四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

美しく逞しかった「なでしこジャパン」

2011年07月18日 20時01分42秒 | コンサート
 120分を戦い抜いた美しく逞しかった「なでしこジャパン」。
このワールドカップは「耐えて、耐えて、W杯を手にすることができた」との
佐々木監督の言葉が全てを表していると感じました。
 しかも「フェアープレー賞」に値する誇り高い品格をもったプレーを全試合通して
貫いたことは、優勝に一陣の風にも似た爽やかさを添えてくれました。

 熊谷のPKがゴールネットを揺らした瞬間、世界の頂点が決定した瞬間でもありました。
Jリーグの男子サッカーに比べても経済的にも、環境的にも厳しい中で技を磨き懸命に
精進してきた長い道のりが、世界のひのき舞台で実を結んだ瞬間でもありました。

沢のワールドカップ5得点は文句なくMVPの活躍ですが、GK海堀の活躍は文字通り
世界の守護神でもありました。
彼女の活躍抜きには世界の頂点は達成できなかったのではないでしょうか。そして、
彼女を支え切ったライバルたちのピッチ外の活躍も含めて…。

世界を制した乙女たちの歓喜の叫びは、大震災と原発事故で打ちひしがれた日本人の
魂にも響き渡り、心強いエールとなったことと思います。
復興へ心を一つにして取り組む日本の象徴として、今回の偉業を心から讃えたいと
思っています。
コメント
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