「ああ五月の薔薇よ!」の台詞そのままの情景が、そこかしこにあふれていました。
この台詞はウイリアム・シェークスピアの戯曲「ハムレット」で唄われ、あまりにも有名ですが…。
ここで唄われた薔薇は、はかない命の象徴として登場しています。しかし、園内に咲く薔薇は、
あふれるばかりの生気を放ち、命の賛歌を奏でているかに見えました。





横須賀ヴェルニー公園について少し触れますと…。 この公園は、平成13年にフランス式庭園様式を
取り入れ、再整備が行われました。園内には、フランス人技師ヴェルニーと、幕末の勘定奉行、
小栗上野介忠順の胸像や、広場を囲みフランス式花壇や噴水、洋風あずまやなどが設けられ、
海辺のボードウォークとの絶妙なコントラストを成し、素敵なバラ園を演出しています。





また、この公園にはプリンセスミチコ、ゴールドバニー、シャルルドゥゴール、ピース(平和)、
希望と言ったメジャーな薔薇と共に、 日本の伝統的な色調と趣を持つ「禅」という名の希少品種も
あります。さらに「ローズ横浜」、「鎌倉」と言った神奈川県にちなんだローカル品種もあり、
薔薇園としても見ごたえがあります。これらの薔薇に魅せられて夢中でシャッターを
押し続けてしまいました。







細君には撮影の合間、置いてけぼりの状況にしてしまい、本人は何も言いませんでしたが
反省しきりです。未だ一つのことに集中すると他を省みれない未熟者の域を出ていない私ですが…。
このほか、横須賀市の姉妹都市となっているフランスのブレスト市があるブルターニュ地方の明るく、
活気ある港町のイメージのカフェレストラン・コルセールもあります。







コメント
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